こんにちは🌟

ライターのみーなです。

日本は四季折々の訪れを感じることができる国。

それぞれの季節に合わせた行事や慣習が、日本文化の醍醐味ではないでしょうか。

今回は、そんな日本が誇る文化の1つ「和菓子」の楽しさを発信するお店をご紹介します。

◯季節とともに移りゆく和菓子を

愛知県・春日井市にある和菓子屋「ひと月築く」さん。

老舗和菓子屋で修行を積んだ店主の高橋さんの「自分オリジナルの和菓子をもっと形にしたい。」という想いのもと、2021年9月1日にオープンしました。

お店のロゴは、三日月に一朶の雲がかかっている様子をイメージして考案されたそう。

「ひと月築く」という店名には、高橋さんのお名前である「築（きずく）」と、季節とともに変化する和菓子を「ひと月ひと月築いていく」という2つの意味が込められています。

お店を準備されていた頃は、「寝る間を惜しんで和菓子の仕込みをしなくてはいけなかった時が大変ではあった。」とのこと。しかし一方で、「商品を考え、試作することが楽しかった。」ともお話ししてくださいました。

「自分の想像を形にできた時や、お客様に自分の和菓子を楽しんでいただけた時に、やりがいを感じる。」という言葉から、高橋さんの和菓子作りへの想いが感じとれます。

◯新しい和菓子たち

お昼前後が最も混み合う時間帯となり、15時頃には売り切れとなる商品も出てくるそう。

売り切れを防ぐなら、午前中の来店がベストです。

伝統的な和菓子だけでなく、他では見られない面白い和菓子を生み出している「ひと月築く」さん。

洋菓子はもちろん、和食や洋食、中華料理などでも、和菓子に活かせるものがあるか日々意識されているそう。

個性豊かな和菓子たちをご紹介します。

・蕎麦つゆ団子

（税込280円・<消費期限>翌日 ※6〜8月は当日中）

タレに蕎麦つゆを使用しているお団子です。

出汁の風味が存分に感じられる甘じょっぱいタレと、お団子の柔らかくもちもちとした食感が口の中に広がります。

他のお店では味わえない「高級なみたらし団子」。ぜひご賞味ください。

・もっちり仕立て粒餡どら焼き “望月”

（税込210円・<消費期限>5日以内）

名前の通り、もちもちとした生地が人気のどら焼きです。

もっちり食感の理由は、生地に餅粉と山芋を使用しているから。

あっさりとした甘さの粒餡も相まって、また食べたくなってしまうお味です。

・塩糀のあん団子

（税込220円・<消費期限>翌日 ※6〜8月は当日中）

店主の高橋さんおすすめの和菓子です。

「塩糀 × 和菓子」の新しい組み合わせで、糀の風味と塩気が癖になる味わいです。

弾力のあるお団子とよく合い、何度も買っていかれるお客様が多いそう。

さらに、季節に合わせた期間限定の和菓子も販売されています。

・しっとり仕立てチョコレート餡味噌どら焼き “花曇”

（税込300円・<消費期限>5日以内）

こちらは2023年2月〜3月末頃まで販売予定の和菓子です。

”望月”とはまた違う、しっとりとした生地で仕立てたどら焼き。

チョコレートの甘さと八丁味噌の塩気のバランスがとれた、新しくも馴染みやすい味わいとなっています。

どら焼きは4種類の販売ですが、不定期での販売となっている種類もあるため電話での事前予約が必須です！

ギフト用として、どら焼きや上生菓子の詰め合わせを注文される際も電話で事前予約が必要ですので注意してくださいね。

◯訪れる人に「ワクワクしてもらいたい」

店内には定番から日替わりの和菓子まで、1日に10〜15種類ほどの和菓子が並べられています。工房から、和菓子作りの様子を見ることもできます。

「お客様にワクワクしていただけるような雰囲気を目指している。」という言葉通り、訪れる人が楽しく和菓子を選べる空間ですね。

また、店内には高橋さんご自身でデザインされたイラストも。

高校時代に学ばれたデザインの技術が、和菓子とお店、どちらにも活かされています。

ご年配のお客様はもちろん、20代のお客様もよく来店されるとのこと。

地元の方々が常連になってくださることも多いそうです。

「お客様の想像を超える和菓子を作って楽しませたい。」という想いが、世代を超えて通じていますね。

◯これからも、築いていく

「ひと月築く」というお店を、「これから行動することの基礎になる存在」と語ってくださった高橋さん。

ネット販売やキッチンカーでの販売、もし2号店ができたらカフェスペースの設置、などを今後の取り組みとして目指していらっしゃいます。

共通する想いは、「お客様に和菓子を楽しんでいただくこと」。

この想いが、まさしくお店と高橋さん自身の基礎なのではないでしょうか。

最後に、「一度足を運んでもらい、店の雰囲気、和菓子の味を楽しんでもらいたいと思います。」というお言葉をいただきました。

季節とともに変わる美味しい和菓子と、変わらないお店と店主さんの想い。

ぜひ訪れ、感じてみてはいかがでしょうか。

みーなでした☂️