農家の廃棄物を加工商品に ー株式会社ミールファーム 代表 片桐慶一様ー

【活動内容と片桐様について】


ー株式会社ミールファームの主な事業内容を教えてください。
食品製造やOEM(自社ブランドの製品を他社メーカーが製造すること)です。具体的には、農家さんが育てた、果物や野菜などの地産品を使用して、オリジナル商品を作っています。また、弊社の特徴として100キロからの小規模農産加工も引き受けています。


加工の様子


ー株式会社ミールファームを立ち上げたきっかけを教えてください。
小規模農家さんの農産加工に携わりたいと思ったからです。私はもともと農家の家系で生まれ、「玉ねぎ」を育てていました。その経験から、農業の過程では「出荷できない、廃棄物」が出てしまうことを学びました。その廃棄物を有効活用するために「加工」があります。しかし、加工は基本的に10トン、20トンといった大規模加工しか受け付けていない業者が多く、小規模農家さんが主となっている和泉の地域には到底向いていませんでした。そこで、「思いを込めて農家の方々が作った農作物を、どうにかして商品にしたい」という気持ちが強くなり、この事業を始めました。


株式会社ミールファーム 代表 片桐慶一様の写真

ー創業後に苦労した点を教えてください。
小規模の加工をする中で、できるだけコストを下げながら、利益を上げることです。ジャムやドレッシングの販売価格は市場では平均して300円〜400円です。小規模で加工しているからという理由で、弊社の商品だけ高価格で売るわけにはいかないので、当初はかなり苦労しました。

ーどのような工夫で利益を上げましたか?
「できるだけシンプルな製造方法」、「製造の回転数を上げる」この2点を工夫することでだんだんと利益を上げることができました。


製造の様子

【地域貢献・地方創生について】


ー社長に就任されたとき、どのような思いを持っていましたか?
自社の利益はもちろんですが、それだけでなく「農家さんに喜んでもらいたい」という地域貢献の気持ちが大きかったです。和泉地域の農家さんに頼られるような会社にしたいと考えていました。

ー地域の農家さんへの思いを教えてください。
とにかく、「農産加工によって、廃棄を利益に変えたい」という思いです。農業には気候や季節も関係してくるので、その年によって収穫できる作物の量や質は変わってきます。そのため、農産加工は一筋縄ではいかないことがほとんどです。「試作を繰り返していたら、その農作物の収穫シーズンが終わってしまった」という経験もありました。しかし、「農家さんが一生懸命つくった農作物を無駄にさせたくない」という思いで納得いく商品ができるまで、とことん試作を繰り返します。

【今後について】


ー今後、どのようなことに力を入れたいですか?
設備投資にできるだけ力を入れて、製造の幅を増やしたいと思っています。直近では、マヨネーズの製造機の導入を計画しています。従来のマヨネーズの製造方法とは異なる、画期的なマヨネーズの製造に挑戦する予定です。マヨネーズは本当に幅広い材料との相性がいいので、導入が成功すればきっと、農家さんにも喜んでもらえると思います!

ー移動販売のキッチンカーを始められたそうですが、詳しく教えていただけますか?
南大阪を拠点に活動している、最先端の韓国風の移動カフェです。農産加工の際に、瓶に詰めることができないジャムなどをパウチに入れて売っています。また、弊社の工場でつくったジャムをワッフルやアイスクリームのトッピングにして召し上がっていただけます。今後は、このキッチンカーを通してSDGsの商品を作るなど、活動の幅をもっと広めていけたら、と考えています。


キッチンカーの写真

【最後に】


ー地方創生に取り組む若者にメッセージをお願いします!
若者にも、もっと農業に興味を持ってほしいです。たしかに、気候や季節などの自然を相手に農作物を育てていくのは難しいことです。しかし、日本を支えるためには農業はとても大切だと思います。頑張ってください!

企業名

農業生産法人 株式会社ミールファーム

所在地

〒594-0052 大阪府和泉市阪本町299-3

創業年

2011年

代表者

代表取締役  片桐 慶一

事業内容

瓶詰め食品製造/農産物一次加工/移動販売

WEBサイト

https://www.mealfarm.co.jp/

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