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「フランシスコ・ザビエルは1549年に鹿児島県に上陸してキリスト教を広め、その後山口県にも訪れました!」
社会科の塾講師として3年目を迎えた伊藤夏歩(いとう かほ)です👩🏻🏫
手を胸の前で交差するという特徴的なポージングが印象的な、宣教師 フランシスコ・ザビエル。
彼は日本に初めてキリスト教を伝えたことで有名ですが、山口県にはこの出来事を記念して建てられた聖堂があるのです!
そこで今回は「山口サビエル記念聖堂」をご紹介したいと思います🎶
後半ではザビエルが伝えたもう1つの文化もお届けしています!お楽しみに✨
山口サビエル記念聖堂の歩み👣
記念聖堂は昭和27(1952)年にザビエルが山口県を訪れてから400年を記念して建てられました!
ちなみに、日本では一般的に「ザビエル」と呼ばれていますが、山口市内では彼の出生地の発音により近い「サビエル」が採用されることが多いのだとか。
そのため、記念聖堂の正式名称も「山口サビエル記念聖堂」です。
ここからは山口市にならって「サビエル」表記で、その魅力をお伝えいたします🎶
焼失から蘇った記念聖堂
現在の山口サビエル記念聖堂は実は2代目。
初代記念聖堂の内部にはサビエルの一生を描いたステンドグラスがあり、15分おきに時を告げる美しい鐘の音が市街に鳴り響いていたそうです。
しかし、初代記念聖堂は平成3(1991)年に思いがけない火災により焼失してしまいます。
その後、地元の人々や関係機関が力を尽くし、7年後の平成10(1998)年に2代目の記念聖堂が完成したのです!
現在は2本の塔と三角錐型の建物が白亜に輝く姿を見ることができます👀✨
2本の塔は「天に向かって伸びる祈りの象徴」であり、テントを想起させる建物の形は「移ろいゆく人間の生活と神の永遠性の象徴」なのだとか。
再建の際には大小9つの鐘が設置されました。
懐かしい鐘の音が戻り、地元の人々ともに時を刻んでいます🍀
ここまで外観を中心にお話してきましたが、ここからは聖堂内部の見どころをご紹介します。
聖堂内を歩いてみよう👣
1階 展示室👀
建物1階の展示室では、サビエルにまつわる様々な所蔵品や資料を見ることができます。
「サビエルの実績」や「旧・サビエル記念聖堂」などテーマ別の展示がポイント✨
そして、ここではサビエル直筆の手紙も見ることができるのです!
彼の書いた文字から、故郷 スペインを離れ布教に尽力する覚悟がうかがえるかもしれません。
1・2階 ステンドグラス✨
聖堂内部のステンドグラスは、その時々の日差しによって違う顔を見せてくれるそうです。
特に、1階 展示室のステンドグラスはサビエルの出生地 スペインのナバラ州から贈呈されたもので、聖書の場面や彼の生涯が表現されているのだとか!
その美しさから感じ取ったことをご家族やご友人とお話しするのも楽しそうですね。
2階 パイプオルガン🎶
2階には豊かな旋律を響かせ、神を称えて奏でるパイプオルガンが設置されています。
ほぼ毎月、オルガンメディテーションという演奏を聞きながら瞑想できるイベントを開催しているそうです!
開催日時はこちらからご覧ください。
また、記念聖堂 公式HPでは、祈りと希望のメッセージが感じられる「ウェストミンスターの鐘」という曲のパイプオルガン演奏を聞くことができます。
実はこの曲は、懐かしいあの音の元となっています。
ぜひ、こちらからからお聞きになって当ててみてください🎶
ここまで、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・サビエルと記念聖堂の関係性をご紹介してきましたが、もう1つ、サビエルをきっかけに日本で始まったとされる文化があるのです。
日本のクリスマスは山口から🎄
サビエルらがきっかけ 日本のクリスマス文化
フランシスコ・サビエル、そして共に来日した宣教師 コスメ・デ・トーデス、彼らが初めて日本に「クリスマス」を伝えたと言われています。
天文21(1552)年に山口県で彼らが日本人信徒を招いて、キリスト降誕祭のミサを行ったことがきっかけなのだとか!
しかし、江戸時代にはキリスト教の弾圧があったためクリスマス文化は受け入れられませんでした。
その後、明治時代に改めてこの文化が到来し、私たちの生活に根付いていったそうです😲
現在はケーキやチキンを食べたり、ご家族や恋人とプレゼント交換をしたりするのが主流になっていますよね。
このようなクリスマスの過ごし方に合わせて、山口市では「日本のクリスマスは山口から」を合言葉に市内各所でイベントが開催されています!
クリスマス一色に染まる 山口市
スペインのナバラ州より「クリスマス発祥の地」に認定された山口市では、毎年12月になると街のあちこちでイルミネーションを見ることができます。
イベントのメイン会場は、先ほどご紹介した山口サビエル記念聖堂の向かいに位置する亀山公園!
園内がライトアップされるほか、初代記念聖堂の姿がイルミネーションで再現されるそうです!
もちろん、現在の記念聖堂もライトアップされており、いつもとは一味違う姿を楽しむことができます✨
イルミネーションイベント以外にも、音楽や美術・舞台、ワークショップ、グルメなどのイベントが行われています。
最新情報は公式HPからご確認ください🔍👀
今年のクリスマスはクリスマス市 山口市で過ごしてみませんか✨
終わりに
いかがでしたか。
今回は山口サビエル記念聖堂の歴史と見どころに加えて、サビエルらが実は日本のクリスマス文化のきっかけであることもご紹介しました!
皆さんにとって、この記事が聖堂やキリスト教への文化理解につながり、旅行先の決め手になれば幸いです💗
📍山口サビエル記念聖堂
住所:〒753₋0089 山口県山口市亀山町4₋1
TEL:083₋920₋1549
開館時間:10:00~16:00 年中無休(特別な場合を除く)
入館料:大人(中学生以上) 200円 / 小学生 100円
アクセス:
🚃電車 JR山口駅から徒歩で約15分
🚙車 中国自動車道小郡ICから車で約20分
駐車場:有 (約20台・無料)
🔗:サビエル記念聖堂 公式HP
参考
・サビエル記念聖堂
http://www.xavier.jp/
・山口サビエル記念聖堂(やまぐちさびえるきねんせいどう)
https://yamaguchi-city.jp/details/ac_sabieru01.html
・Organ Meditation
http://www.xavier.jp/meditation-schedule.html
・オルガン メディテーション
http://www.xavier.jp/organ.html
・学校のチャイムは『なぜあの音?』元ネタは800年前の祈りのメロディだった!
https://mofutan.net/102892
・山口サビエル記念聖堂
https://yamaguchi.mytabi.net/yamaguchi-church-xavier-memorial-chapela.php
・山口サビエル記念聖堂
https://travel.navitime.com/ja/area/jp/spot/02301-12200073/
・日本のクリスマスの歴史はいつから?なぜ日本で広まって定着したの?
https://hirameki.noge-printing.jp/japanese-christmas/
・「12月、山口市はクリスマス市になる」日本で初めて祝った「発祥の地」…旧サビエル記念聖堂模したイルミ
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20241205-OYTNT50092/
・12月、山口市はクリスマス市になる
https://otanisanso.co.jp/calendar/12christmasshi/
・クリスマス市 山口
https://xmas-city.jp/
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