「赤目四十八滝」と聞いたら、48個の滝があると思いませんか?

ところが、実際には、48個の滝が存在するわけではありません。

それでは、なぜ「四十八滝」と呼ばれているのでしょうか。そして、実際にはいくつの滝を見ることができるのでしょうか。

「48個じゃないのに、なぜ四十八?」という疑問を入口に、今回は三重県名張市にある赤目四十八滝の名前の秘密と、実際に滝めぐりを楽しむためのおすすめコースをご紹介します。

「赤目四十八滝」ってどんな場所?


赤目四十八滝は、三重県名張市の滝川沿いに連なる滝の総称です。室生赤目青山国定公園の中心部に位置し、滝川沿いに約4kmにわたって滝や渓谷が続きます。

渓谷には、滝をつなぐ約3.3kmの遊歩道が整備されており、桜・新緑・紅葉など、四季によって変化する景色を楽しむことができます。

また、「平成の名水百選」「日本の滝百選」「森林浴の森百選」「遊歩百選」にも選出されており、三重県を代表する渓谷の1つです。

赤目四十八滝は、ただ1つの大きな滝を見る場所ではなく、渓谷を歩きながら次々と滝に出会える場所といえます!

「四十八」ってどういう意味?本当に48個あるの?


「赤目四十八滝」という名称から、48個の滝があると思われがちですが、実際にはそうではありません。

約3.3kmのハイキングコースでは、滝壺を含めて「23個の滝」を見ることができます。

さらに、赤目四十八滝には「赤目五瀑」と呼ばれる、23個の滝の中でも特に見どころとされている滝があります。

不動滝・千手滝・布曳(ぬのびき)滝・荷担(にない)滝・琵琶滝の総称で、それぞれ異なる姿で訪れる人を楽しませてくれます。 

では、なぜ滝が48個もないのに「四十八」という言葉が名前についているのでしょうか。

「四十八」には、数が多いことを表す意味と、仏教に関係する由来があるといわれています。

四十八は、昔から数が多いことを表す数字として親しまれてきました。「いろは四十八字」や「相撲の四十八手」を思い浮かべると、四十八が「たくさんある」という意味で使われてきたことが分かりますね。赤目四十八滝も、たくさんの滝があることを表して「四十八」と名付けられたとされています。

また、「四十八」には、阿弥陀仏が仏になる前の「法蔵菩薩」という時代に、「四十八願」を立て、「五劫(ごこう)」と呼ばれる非常に長い時間をかけて考え、修行を成し遂げたことに由来するという説もあります。

四十八滝を最後まで歩くことで、さまざまな願いがかなうという意味も込められているのです。 

つまり「四十八」は、必ずしも滝の正確な数を表したものではありません。「数が多い」という意味に加え、仏教の「四十八願」にまつわる意味も持っているのです!

実際に行ってみよう!赤目四十八滝のおすすめコース3選


赤目四十八滝の名前の秘密を知ったところで、行ってみたくなった方も多いのではないでしょうか。

ここからは、赤目四十八滝の基本情報や注意点を確認し、体力や目的に合わせて選べる3つのコースを紹介します。

📌忍者修行の里 赤目四十八滝
・📍住所:〒518-0469 三重県名張市赤目町長坂671-1
・🚶アクセス:近鉄特急「赤目口」駅より三重交通バスが運行、所要時間10分
 ※詳しくは、忍者修行の里 赤目四十八滝|アクセス をご覧ください。
・🚙駐車場:渓谷入口に無料駐車場あり
・📅営業時間:【4月~11月】8:30~17:00、【12月~3月】9:00~16:30
・定休日:12月28日~12月31日、12月~3月第二木曜日までの毎週木曜日 
・💰渓谷保全料:大人1,000円、小人(小・中学生)500円
・📞電話番号:0595-41-1180
・🔗公式サイト:忍者修行の里 赤目四十八滝

⚠️訪れる前に確認したい注意点
 ①服装について:岩場や滑りやすい場所もあるため、歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズがおすすめです。
 ②入山規制について:台風や大雨など危険な状況では入山禁止になる場合があります。事前に、上記公式サイトで最新の入山状況をご確認ください。
 ③トイレについて:ハイキングコース内にはトイレが1か所あり、渓谷入口から徒歩15分の千手滝付近に設置されています。入山前に、駐車場付近の公共トイレで済ませておくと安心です。

6分でも楽しめる!「①ゆったり散策コース」


赤目四十八滝のハイキングと聞くと、長い距離を歩かなければ楽しめないと思うかもしれません。しかし、渓谷入口から約6分で、赤目五瀑の1つ「不動滝」に到着します。不動滝は高さ15mあり、短い時間でも迫力ある滝を楽しめるスポットです。

さらに歩いて、ほかの滝も訪れたい方には「ゆったり散策コース」がおすすめです。渓谷入口から布曳滝まで約900m、片道約23分のコースで、不動滝・千手滝・布曳滝の3つの赤目五瀑を見ることができます。往復でも1時間ほどなので、短時間で滝めぐりを楽しみたい方にもぴったりです。

滝をじっくり巡るなら「②渓谷ハイキングコース」&「③長坂山トレッキングコース」


赤目四十八滝の滝をじっくり巡りたい方には、「渓谷ハイキングコース」がおすすめです。渓谷入口から最奥の岩窟滝まで続く、約3.3kmのコースで、往復すると約3時間が目安です。赤目五瀑をすべて巡ることができます。

さらに山歩きも楽しみたい方は、「長坂山トレッキングコース」へ。渓谷入口から百畳岩を経由して長坂山下山口へ向かうコースで、勾配のある山道を歩くため、ハイキングに慣れた方におすすめです。長坂山へ向かうトレッキング道からは、赤目渓谷を一望できます。

おわりに


「赤目四十八滝」という名前から、48個の滝を想像してしまいますが、実際に見られるのは滝壺を含めて23瀑。それでも、約3.3kmの遊歩道を歩けば、さまざまな姿の滝に出会えます。

「48個じゃないの?」という疑問から始まった赤目四十八滝。「四十八」という数字の意味を知ったうえで実際に歩いてみれば、滝の数だけでは語れない赤目四十八滝の魅力に気づけるはずです。

「滝を気軽に見たい」「赤目五瀑をすべて巡りたい」「山歩きまで楽しみたい」など、自分にあったコースを選んで、滝めぐりを楽しんでください。

参考


・観光三重|赤目四十八滝
・観光三重|赤目四十八滝はしんどいって本当?おすすめハイキングコースと駐車場をわかりやすく解説!
・忍者修行の里 赤目四十八滝 公式サイト
・なばり観光ガイド|赤目四十八滝
・EAST NARA NABARI TOURISM|赤目四十八滝

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