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本記事は「Made In Local」の発起人である株式会社IOBI代表取締役の石井智大と「地域を代表する企業100選」選出企業様の対談企画です。

今回は「愛知を代表する企業100選」選出企業の合同会社HIGH5(愛知県名古屋市)より、代表社員の長谷川孔明(はせがわ・こうめい)氏にお話を伺いました。


生成AIを核に教育を通じた成長支援と海外挑戦への後押しで業務効率化とビジネス成長を実現し、豊かな人生と新しい体験を提供しながら世界にハイファイブの喜びを広げる、合同会社HIGH5様の想いと目指す未来をぜひご覧ください!

合同会社HIGH5【愛知を代表する企業100選】
https://madeinlocal.jp/category/companies/aichi061

株式会社IOBI石井智大(以下、石井):本日はよろしくお願いします!

合同会社HIGH5長谷川孔明氏(以下、長谷川):よろしくお願いします!

AIを何に使うかではなく、自社に最適な活用を推進・実行できる人材育成


石井:まずは御社の生成AI教育事業について教えてください!

長谷川:私たちの事業はAIツール提案ではなく、法人研修「Next-Gen AI Workshop」を通じて誰もがAIをフル活用して業務効率化と付加価値向上成果を出せるように支援することを目的としています。

業種によってAIの活用方法は千差万別なので、一概に「こういう提案をしています!」と言い切ることは難しいですが、それぞれの業種に合わせた人材研修のご提案が可能です。

石井:AIの使い方を教えるというよりも、AIを使いこなせる人を増やして今後も自走可能な組織作りを支えていらっしゃるということですね。

長谷川:そうです。バックオフィス全般の書類作成や財務分析はもちろん、各種文書校正・情報収集・メール文作成・画像/資料作成・簡単な壁打ちなどはAIの活用方法として今や、ごく一般的な内容です。

こうした業務効率化のほかにも、AIの学習方法を工夫するだけで、営業活動においてその場で最適な提案書をカスタマイズし、瞬時に提案資料まで作ることができるようになるので、事例として成約率をおおよそ3割〜4割引き上げることができています。

石井:すごいですね!どのようにすればここまでAIの能力を引き上げることができるのでしょうか?

長谷川:そこが私たち合同会社HIGH5が提供するサービスのミソです。

AIから出力される成果物の質は、使い手である経営者・従業員の書くプロンプトや与える一次情報などの「生成AIマネジメントスキル」の質に比例するので「AIを使う・使わない」ではなく、どのようにAIをマネジメントしていくかを皆さんに学んでいただけるようお支えしています。

近年、さまざまなAIシステムが生まれていますが、AIを皆が最適な方法で使いこなせる組織が地域に増えることで、日本全体が豊かな発想の下自走できる社会に近付くと考えています。

AI社会における危機感


石井:AIツールなどさまざまな場面でAIを活用されている企業様も多いですが、御社から見て今のAI社会はいかがでしょうか。

長谷川:私は正直、近年散見される企業でのAIの導入方法に大きな危機感を覚えています。

石井:危機感ですか……!

長谷川:これはAIツールの導入に踏み切る際に起こりがちな認識のズレではありますが、「社員をAIで代替していこう」という風潮です。

実際にアメリカでこの現象が起こっており、多くの社員がリストラの勧告を受けています。そして、日本国内でも東京の企業からこうした事態が広がりつつあります。

コストカットを理由に、AIに仕事を丸ごと代替してもらうことを前提とした導入は、確かに将来を見据えたあり方になっていきますが、その前提には多くの場合、持続可能な運営において非常に危険な落とし穴があります。

石井:確かに、AIにできる仕事ならAIに任せた方が早くて効率的だと思いますよね。

長谷川:そうなんです。

おっしゃる通り、AIに簡単な指示を出すだけで終わらせることができるタスクももちろんあると思いますが、どのような方針で動かしていくのかを示すフレームワークや指示書をこちらから学習させる必要があります。

つまり、単純にAI社員を置けばいい、という短絡的な話ではなく、AIの動きを設計・指示して、ある程度定期的にモニタリングし、総合的にマネジメントしていく人材がインハウスに必要なんです。

こうした過程を飛ばして社員をAIに代替させていくと、一時的には大幅なコストカットによる利益率の向上は実現できるでしょうが、AIが持つ能力をフル活用できず、本来ならAIから得られるはずだった組織の成長機会が失われてしまい、近い将来、会社そのものが画一化されてしまい、優位性・差別化の要素の少ない陳腐化したものになる可能性があります。

石井:人と同じで、社内で使うAIも会社の段階に合わせて成長させていかないといけないんですね。

長谷川:会社が理念の体現に集中できるよう、AIを使ってそれ以外の業務を単に代替させていくのではなく、むしろ人が持っているノウハウや理念を体現できるようにAIを育てていくべきであって、日頃から会社の理念や方針を学習させられているAIであれば、同じプロンプトやエージェントの設計でも出力されるもののクオリティが全然違うんですよね。

合同会社HIGH5が提唱するAIの活用方法


石井:御社の考える、AI活用メソッドについて教えてください。

長谷川:私たちの考える「AIをフル活用できる人材」がどのようなものなのかを定義すると、まず、会社の理念や自身の業務に関する深い理解がある人というのが前提にあります。

石井:驚きました。プログラミングやAIそのものに関する知識よりも、どれだけ自分の会社を理解しているかが最初に来るんですね。

長谷川:その通りです。この前提があって初めて自分の業務を上手にタスク分解し、AIと属人とでどのように役割分担し、そしてどんな人にどんな価値を最大限に届けられるかを言語化できます。

AIには指示書にあたるプロンプトや与える一次情報などが欠かせないので、人間側が理念・業務内容を丁寧に噛み砕いてAIに伝達できない限り、どれだけITスキルがあろうと、AIの使い方に詳しくても、自社に最適な稼働を持続させていくことは難しいです。

もちろん理念を伝えずとも、人の代わりに24時間ずっと情報収集しながらメールを送り続けられるAIなどを作ることはできますが、それでは自社の良さをどのように訴求していくかを一緒に考えてアイデアを導き出せるAIを育てたことにはなりません。

石井:AIに学習させるよりも先に、人が会社の理念を理解して、会社の良さや抱えている課題を言語化する力を鍛える必要があるんですね。

長谷川:そうですね。これをAIにプロンプトで示すことができて初めて、自社にしかできないAIの活用の方法へと近づきます。

石井:どんどんAIが賢くなってきて、最近では簡単な指示でもこちらの文意をある程度汲み取って回答を出してくれますが、むしろこんな時代だからこそプロンプトの重要性は上がってきていると。

長谷川:はい。あとは、AIの活用に関するさまざまな解説がSNSを中心に公開されていますが、全てが正しいとは限らないため、情報の取捨選択能力も問われてきます。

ちょうど先日、私の法人研修を受講していただいた企業さん約90社(2026年6月現在)からなるコミュニティでも、改めて情報リテラシーの重要性をお伝えしました。

「AIが賢くなってきているからプロンプトを書く技術は必要ない」「もう長いプロンプトを書かなくても大丈夫」という情報も出回っていますが、むしろ賢くなっているからこそより具体性の増したプロンプトを書けるようになっておかないといけません。

石井:AIは使う人次第でいくらでも賢くなれるし、逆も然りということですね。

長谷川:その通りです。こうした人材の育成は、総合教育事業に長年従事してきた私たちだからこそ成せる使命だと考えています。

生成AI時代に人はどう生きるべきか


石井:長谷川社長から見て、今後の社会はAIによってどのように変わっていくと思われますか?

長谷川:「AIを使いこなせるかそうでないか」の差が今以上に広がっていくことは確かです。私たちはできる限り多くの企業様にAIを真に使いこなせる側になっていただけるようサービスを提供していますが、ここから先はもう1つの層も増えていくことが予想されます。

それが「AIを使いこなせている状態に満足している層」です。

石井:これは確かに。ちょっとハッとさせられました。

長谷川:客観的に見て自分がどれほどAIと共に生産性と付加価値を高められているかを分析・判断して改善し続けていく姿勢が大事なんです。

AIが普及していけば、どんどん楽になるのではないかという考え方の人が多いと思いますが、先ほどのプロンプトの例にもあるように、AIが賢くなればなるほど人も正しく使う側として常に学ばないといけないということはあまり知られていません。

石井:確かに、僕も今日長谷川社長のお話を聞いて、気付くことができました。

長谷川:ありがとうございます。AIの可能性は無限大ですが、「近い将来誰でもできるようになることを同じようにやるだけ」の企業にならないように、常に自社・自身の理念・ノウハウ・知見を磨きながら豊かになっていきたいですね。

石井:そうですね。では、御社が考える「AIと人の理想的な関係性」とはどのようなものですか。

長谷川:例えばの話ですが現在、特にライターやデザイナーは、最もAIによって仕事を追われてしまうのではないかとされている職業だと思いますが、だからといってAIのことを怖がって遠ざけるようなことはして欲しくはないんです。

AIで誰もがデザインを作れるようになることはピンチではなくむしろチャンスで、これまでクリエイターの方々が培ってきたデザインセンスや大切にされているスタンス、あらゆるノウハウ、顧客に届けたい価値定義などをAIに言語化して伝えることで、その人にしかできないAIとの共創クリエイティブが可能だと考えています。

こうして生まれたデザインは、誰にでもできるAIによるデザインではなくクリエイターであるあなたにしか作れないモノだと私は考えています。

石井:敵や道具ではなく、自分がこれまで大事にしてきたことを伝えてマネジメントする、AIはいわば自分の下につく超優秀な部下のような存在なんですね。

長谷川:まさにその通りですね!

だからこそ、「生成AIマネジメントスキル」を私は法人研修で皆さまにお伝えし、自社の持つ理念や思い、優位性や差別化の要素を更に引き上げられるようにサポートさせていただいているのです。

石井:つまりAIが発達すればするほど、人の持つ想いや理念を今一度社内に浸透させることが求められてくるんですね。

長谷川:そうですね!人は人にしかできないことに集中し、AIを優秀な部下として自社に最適な設計でフル活用していくことで、企業理念の更なる体現に繋がっていくと思います。

世界はまさにその最中ですが、いずれAIが人間の賢さ・タスク遂行能力を大幅に上回り、日本社会の構造が大きく変わるシンギュラリティが到来した時に、こうしたAIとの付き合い方を覚えておくことがAIと共存していく未来での備えになると思います。

今後の展望


石井:ありがとうございます。AI時代に向けてさらに強化していきたい取り組みやビジョンがあれば教えてください。

長谷川:AIがこれからも進化し続けて、誰もがAIを当たり前に使いこなせるような時代がいずれやってきます。そうすると「人の仕事がAIに取って代わられる」と問題視されているように、会社に求められる当たり前の基準も引き上げられるわけです。

そうなる前に、その会社にしかない唯一無二の差別化ポイントをAIと一緒に見つけられるようサポートしていくことが、私たちの使命です。

石井:やはりビジョンは企業にとって必要不可欠な要素ですね。

長谷川:IOBIさんも、事業そのものに独自性や優位性があるじゃないですか。

オフィスも普通の会社じゃ考えられないようなレイアウトで唯一無二の魅力がありますが、きっとこういうアイデアって全員が思いつくようなものではないんです。

石井:確かに、これは会社の理念を理解している人間にしか生み出せない独自のアイデアかもしれませんね。

長谷川:もちろん、生産性の向上のためにルーティンワークをこなすAIを作ってもよいのですが、それだけではなく企業の唯一無二のブランド価値を高められるよう、人や人のアイデア・理念なども大事にしながらAIをフル活用していって欲しいというのが、私の一番のメッセージです。

石井:ありがとうございます。一緒に誰もがAIを優秀な右腕として使いこなせる、唯一無二と言える組織を増やしていきましょう。最後に、長谷川社長の目指す社会について教えてください。

長谷川:資源の少ない日本が豊かになるためには、個人そして企業の生産性を向上させていくしかありません。

日本の「失われた30年」での国際競争力の低下、DX化の遅れは極めて大きな課題ですが、持続可能な方法でAIを活用できる人材が地域、そして日本全国に増えていけば、豊かな社会は築けると信じています。

IOBIさんが展開されている事業も「地方創生」という目標のもとに、多くの企業さんと手を取り合って日本を元気にしていくものですが、私たちの事業の根幹とすごく共通しているんですよ。

石井:確かにその通りですね!

長谷川:だから御社はAIをもっとフル活用して、火星遊園地を建設してください!

石井:もちろんです!地域の企業様とAI、全員で手を取り合えばきっと今までになかった遊園地が作れると、今日長谷川社長とお話していて強く感じました。

弊社のクルーはもちろん、AIとも一緒に火星遊園地まで飛び立ちます!

本日はありがとうございました!

長谷川:ありがとうございました!

会社概要 / 合同会社HIGH5】
所在地:〒460-0007 愛知県名古屋市中区新栄2丁目46-34 千早ハイリス602号
事業内容:生成AI教育事業・英会話スクール・マーケ・SNSコンサル
創業:2022年
代表社員:長谷川孔明
URL:https://www.edu-high5.com/

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