おはようございます・こんにちは・こんばんは!
地元小田原大好き!笑顔カウンセラー系ライターのみっけです🔎✨

突然ですが、皆さんは魚の燻製と聞いて、何を思い浮かべますか?
私はスモークサーモンが真っ先に浮かびました!

実は三重県尾鷲市の梶賀町(かじかちょう)には、100年以上にわたって受け継がれてきた魚の燻製料理「梶賀のあぶり」があるんです!

しかも、その始まりには、冷蔵庫がなかった時代の漁師たちの知恵が隠されています。

一体どんな料理で、どのようにして生まれたのでしょうか?
さっそく、その魅力と歴史に迫ってみましょう!

梶賀のあぶりとは一体?小さな漁師町で生まれた郷土料理


梶賀のあぶりについて知る前に、まずは名前の元になっている梶賀町のことを知っておきましょう!

梶賀のあぶり発祥の地である「梶賀町」は、三重県南部にある尾鷲市の最南端に位置する小さな漁村です⚓

急な山々と奥まった湾に囲まれ、魚市場を囲むように集落が広がっています。

かつては遠洋カツオ・マグロ漁業が盛んでしたが、現在は定置網漁業や、マダイ・ブリなどの魚類養殖が中心です。

海へ船を出して古式捕鯨を再現する祭り「ハラソ祭り」も250年ほど続いており、漁業文化が深く根づいています。

こだわりが詰まった梶賀のあぶりの作り方!


そんな梶賀町で受け継がれてきた梶賀のあぶりは、新鮮な魚を薪を燃やした煙でじっくりと燻し、作られています🔥

かつては小サバ・小ガツオ・小アジなど、10cm程度の小魚が定番でしたが、近年は年間を通して提供できるよう、ブリやカツオなど旬の魚も使われています!

特に、40年以上にわたって梶賀のあぶりを作り続けてきた浜中倫代さんが作る伝統的な小サバのあぶりは、一度食べるとやみつきになると評判です!

作り方は、まず頭と内臓を取り除き、塩を加えて20分ほど置きます。

その後、竹串に15匹ずつ刺し、桜の薪でおこした火の上に、何十本も並べ、遠火で2時間ほどかけて焼き燻します。

指で焼き加減を確かめながら裏返したり位置を変えたりして、きつね色になるまで焼き上げて完成です!

できあがったあぶりはじっくりいぶし焼きにしたことで余分な脂が落ち、骨まで柔らかく、桜の薪が生み出す香ばしい香りと絶妙な塩加減がマッチして食べる手が止まりません!

ビールなどの酒のつまみとしてもおすすめです!

そんな梶賀のあぶりの味付けは塩のみ。

シンプルな味付けだからこそ、梶賀で獲れた魚本来の旨味を存分に味わうことができます!

また、チップで香りを付ける一般的な燻製とは異なり、桜や樫の生木の薪を焚きつけ遠火で焼きながら、煙でいぶしていきます。

そのため、煙の豊かな香りとふっくら柔らかな食感が楽しめますよ!

そして、100年前と変わらない製法で、2時間かけて手作業でじっくりと燻します。

そんなこだわりの詰まった「梶賀のあぶり」は、そのままではもちろん、お茶漬けなど、アレンジしてもおいしいです!

ぜひ一度食べてみてください!

通販サイトはこちらから👇(魚は季節もののため、取り扱いがない場合があります)
梶賀のあぶり(梶賀コーポレーション)漁師町の燻製おつまみ 

梶賀のあぶりの道のりとは?漁師の知恵から地元の特産品へ


ところで、梶賀のあぶりはどのようにしてできたのでしょうか?

次は、梶賀のあぶりの誕生から現在の取り組みまでご紹介します。

冷蔵庫がない時代の保存の知恵


現代のような冷蔵・保存技術がなかった時代、サバの幼魚など10cmに満たない小魚は、鮮度が落ちやすいうえに小さく、市場に出すことも難しかったそうです。

そこで漁師たちは、小魚を家庭のおかずとして無駄なく食べるため、燻製にする工夫を生み出したとされています。

燻製にすることで保存性が高まり、魚をおいしく食べられるようになりました🐟

梶賀のあぶりの正確な発祥時期は分かっていませんが、住民の話によると、明治初期にはすでに食べられていたそうです。

漁師のお父さんが獲ってきた魚を、軒先でお母さんが一斗缶に薪をくべて燻す。

こうして作られた自家製の保存食は、梶賀町の家庭で、ご飯のおかずや酒のつまみとして長年親しまれてきました。

市場では出せなかった小魚をおいしく長持ちさせる。そこには、漁師町ならではの先人の知恵が詰まっていますね!

家庭の味から地域の特産品へ


このように、長年、梶賀町の家庭で親しまれてきた梶賀のあぶりですが、現在は尾鷲地域を代表する特産品として加工・販売されています!

商品化のきっかけは、市などの勧めを受け、試験的に町外で販売してみたことでした。
すると、地元の人々の予想に反して好評を得ることに!自分たちが思っていた以上に、梶賀のあぶりには魅力があると気づいたそうです。

一方で、梶賀町では人口減少や高齢化が進み、あぶりを作る人も少なくなっていました。
このままでは、長年受け継がれてきた伝統の味が失われてしまうかもしれない。

そんな危機感を抱いた人々が立ち上がり、梶賀のあぶりの生産・販売を事業化し、伝統を守るとともに、地域に新たな雇用を生み出すことを目指しました。

さらに、包装を従来の紙包みから真空パックへと切り替えたことで、賞味期限が延び、尾鷲市内の直売所や観光施設などで販売できるようになりました。

県外にも販路が広がり、現在はオンラインでも購入できます!
https://kajico.cart.fc2.com/?ca=all

こうした地域の人々による継承への取り組みが評価され、令和4年度には文化庁の「100年フード」における「伝統の100年フード」部門にも認定されました✨

地元の家庭料理から地域を代表する特産品へ。梶賀のあぶりは、今も地域の人々の手によって大切に受け継がれています。

おわりに


三重県尾鷲市梶賀町で100年以上受け継がれてきた郷土料理、梶賀のあぶり。

冷蔵庫がなかった時代、魚を無駄なくおいしく食べるために生まれた、漁師町ならではの知恵が詰まった料理です。

現在では、伝統的な製法を守りながら地域の特産品として販売され、文化庁の「100年フード」にも認定されています。

昔ながらの製法で作られた、香ばしい風味と魚のうま味が楽しめる梶賀のあぶりを、皆さんもぜひ味わってみてはいかがでしょうか?

参考サイト


梶賀のあぶり(梶賀コーポレーション)漁師町の燻製おつまみ
https://kajico.cart.fc2.com/
三重県 地方別100年フード一覧
https://www.bunka.go.jp/seisaku/shokubunka/foodculture/hyakunenfood/jirei/list_mie.html
梶賀のあぶり(かじかのあぶり)|にっぽん伝統食図鑑:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/traditional-foods/menu/kazika_no_aburi.html
遠方からも注文殺到…三重県尾鷲市に100年以上伝わる郷土料理『あぶり』伝統の味を守る84歳女性職人の思い - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=vnpzy41oQ9Q
「自分を信じて続けること」あつれきも乗り越えて、地域の伝統食がヒット商品に | サストモ by LINEヤフー - 知る、つながる、はじまる。
https://sdgs.yahoo.co.jp/featured/78.html
尾鷲市梶賀町に250年伝わる『ハラソ祭り』-古式捕鯨を今に伝える感謝の儀式- | 青の鼓動、感じる。東紀州観光手帖
https://kumanokodo-iseji.jp/feature/haraso/
660b09cf223d49c8e43d2e2c2f0bcb4e.pdf
https://object-storage.tyo1.conoha.io/v1/nc_a1d807edab8b4dde9d9e321cea76c59c/jf/660b09cf223d49c8e43d2e2c2f0bcb4e.pdf

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