企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
2015年、海上自衛隊の街・呉市で、新たな観光資源として誕生した「呉海自カレー」。地域活性化を目的として「呉海自カレー事業者部会」が発足しました。単なる「海軍カレー風」ではなく「本物の艦艇の調理員さんから直接レシピを伝授され、司令や艦長からお墨付きをもらう」という非常に厳格でこだわりの強いルールを確立しました。これにより、店舗ごとに全く異なる本格的な味が楽しめる観光グルメとして、年々メディアや全国のカレーファンから多くの注目を集めていくことになりました。2015年の発足当初は飲食店のメニュー提供からスタートした事業者部会ですが、最大の転換点となったのはレトルトカレーによる卸・小売業への参入でした。店舗の枠を超えた流通網の確立により事業を急成長させ、2025年の会長就任以降は、その原動力を子ども食堂や福祉活動支援へと循環させるなど、常に時代に合わせたイノベーションを牽引し続けていきます。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
呉海自カレー事業は、一般的なご当地グルメの枠を超えた、強固で再現性の高いビジネスモデルを確立しています。その一つが、海上自衛隊から認められたブランド価値と信頼性です。提供しているすべてのカレーは、海上自衛隊呉基地の艦艇や部隊の調理員から直接レシピの提供を受け、司令や艦艇長による味の確認を経て、授かったものだけを提供しています。「自衛隊お墨付き」という確かな信頼性が、全国のファンを惹きつける大きな競争優位性となっています。また、店舗営業だけに依存しないハイブリッドな収益構造も強みです。店舗で提供するカレーに加え、事業者部会が主導して開発したレトルトカレーの製造・流通・販売も好調に推移しています。飲食店特有の席数や営業時間といった制約を受けない物販事業を展開することで、ギフトや通信販売への販路拡大を実現し、安定した事業基盤を築いています。さらに、「呉海自カレー事業者部会」に全提供店舗が加盟し、呉グルメ実行委員会とも密接に連携することで、民間と行政が一体となった運営体制を構築しています。民間ならではのスピード感や発想力と、行政が持つ信頼性・広報力を融合させることで、シールラリーをはじめとした地域全体を巻き込む施策を継続的に実施できる強固なプラットフォームを形成しています。2025年6月に会長へ就任したことを機に、事業者部会は「呉のローカルブランド」から「社会と並走する全国区のサステナブルブランド」への進化を目指しています。今後も呉海自カレーを通じて地域の魅力を全国へ発信するとともに、持続可能な地域づくりに貢献してまいります。
御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
呉海自カレー事業者部会は、「食」を通じた地方創生とSDGsへの貢献を目指しています。海上自衛隊の艦艇調理員から直接レシピを伝授されるという「呉でしかできない体験」をブランド化し、シールラリーなどの施策を通じて全国から多くの人々を呼び込む唯一無二の観光コンテンツを確立してきました。また、店舗での飲食事業に加え、レトルトカレーの卸売・小売事業を展開することで、ふるさと納税やAmazon、事業者部会のオンラインショップなどを通じて呉市外から継続的に資金が流入するビジネスモデルを構築しています。さらに、加盟店舗が事業者部会として連携することで、広告宣伝費や開発コストの最適化を図るとともに、地元の小規模事業者を守り、地域全体の雇用や経済の活性化にも貢献しています。こうして生み出した価値や利益を子どもたちや社会福祉へ還元し、カレーという「食」を通じて地域経済と人々の暮らしの双方を豊かにする、持続可能な呉の未来づくりに取り組んでまいります。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
「呉海自カレー事業者部会」を牽引する私たちのもとで働く魅力は、単なる飲食・物販の枠を超え、「地域を動かし、社会を変える経験」をダイレクトに体感できる点にあります。呉海自カレー事業者部会が提供しているのは、カレーという商品だけではありません。「呉の誇り」であり、「街の未来」そのものです。当部会で働くことで、海上自衛隊から認められた他にはない「ブランド力」と「スケールの大きさ」を動かす面白さや、厳しい審査で認められた、その社会的信頼を得て、自信と誇りを持って仕事に取り組めます。われわれの仕事が「地方創生」に直結するやりがいや、また、呉市や海上自衛隊、地元の飲食オーナーの皆様と連携しながら仕事を進めるため、視野が広がり、地域ビジネスにおける人脈と経験を培うことができます。

ひとを知る
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会長
岡本 正信
1986年に株式会社総合センターへ入社。2012年にクレイトンベイホテル支配人に就任した。2015年には、呉市内22店舗で構成される「呉海自カレー事業者部会」が発足し、創設時から副会長を務める。海上自衛隊の艦艇調理員から各店舗へ秘伝のレシピを直接伝授する仕組みを構築し、店舗ごとの個性が光るカレーの提供を実現した。さらに、部会事業としてレトルトカレーの卸売・小売事業も展開し、着実にファンを増やしながら売り上げを伸ばし、成長を続けている。2018年にクレイトンベイホテル副総支配人、2021年に株式会社総合センター営業統括次長に就任し、クレイトンベイホテル次長も兼務する。2025年には呉海自カレー事業者部会会長に就任。就任後は事業のさらなる発展に尽力する傍ら、福祉施設へのレトルトカレーの寄付や子ども食堂への支援など、食を通じた社会福祉活動にも情熱を注ぎ、地域社会への還元を精力的に進めている。
プレスリリース
SDGsへの取り組み
- 【3】食品ロス(フードロス)の削減と資源循環の実現に向け、カレーに使用する食材を可能な限り広島県内・呉市内で調達し、輸送によるCO₂排出量の削減と地域農業への貢献の両立を図っています。
- 【9】呉が歩んできた海上自衛隊の歴史や食文化を次世代へ正しく継承し、地域の文化と魅力を未来へつないでいく役割を担っています。
- 【11】呉海自カレー事業者部会は、「一皿のカレーから、誰も取り残さない呉の未来へ」を掲げ、呉の街で育まれた事業者部会だからこそ実現できる「おいしい循環」をこれからも力強く広げてまいります。
企業プロフィール
| 企業名 | 呉海自カレー事業者部会 |
|---|---|
| 所在地 | 〒737-0032 広島県呉市本町14-19-201 |
| 創業年 | 2015年創業 |
| 代表者 | 会長 岡本 正信 |
| 事業内容 |
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