今回は、愛知県にある企業のスタートアップのデザイン支援やブランディングを行っている株式会社picks design様に、会社で行われている取り組みの1つである「そのとちぎふと」についてお話をお伺いしました！

「そのとちぎふと」とは？

ーーまず、「そのとちぎふと」とは、一体どのような取り組みなのでしょうか。

「そのとちぎふと」は月に1回、全国の農家から果物が届く定期便です。

全国の地域から、現地でしか手に入らないような珍しい食べ物が届きます。もちろん、アレルギーにも対応しており、食材の変更やスキップが可能です。

また、1品2食分でお届けしますので、多すぎず、無理のない範囲で食材の味をお楽しみいただけるかと思います。
さらに、毎月1日に受取指定日の選択メールもお送りいたしますので、自宅に不在の期間があったとしても安心して商品を受け取ることができます。

そして、「そのとちぎふと」は届くまで何が入っているのかが分からないサプライズ仕様。
一般の通販と異なり、これまで知らなかった果物に出会うことができます。

箱を開けるまでのわくわく、ドキドキをぜひ楽しんでくださいね。

ーー「そのとちぎふと」の特徴は、一体何でしょうか？

まず、「現地でしか手に入らない食べ物」と「何が届くのかが分からないわくわく感」があげられます。加えて、「美味しい本」も特徴の1つです。

実は、「そのとちぎふと」で届くのは食べ物だけではありません。30ページほどの小冊子「美味しい本」が届きます。

この「美味しい本」は弊社のクリエイターたちが、取材や写真撮影などを経て、作り上げたもので、生産者のこだわりや食材を活用したレシピも載せております。

現地のエピソードを知ることができるだけでなく、レシピも付いているため初めて見る食べ物でも、安心して調理できます。

さらに地域の魅力が、物語風の文章や美しい写真とともに掲載されており、まるで一緒に旅行に行ったかのような体験をお届けします。

ーーこのような「そのとちぎふと」を始めるキッカケは何だったのでしょうか。

キッカケは、仕事で出会った食品事業者です。

当時はコロナ禍真っ最中であり、事業者の「作るだけで精一杯だ」と悲痛な声をたくさん聞いておりました。

そんな事業者たちを「なんとかしたい」「救いたい」という思いから、「そのとちぎふと」を始めたのです。

ーー「そのとちぎふと」の他には、どのような取り組みがございますか？

弊社では「そのとちブック」も発売しております。

「そのとちぎふと」と同じように、現地でしか手に入らない貴重な食べ物を買うことができます。

そんな「そのとちブック」のこだわりは、やはり本のデザインです。
B5サイズの大きい表紙を開くと、食べ物が透明の切り抜きから見えるというインパクトのある作りで通販の他に、店頭で購入することができます。

自宅で楽しむ「そのとちぎふと」とは異なり、旅行のお土産として渡すことができる点は、「そのとちブック」の大きな魅力です。

これからについて

ーー「そのとちぎふと」「そのとちブック」についてお教えいただき、ありがとうございました。では、これからの展望を教えていただけますか？

これからも地域とクリエーターを繋げたいと考えております。
「そのとちぎふと」や「そのとちブック」では、各地の生産者と弊社のクリエイターが協力し、作り上げたものです。

もちろん、地域によって必要な取り組みの詳細は異なります。
しかし、生産者とクリエイターが二人三脚で課題に取り組むことは変わらず、大事にしたい点です。

今後もこのような取り組みを各地へ広め、地域を盛り上げてまいりたいです。

地方創生を目指す若者へメッセージ

ーーありがとうございました。最後に、地方創生を目指す若者にむけて、メッセージをお願いいたします！

そうですね。地方創生には、強みと、興味関心の組み合わせが大事だと考えております。

強みを押し出すだけではなく、興味関心との接点を見つけ出すことで、新しい取り組みへと繋がるのではないでしょうか。

自分の苦手分野ではなく、得意分野でチャレンジしてほしいです。

これは地方創生だけではなく、他の業種でも通じることでしょう。
ぜひ自分の得意分野を伸ばし、さまざまな分野で活躍してほしいと考えております。