- エリアトップ
- 地域を楽しむメニューを閉じる
- 地域を知るメニューを閉じる
こんにちは〜、回転ずし好きのみのむしです。
お寿司ってさっぱりしていておいしいですし、家庭でもいろいろな手作り巻きずしが食べられるなどで日本に深く根付いている伝統的な食事の1つですよね。
そんな中、岐阜県では昔から初夏の時期に「朴葉(ほおば)ずし」という料理がごちそうとして食べられています!
朴葉ずしの「朴葉」とは何なのか、どのような料理なのか、いつ食べられるものなのか・・・
今回はそんな疑問に答えていきつつ、レシピやおすすめのお店などもご紹介していきます!朴葉ずしに興味を持ってもらえるよう楽しく書いていきますので、ぜひ最後までお付き合いください!
朴葉とは?
朴葉とは、飛騨地方を中心に標高の高い地域に生息しているホオノキの葉のことです。軽くて柔らかく、水分や乾燥に耐性があります。
葉には「ヒノキチオール」という酵素が含まれており、殺菌性や抗菌性が高く、防カビ効果もあるため、高温多湿で食品の腐敗が起こりやすい地域で重宝されています。
酢飯を包むことで香りづけにも最適で、箸がなくても葉で包んで食べられるため、伝承地域では当たり前のように家の庭やその周辺に必ず朴葉の木が植えられています。
朴葉ずしの歴史
朴葉ずしは飛騨地方では田植えなど、農休みのごちそうとして食べられています。
朴葉を利用することで手を汚さずに食べることができるため、山仕事や繁殖期の携帯食として重宝されています。
昔は鮭を乗せただけなど、シンプルなものが多かったそうですが、現代では鯖や鮭の酢漬け、きゃらぶき(ふきの茎を少輔やお酒で煮詰めたもの)などに包まれているものもあるそうです。
朴葉ずしはいつが食べごろ?
朴葉ずしは朴の葉の香りが強くなる季節である、初夏(5月〜7月)が旬です。
ちょうど朴葉の収穫時期とかぶっているため、朴葉の葉の色や香りが強くなります。
収穫後の朴葉は常温で保存することで風味を保つことができ、冷凍保存することで1年ほど保管できます。
岐阜県の郷土料理 朴葉ずしの作り方
それでは、朴葉ずしの作り方をお伝えしていきます。
長く楽しめるおいしい食べ方にもご注目!
材料
・お米2合
・鮭(マス) 150g
・輪切りのみょうが 1本
・紅生姜
・きゃらぶき
・★酢 60cc
・★砂糖 50g
・★塩 小さじ1強
作り方
①:材料★を鍋に入れて中火で溶かして沸騰直前で火を止めます。朴葉は葉脈に沿って洗います。
②:①を炊き立てのお米に輪切りのみょうがと一緒に入れて切るように混ぜます。
③:小さなお椀にすし飯を詰めて朴葉の上に載せます。この時温かいうちに載せることで朴葉のにおいが移りやすくなります。
④:紅ショウガときゃらぶきをのせます。
⑤:葉を包みます。朴葉を半分に折ってさらに葉の端を軽く折り曲げて固定します。3時間ほど寝かすことでにおいが移ります。
材料は様々ですが、混ぜるものとして小エビ・干しシイタケ・卵・さやえんどうなどがあります。また、トッピングはほかにも卵・しいたけ・焼きサバなどを使うこともあり、家庭によって違いが大きく出るそうです。
また、食べるときは葉っぱは食べられないため、ご注意ください!
朴葉ずしの保存方法
朴葉ずしの賞味期限は約2日で、風味を長く楽しめるよう15度前後の常温保存がおすすめです。
涼しい部屋で保存しましょう!
岐阜県で朴葉ずしが食べられるお店をご紹介!
続いては岐阜県で朴葉ずしが食べられるお店の中でも、特におすすめの場所をいくつかご紹介します!
寿司幸
寿司幸は地元の素材が存分に味わえるお店です。
このお店で楽しめる朴葉ずしの具材は飛騨牛しぐれ煮・自家製鮎一夜干し・サーモン・エビ・シイタケ・卵などがあります。
とても上品な雰囲気のお店で、大事なお客様の接待の場として使われる方も多いそうです。
★中山道大井宿 寿司幸
住所:岐阜県恵那市大井町236-22
TEL:0573-25-4070
営業時間:11:00~14:00/17:00~21:30(金・土17:00~22:00)
定休日:水曜日
駐車場あり
なかのほう不動滝やさいの会
こちらのお店は昔からの伝統的な味を大切にし、家庭的な朴葉ずしを提供しています。
地産地消をコンセプトに地元の方が葉を収穫し、具材のお取り寄せも行っています。
具材は鮭・卵・きゃらぶき・シイタケ・自家製紅ショウガ・しその実などがあります。
しその実なんて珍しくて興味がそそられますね。
まさに「ふるさとの味」です。
★なかのほう不動滝やさいの会 直売所
住所:岐阜県恵那市中野方町44-1
TEL:0573-23-2166
営業時間:平日8:00~15:00/土・日・祝8:00~16:00
定休日:第4木曜日
冬季長期休日あり(12月26日から3月中旬)
駐車場あり
最後に......
今回は岐阜県の郷土料理「朴葉ずし」について、歴史や食べ方とともにお伝えしました!
具材の種類もたくさんあるため、家庭でも作れそうですね(⌒∇⌒)
お店によってはお取り寄せも可能ですが、現地で新鮮な朴葉に包まれた本場の味を楽しむのがおすすめです!
伝統的な朴葉ずしをぜひ岐阜県でご堪能ください!
参考リンク
農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/38_1_gifu.html
WildlifeGarden
https://wildlifegarden.jp/life/2023/06/07/%E6%88%91%E3%81%8C%E5%AE%B6%E3%81%AE%E6%9C%B4%E8%91%89%E5%AF%BF%E5%8F%B8%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9/
東白川村
https://www.vill.higashishirakawa.gifu.jp/shop/tenpo/10007/shouhin/947
岐阜の旅ガイド
https://www.kankou-gifu.jp/blog/detail_362.html#:~:text=%E3%81%BF%E3%81%9A%E3%81%BF%E3%81%9A%E3%81%97%E3%81%84%E6%9C%B4%E3%81%AE%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%91%89%E3%82%92,%E3%81%8A%E5%AF%BF%E5%8F%B8%E3%81%8C%E4%B8%A6%E3%81%B3%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
エリアから探す
北海道・東北
関東
中部・北陸
近畿
中国・四国
九州・沖縄
お問い合わせ
掲載依頼・取材依頼・Made In Localシリーズおよび地域を代表する企業100選についてのお問い合わせ等、承っております。まずはお気軽にご相談ください。
会社概要
Made In Localは、株式会社IOBIが運営する地方創生メディアです。弊社では現在、事業拡大につき、新卒・中途ともに積極的に採用活動を行っております。 ご興味のある方はぜひご一読ください。
Made In Localは地方創生メディアの運営を通して地域の産業振興や地域間格差の是正に取り組んでおり、「産業と技術革新の基盤をつくろう」・「人や国の不平等をなくそう」・「住み続けられるまちづくりを」の3つのSDGsのターゲットの実現を目指しています。