【天智天皇の歌で繋がる】近江神宮はなぜ競技かるたの聖地？

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はるの

こんにちは🍀
高校時代は競技かるた部に所属していたライターの「はるの」です！

皆さんは滋賀県にある近江神宮が「競技かるたの聖地」と呼ばれていることをご存じでしょうか？最近は、実写映画化もされた「ちはやふる」の影響で知っているという方も多いかもしれませんね。

今回は、そんな近江神宮と競技かるたの世界について見ていきましょう👀

「競技かるた」ってどんな競技？

そもそも、競技かるたが一体どんな競技なのか知らない方も多いと思います。
そこで、まずは競技かるたについて少し触れておきましょう！

競技かるたは、「小倉百人一首」のかるた札を使って1対1の対戦形式で行われる競技です。全100枚ある札のうちランダムで50枚を試合で使用し、自分の前を「自陣」、相手の前を「相手陣」と呼び、競技者は25枚ずつ自分の前に札を並べます。この50枚の札を取り合って、先に自陣の札が無くなった方が勝利となります🏆

詳しいルールが知りたいと思った方はぜひこちらのリンクをご覧ください👀
全日本かるた協会「初めての競技かるた」：
https://www.karuta.or.jp/karuta/first-time/

札を覚える記憶力・長い時には2時間を超える試合を戦い抜く集中力と体力も必要で、実はかなりハードな競技なのです。激しく札を払って取り合う様子から「畳の上の格闘技」と呼ばれることもあります😲
また、読まれた「音」を聞き分けることが重要な競技なので、試合会場で札が読まれる際は一切物音を立てることが許されず、会場中がしんと静まり返ります。

繊細な面と豪快な面との両面を持ったとても面白い競技です🍁

なぜ近江神宮は競技かるたの聖地なの？

では、なぜ近江神宮が「競技かるたの聖地」と呼ばれるようになったのでしょうか。

近江神宮は、天智天皇が遷都したことで有名な近江大津宮の跡に建てられた神社で、ご祭神として天智天皇を祀っています⛩

競技かるたに使用される小倉百人一首の一番歌「秋の田のかりほの庵の苫を荒みわが衣手は露にぬれつつ」は天智天皇が詠んだ歌です。
このゆかりがあって、競技かるたの日本一を決める「名人位・クイーン位決定戦」や学生の全国大会をはじめとした競技かるたの大会が多く行われるようになりました。

残念ながら、名人位・クイーン位決定戦などは公開行事ではないため、直接の観戦はできませんが、youtubeでの配信を行っているため、ぜひかるた行事の際の近江神宮も一度覗いてみてくださいね！

全日本かるた協会公式youtube
http://www.youtube.com/@%E5%85%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%81%9F%E5%8D%94%E4%BC%9A-b5m

実は、小倉百人一首にはこの天智天皇の歌以外にも近江神宮のある大津市に関わる歌がいくつか存在します。そのように考えると、大津市丸ごと百人一首の聖地と呼べるのかもしれませんね！

大津市に関わる百人一首の歌が気になる方はぜひこちらのリンクから見てみてください👀

大津と百人一首：https://otsu.or.jp/karuta/karuta/

近江神宮を満喫しよう！

近江神宮は、開運・産業・文化・学問のご利益があるのでもちろん神社としてお参りをすることも欠かせません。

しかし、今回「競技かるたの聖地」と呼ばれる所以を知った皆さんにぜひおすすめのスポットが近江神宮内にあります！

それが、境内に設置された天智天皇の歌の歌碑です！

御祭神としての天智天皇だけでなく、歌人としての側面も感じられるスポットです。
実は、境内には、天智天皇の詠んだ「秋の田の〜」の歌碑だけでなく、柿本人麻呂や松尾芭蕉を始めとした合計12個の歌碑・句碑が設置されています！
参拝と合わせて、歌碑・句碑を巡ることで和歌の雅な雰囲気に浸ってみるのもよいのではないでしょうか🍂

近江神宮
住所：滋賀県大津市神宮町1番1号
アクセス：近江神宮前駅から徒歩9分
参拝時間：6:00～18:00(お守り販売・御朱印等は～16:30)
公式HP：https://oumijingu.org/pages/97/