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学生時代の部活やお弁当で食べた思い出のある人も多いであろうおにぎり。
皆さんは、おにぎりにまつわる思い出はありますか?
一口におにぎりと言っても、形・具・食べるシーンなどは、家庭や地域によって様々ですよね。
実は、そんな地域独自のおにぎりを集めた百選が存在するのです。
それが、今回ご紹介するふるさとおにぎり百選!
今回は、おにぎりの歴史からふるさとおにぎり百選の詳細からおすすめのご当地おにぎりまで、おにぎりについて深掘りしていきます!
おにぎりの歴史
今や日本中で当たり前に食べられているおにぎりですが、その起源は弥生時代にまで遡ります。
石川県の杉谷チャノバタケ遺跡から、真っ黒に炭化したおにぎりの化石が見つかりました。
このおにぎりの化石は、正式には「粽状炭化米塊(ちまきじょう たんか まいかい)」と呼ばれており、名前からも分かる通り、ちまきに近いものだそうです。
現代のおにぎりとは少し違いますが、おにぎりのルーツとなるものが約2000年も前から存在していることに驚きますよね!
平安時代には、『源氏物語』の一節にも「屯食(とんじき)」という名前でおにぎりが登場します。
鎌倉時代には持ち運びやすさなどの点から携帯食として食べられるようになり、1221年の承久の乱の際には、京都に攻め入る武士たちにおにぎりが配られたという記録も残っているそうです。
江戸時代になると、現代と同じように仕事や旅行に持っていく軽食感覚で、庶民の間で広く食べられるようになりました。
おにぎりは日本の歴史とともに歩んできた伝統食ということが分かりますね🍙
おにぎりの日
日本で昔から食べられてきたおにぎりですが、皆さんは「おにぎりの日」が存在することをご存知でしょうか?
「おにぎりの日」は、6月18日。
「米」という漢字を分解すると漢字の十と八になることから、毎月18日が「米食の日」に定められています。
そして、日本最古のおにぎりが発掘された石川県の鹿西(ろくせい)町(現在の中能登町)が、町おこしのために鹿西の「ろく(6)」からとって6月に制定しました。
皆さんも「おにぎりの日」には、ぜひ家で自分の好きなおにぎりを作って、食べてみてください!
ふるさとおにぎり百選の選定について
それでは、ふるさとおにぎり百選について詳しく見ていきましょう!
ふるさとおにぎり百選は、1986年に当時の食糧庁(現在の農林水産省総合食料局)が、ふるさとおにぎり百選審査委員会と共同で選考した百選です。
地域独自のおにぎりや混ぜご飯を全国から公募し、その中から132点が選出されました。
おにぎりの百選と名付けられていますが、おにぎりの形状でない、寿司や混ぜご飯なども選出されていて、味以外でも地域ごとの特色が出ているのがポイントです!
百選と名付けられているにも関わらず、100点以上が選定されていることから、それだけ伝統的で、かつ美味しいご飯料理が日本に存在するということが分かりますね!
選出のきっかけは、農林水産業と食に関する国民の理解を深め、もっと農林水産物を食べてもらうことを目的に、毎年開催されている「農林水産祭」が第25回を迎えたのを記念して、特別展示「ふるさとおにぎりまつり」が実施されたことです。
このように、ふるさとおにぎり百選は、日本の食べ物を大切に食べていこうという想いが込められた日本の大切な百選なのです!
おすすめのご当地おにぎりを3つピックアップ!
たくさんのご当地おにぎりが選出されていますが、今回はその中でも特におすすめの3点を取り上げてご紹介します!
➀はらこ飯(宮城県)

1つ目は、宮城県のはらこ飯。
宮城県には、多くの河川があり、白サケ類の漁獲量が全国トップクラスです。
また、100年以上も前からサケの人工孵化放流事業に力を入れており、昔からサケの増殖・保護活動が盛んに行われています。
このようにサケが名産の宮城県の郷土料理の中でも、特に有名なのが「はらこ飯」。
サケの煮汁・だし・しょうゆなどで炊いたご飯の上に、サケの身といくらを乗せた料理です。
「はらこ」とは、サケのお腹にいる子、つまりいくらを指します。サケといくらをのせたご飯料理で、親子丼のようなイメージですね!
その歴史は古く、戦国時代以前から漁師飯として食べられており、伊達政宗にも献上されたことがあるそうです。
旬はサケが産卵のために川を遡上してくる秋頃で、家庭料理として食べられているだけでなく、お店でも提供されています。
サケの旨みを余すことなく贅沢に味わえる、宮城伝統のはらこ飯をぜひ一度食べてみてください!
はらこ飯レシピ:https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/harako_meshi_miyagi.html
➁朴葉寿司(岐阜県)

2つ目は、岐阜県の朴葉寿司(ほおばずし)。
朴葉寿司は、朴葉というモクレン科の木の大きな葉で、酢飯を包んだ岐阜県の郷土料理です。
川魚の甘露煮・酢鯖・錦糸卵・紅生姜などを酢飯にのせた彩り豊かなものや、シンプルに酢飯にミョウガを混ぜ込んでさっぱりとした味わいに仕上げたものなど、包む酢飯のレパートリーは様々。
使う具材・作り方・見た目などに地域や家庭ごとの違いが見られる点も特徴の1つです。
朴葉に含まれる「ヒノキチオール」という成分には殺菌効果があり、現代のラップで包んだおにぎりのように手を汚さずに食べることができるという便利さから、農作業などの携帯食として作りはじめられたそう🍙
5月〜8月にかけての初夏が旬で、朴葉の若葉の色と新鮮な香りを楽しむことができます。
岐阜県を訪れた際は、お店や地域ごとの朴葉寿司を食べ比べしてみてください!
朴葉寿司レシピ:https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/38_1_gifu.html
関連記事
岐阜県豆知識🔎:岐阜県初夏の風物詩「朴葉ずし」
③わかめむすび(山口県)
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3つ目は山口県のわかめむすび。
家で作ったり、コンビニで売られていたりするおにぎりでも、定番のわかめおにぎりですが、山口県のわかめむすびは見た目も味も食感も一味違います。
山口県のわかめむすびは、わかめをご飯に混ぜ込んで握るのではなく、白いご飯を握った後に周りに干しわかめをまぶして作るのです。
そのため、真っ黒でふわふわとした特徴的な見た目をしています。
日本海と瀬戸内海の恩恵を受け、海産物で有名な山口県では、とれたてのわかめを海岸沿いに吊るして干す風景が春の風物詩にもなっています!
一般的なわかめおにぎりは、塩気の効いた乾燥わかめを入れるため、少し硬めの食感ですが、山口県の春どれのわかめは新芽で、柔らかい食感が特徴なのだそうです。
作り方も簡単なので、ぜひお家でわかめむすびを作ってみてください!
わかめむすびレシピ;
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/43_4_yamaguchi.html
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山口県豆知識🔎:見た目に驚き!山口伝統「わかめむすび」の秘密
おわりに
いかがでしたか?
この記事を通して、ふるさとおにぎり百選と各地域のご当地おにぎりの魅力を少しでも知っていただけていたら嬉しいです🍙
地元が違う人と話すときにご当地おにぎりの話題を出しても楽しそうですね!
おにぎりは誰でも簡単に作ることができるのも魅力の1つ。
皆さんもぜひ自分の地域のふるさとおにぎり百選や他の地域の気になるおにぎりをチェックして作ってみてください!
それでは、また次のニッポンの百選記事でお会いしましょう👋
「ふるさとおにぎり百選」一覧
北海道・東北地方
北海道:開拓おにぎり・バター焼きおにぎり・こんぶ巻きずし
青森県:菊かおり(菊めし)・こんぶ巻きずし・ごまめし
岩手県:ふきおにぎり、ばくろうまんおにぎり、押し麦入りおこわおにぎり
宮城県:クルミ入り柿の葉おにぎり、しそわかめ入りおにぎり、はらこ飯
秋田県:だまっこもち・山菜の巻きずし・赤ずし
山形県:たんぽもち・笹巻(祝巻)・うこぎごはん(うこぎの切りあえ)
福島県:五目笹巻・ほっきめし・山菜あじふかし
関東地方
茨城県:焼き餅・里芋飯・栗ごはん
栃木県:ばんだい餅・五目めし・ゆでもち
群馬県:きび赤飯・めしやきもち(おやき)・秋葉講(火伏の神)まぜごはん
埼玉県:かてめし
千葉県:房総の太巻きずし
東京都:島ずし・はんばごはん
神奈川県:御難おにぎり・鶏めしおにぎり・さくらおにぎり
甲信越・北陸地方
新潟県:ちまき・けんさ焼き・笹ずし(わらじずし)
富山県:朴葉めし・さばの笹ずし
石川県:押しずし・笹花ずし・柿の葉ずし
福井県:ほうば飯・鯖のなれずし・鱒ずし
山梨県:百万遍・人参めし・やわいもごはん
長野県:すがり(地蜂の子)ご飯・五平もち・謙信ずし(笹ずし)
東海・近畿地方
岐阜県:五平餅・朴葉ずし
静岡県:菜めし・ぼくめし・桜えびごはん
愛知県:奥三河の五平餅・合戦むすび・お精霊めし(さくらめし・たまりめし)
三重県:めはりずし・紀州の祝いずし・てこねずし
滋賀県:鱒のはやずし・宇川ずし
京都府:筍寿し・ふき俵・苗めし
大阪府:押しずし・鯛めし・ひなずし
兵庫県:黒まめごはんおにぎり・こけらずし・梅ごはん
奈良県:目張ずし・なれずし・柿の葉ずし
和歌山県:めばりずし・サイラの鉄砲ずし・なれずし
中国・四国地方
鳥取県:大山おこわ・がにめし・い貝めし
島根県:箱ずし、ゆずのきりたんぽ、しげさおこわ
岡山県:ままかりずし・備前のばらずし・蒜山おこわ
広島県:コウタケのむすび、磯がきずし、松茸ごはん
山口県:わかめむすび・お茶の葉おにぎり・岩国ずし
徳島県:わかめおにぎり・すだちおにぎり・お茶ごめ
香川県:カンカンずし・鯛めし・竹めし
愛媛県:夏かんずし・おたま・かにめし
高知県:こけら・田舎ずし・あわびめし
九州地方
福岡県:鬼の手こぼし・柿の葉ずし・かなぎご飯
佐賀県:須古ずし・あげまきばらずし・かに飯
長崎県:里芋めしのおにぎり・鯨の炊き込みご飯おにぎり・鶏飯のおにぎり
熊本県:南関揚げ巻きずし、このしろの姿ずし・高菜飯
大分県:しいたけめしのにぎりめし・山菜おにぎり、たかなずし
宮崎県:しいたけずし・とうきびごはん・冷や汁
鹿児島県:鶏飯・酒ずし
沖縄県:かぼちゃのミスジューシー・カーサおにぎり・田芋入りクファジューシー
参考
味の素「11月24日は「和食の日」~和食文化の原点を探る 「おにぎり」と日本人の心」
https://story.ajinomoto.co.jp/history/005.html
おにぎりJAPAN
https://www.onigiri-japan.com/archives/3964
weblio辞書
https://www.weblio.jp/content/%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%A8%E3%81%8A%E3%81%AB%E3%81%8E%E3%82%8A%E7%99%BE%E9%81%B8
日本百選 都道府県別データベース
https://j100s.com/onigiri.html
公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構
https://www.komenet.jp/onigiri100/event/onigiri/index.html
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