ワッショイワッショイ！

こんにちは！お祭りが大好きな学生ライターのさくらです！

皆さんはお祭りは好きですか？
私はお祭りならではの熱気や、屋台のご飯がたまらなく好きです！

今回は、見る人全員を熱狂させる岐阜県飛騨市の飛騨古川祭についてお伝えします🔥

古川祭って何？

はじめに、古川祭とはどんなお祭りなのかをお伝えします！

古川祭は、毎年4月19日・20日に開催される気多若宮神社(けたわかみやじんじゃ)の例祭で、国の重要無形民俗文化財にも指定されている格式あるお祭りです。
さらに、「古川祭の起し太鼓・屋台行事」は、全国各地の伝統祭礼から選ばれた33件の「山・鉾・屋台行事」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています！🌏✨

そんな由緒ある古川祭は、個性豊かな3つの伝統行事が見どころです。
次に、それぞれの伝統行事についてご紹介します！

①起し太鼓

4月19日の夜、数百人のさらし姿の男性たちが「起し太鼓」の櫓（やぐら）を担ぎ、大太鼓の音を響かせながら町中を練り歩きます🏃‍♂️

もともとこの起し太鼓は、祭の始まりを町に知らせる「目覚まし太鼓」として始まったもので、町内を太鼓を打ちながら巡る風習でした。

かつては日本各地にあったこの伝統も、時代の移り変わりとともに姿を消していきましたが、古川では形を変えて受け継がれ、今では祭りを象徴するダイナミックな行事となっています！

②屋台曳き揃え

4月19日・20日の昼間に、豪華な屋台が町の中心にずらりと並びます！

屋台はそれぞれ伝統工芸の粋を集めた精巧な装飾が施されており、まるで動く芸術品のよう。からくり人形が披露される屋台もあり、その美しさと巧妙さには思わず見入ってしまいます！

③神輿行列

4月20日には、神様をお乗せした神輿が町なかをゆっくりと巡行します。
雅楽の演奏や旗を掲げる人々など、総勢約300人からなる行列は、まさに壮観です！

巡行ルートには「清めの塩」がまかれ、通り全体が浄化されていきます。その瞬間、町の空気が変わり、一気に神聖な雰囲気になります。伝統と格式が感じられる、まさに心に残る光景です✨

時代絵巻のように華やかな神輿行列や、きらびやかな屋台が魅せる“静”の美しさと、さらし姿の男性たちがぶつかり合いながら進む迫力満点の「起し太鼓」が表す“動”のエネルギー。

この“静”と“動”の絶妙なバランスが、古川祭の見どころです！

知られざるもうひとつの魅力－子ども歌舞伎

実は古川祭には、“隠れた見どころ”があるんです！

それが「子ども歌舞伎」です！
華やかな装束を身にまとった子どもたちが、祭りのために特別に飾られた屋台の上で、本格的なお芝居を堂々と披露します。その表情や所作の一つひとつに込められた真剣さに、思わず見入ってしまうこと間違いなしです！

例年上演されている演目は、『橋弁慶（はしべんけい）』。

これは、牛若丸と弁慶が初めて出会い、戦いを繰り広げた五条大橋での有名な逸話をもとにした物語です。
小さな体で繰り広げられる迫力ある立ち回りや、心を込めたセリフのやりとりに、引き込まれてしまいます。

地域の伝統を未来へとつなぐ、大切な文化継承の場でもある「子ども歌舞伎」。
古川祭に訪れた際は、ぜひこの感動のステージにも注目してみてください！

古川祭

開催期間：毎年4月19日・20日
住所：岐阜県飛騨市古川町市街地
アクセス：JR飛騨古川駅からすぐ
問合せ先：0577-74-1192（飛騨市観光協会）
公式HP：https://www.furukawa-fes.com/

おわりに

いかがでしたか？

今回は岐阜県飛騨市で行われている飛騨古川祭についてお伝えしました！

何百年もの伝統が今も息づき、地域の方々の熱い想いや活気が感じられるこのお祭りは、訪れた人の心を惹きつけます！
春の飛騨古川で、歴史と迫力に触れてみるのもきっと素敵な体験になるはずです🌸

それでは、また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしています！

参考

古川祭｜イベント｜飛騨市公式観光サイト「飛騨の旅」
https://www.hida-kankou.jp/event/408
飛騨古川祭完全ガイド
https://www.hida-kankou.jp/features/183
飛騨古川祭
https://www.furukawa-fes.com/
能・演目辞典：橋弁慶
https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_080.html