みなさんこんにちは。
関西に来て4年ほど経ちますライターのワニです🐊
大阪といえば、おばちゃんの「飴ちゃんあげよか?」のイメージが根強いですよね。👵
ワニは実際に関西で飴をもらった機会は今のところないですが、ライターとして大阪のオーナーさんたちと会話をする中で気づいたことがあります。
それは取材をしていて楽しいと思わせてくださる明るいオーナーさんが多いことです!
推測ですが「飴ちゃんあげよか?」とは、出会ったばかりの人とも仲良くなれる関西人の陽気さやコミュニケーション力を表す標語なのではないでしょうか。
ということで今日は堺市にある飴ちゃんの専門店、あるへいどうさんを紹介します。
本気で素材の味を活かした飴ちゃん
あるへいどうさんのお客様の中には、「ここの飴じゃないと食べられない」というファンも多いそうで、地元の小学生からご年配の方まで、多くの人に愛されるお店です。
そんな根強いファンを生み出し続ける理由の一つが、お客さんのために過去の伝統にこだわらず、新しいことにもチャレンジし続ける姿勢。
お店のコンセプトでもある「素材の味を活かした飴」を作るために素材選びから製造方法まで、本当に細かく従来の飴作りにはないような工夫を凝らしています。
こだわりの飴製造の様子
そうして素材の味を十二分に活かすことを突き詰めた結果、全国的にも珍しい無添加の飴を販売するお店になり、生産者様からも「うちの食材の味がする」と言ってもらえるほどだそうです。
製作に関わるたくさんの方達のこだわりが1粒の結晶に集約していると考えると素敵ですね(*^▽^*)
ラインナップ
早速あるへいどうさんの素材の味を生かす工夫と共に人気商品をピックアップして紹介していきます!
べっこうあめ
材料は水飴・砂糖のみ。
シンプル故に誤魔化しが効かないまさに試金石ならぬ試金飴ですね!
あるへいどうさんのこだわりは材料に火を通して混ぜる際にムラを作ること。🔥
火の入れ方や材料の混ざり具合をあえて均一にせず、1つの鍋の中でできた8段階ほどの焦げ具合を最後にひとつにまとめます。
この手間で味の深みとコクが増し、あるへいどうさん唯一のべっこう飴が完成するそうです。
珈琲あめ
こちらも材料は、砂糖・水飴・珈琲のみ。
本来珈琲は焦げやすく、飴にする際は珈琲の味そのものを残すのが難しいので、香料などで補うことが多いそうです。
しかしあるへいどうでは焦げにくい豆の挽き方をミリ単位で規定し無添加での製造を可能にしています。
豆を提供している珈琲屋さんの協力があってこそ為せる技で、ヨーロピアンブレンド珈琲本来の味が口いっぱいに広がりますよ!
みかんあめ
材料は砂糖、水飴、そして甘みと酸味のバランスが取れた和泉のみかんを使用しています。
もちろん、こちらも生産者様のみかんの味を飴を通して伝えるためのこだわりがあります。
飴の甘味に負けない酸味を伝えるために収穫時期を早めたものを含めたあるへいどうさんの飴専用のみかんを入荷しているとのこと!(◎_◎;)
さらに毎回飴を作る際にみかんの味を確認し微調整を施す徹底ぶりです。
おわりに
取材を通して感じたオーナー様の飴や食べる人への温かい思い。
小さな粒の中にたくさんの技術とこだわりが詰め込まれていて驚きの連続でした。
全国でも無添加の飴を食べられるお店は少ないですし、何よりここまで素材の味をそのまま表現できる飴屋さんはなかなかありません。
中にはあるへいどうさんの飴をきっかけに、飴作りを自由研究にした小学生のお客様もいるみたいです(●´ω`●)
ぜひぜひ記事を読んでくださった方も、飴作りに携わった方々のこだわりを口の中で紐解きながらあるへいどうさんの飴を舐めてみてくださいね!
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