- エリアトップ
- 地域を楽しむ
- 地域を知るメニューを閉じる

こんにちは!レトロな町並みが好きな、ライターの中宮桃果です✨
「レトロな町並み」と聞くと、皆さんはどのような景色を思い浮かべるでしょうか。
今回ご紹介するのは、そんな素敵な町並みのなかにある「温泉津温泉(ゆのつおんせん)」です!一体どんな温泉なのでしょうか?
早速見ていきましょう!
まるでタイムスリップ!エモすぎる「レトロな町並み」
「温泉津」と書いて「ゆのつ」と読む珍しさがまず目を引きます。
名前の通り、「温泉のある港町」。
足を踏み入れた瞬間からタイムスリップしたかのような非現実的な町並みに心を奪われることでしょう!
東西に細長く続く約800mのメインストリートは、国の「重要伝統的建造物群保存(町並み保存)地区」に定められており、なんと江戸時代からの約1300年の歴史が今も息づいています。街並みの骨格は、江戸時代に作成された町屋敷図という地図と大差ないというのが驚きです!
大正から昭和初期にかけて建てられた木造旅館やどこか懐かしい洋館などが軒を連ねる姿は、まるで映画のセットのよう。夜になると、オレンジ色の優しい灯りが街を照らし、ロマンチック度が増すのも素敵です。
ノスタルジックさを感じる穏やかな町並みが、温泉津温泉の魅力ポイントの一つなのです!
世界が認めた!世界遺産の温泉街
温泉津は、ただの温泉地ではありません。実は、2007年に登録された世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産の一つに選ばれました!
「構成資産」とは、世界遺産が複合体で登録されている場合、その一つ一つの構成要素を指します。例えば、京都の世界遺産は「古都京都の文化財」として、京都市・宇治市・大津市にある17の寺社仏閣、城郭から構成されていますが、その一つの「清水寺」などを「構成資産」と呼ぶわけです。
かつて石見銀山で採掘された銀は、この温泉津の港、沖泊(おきどまり)・湯ノ津港から世界へと輸出されていました。
また、銀山で働く人々や文人墨客、代官など、多くの人々が疲れを癒やしに来たのもこの場所です。つまり温泉津温泉は、石見銀山を影で支えた重要な「港と温泉の町」だったのです。街の随所に、その輝かしい歴史の跡を感じることができます✨
先ほども登場した「重要伝統的建造物群保存地区」にも、「歴史的な町並みを後世に残していこう」という想いが込められていますね。
続いてその他の、温泉津に残る歴史の跡を2つ紹介します!
①鵜丸城跡
「温泉街に城?」と思った方も入るかもしれません。
この「鵜丸城(うのまるじょう)」は、石見の支配権をめぐり大内氏・尼子氏・毛利氏の三者が奪い合った戦国時代に、毛利元就が水軍の基地として湾の突端に築いた城です。
温泉津には他にも、櫛山城や笹島城といった、同じ目的で作られた城もありました。
世界が欲しがった石見銀山の「玄関口」である積出港を守るための城が築かれていたのですね🏯
②鼻ぐり岩
二つ目にご紹介するのは、「鼻ぐり岩」です。
沖泊にぽっこりと丸い穴の空いた岩がいくつか残っています。
これは江戸時代、銀を積み込む船を固定するためにロープを通した「車止め」のようなものです。「鼻ぐり」とは牛の鼻輪を指します。
岩に穴を開けたものや、杭のように岩を立てた棒状のもの、臼石の形をしたものなど、形状はさまざまでした。
かつては、このような岩が港一体に約400箇所もあったそう。
当時の港がいかに賑わい、多くの船が行き来していたかを物語っていますね。
温泉好きなら泣いて喜ぶ至高の湯
街並みはもちろんのこと、ここの温泉はとにかく「本物」!
温泉津温泉は、「たぬきがお湯に浸かり、傷を癒しているところが発見されたことが開湯のきっかけ」とされています。古くから、お湯に入って病気や傷を治す「湯治(とうじ)の湯」としても知られており、温泉成分の濃さは折り紙付きです!
街を代表する共同浴場の「元湯」と「薬師湯」では、地下から湧き出る濃厚な源泉が、そのまま湯船にかけ流されています。お湯は少し濁っていて、体の芯からポカポカ温まり、お肌もスベスベに✨。「万病に効く」と言われるのも納得の、実力派温泉なのです♨️
どちらもレトロな外観が目を引く個性的な温泉ですが、それぞれ簡単に説明します!
♨️元湯
「元湯」は、温泉津温泉の始まりとなった「たぬき伝説」の温泉です!
温泉の熱さが段階的に選べる3つの浴槽があり、それぞれ「初めての方(38~40度)」「ぬるい湯(43~44度)」「熱い湯(46~48度)」と分けられています。少しずつ体を慣らし、熱い湯にも挑戦してみてくださいね!
元湯では、湧き出した源泉がそのまま浴槽へ運ばれます。「加水・加温・循環・入浴剤・消毒」を一切行わない、自然の恵みそのままの天然温泉なのです。
【住所】〒699-2501 島根県大田市温泉津町温泉津ロ208-1
【営業日・時間】3月~11月 6:00~20:00(最終受付19:30)
12月~2月 6:00~19:00(最終受付18:30)
短縮営業日 毎月第3月曜日 6:00~15:00(最終受付14:30)
【定休日】毎年11月 第3月曜日
【料金】大人(中学生以上) 500円、小人(1歳以上~小学生以下) 250円
※毎年7月7日は医王山温光寺薬師如来御例祭(お薬師さん祭)のため参拝者のみ無料。入浴無料券配布時間は、温光寺開門時間内の5:30~17:00まで。
【電話】0855-65-2052
【アクセス】JR温泉津駅より徒歩約17分(1.3km)、バス約5分
♨️薬師湯
「薬師湯」は、日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けるほど、温泉成分が高く評価されています!
薬師湯も、元湯同様に、源泉掛け流しの「天然100%温泉」なのが特徴です。
1872年の浜田地震の際に噴出した源泉で、当時は「震湯(しんとう)」と呼ばれていました。今も自噴(自然に湧き出す)の勢いが強く、鮮度が抜群です。
貸切風呂もあるので、のんびりと温泉を楽しむこともできます!
隣接する旧館は、大正から昭和初期の面影を残す洋館で、現在はカフェとして利用されています。また、屋上のテラスからは温泉街の赤瓦の絶景を見渡すことができます!
【住所】〒699-2501 島根県大田市温泉津町温泉津
【営業日・時間】9:00~21:00(最終入場20:30)
【定休日】年中無休 ※年末年始は要問い合わせ
【料金】大人600円、子ども(1歳~小学6年生)300円
【電話】0855-65-4894
【アクセス】JR温泉津駅から徒歩約20分(1.7km)、バス約7分
毎週土曜夜は熱狂!迫力満点な「石見神楽」
温泉津温泉を語るのに必要な最後のピースは、温泉津の夜を熱く盛り上げる、伝統芸能の「石見神楽(いわみかぐら)」です。
毎週土曜日の夜、温泉街にある「龍御前(たつのごぜん)神社」で行われています。
この神社は、かつての石見銀山の最盛期、港を行き来する船の守り神として信仰されてきました。
軽快なお囃子のリズムに合わせて、豪華絢爛な衣装をまとった演者が舞い、巨大なオロチ(大蛇)が暴れ回る姿は迫力満点です!🐍
古来より神に捧げる神事であった「神楽」が、現在は大人も子供も、その熱気とパフォーマンスに魅了される一つのイベントとなり、継承されています。
温泉に入った後は、ぜひこの「熱い」夜も体験してみてください🔥
おわりに
いかがでしたか?
温泉津温泉は、レトロな町並みが美しく映える、穏やかな時の流れを感じることのできる温泉です。しかし、その歴史や泉質の「濃さ」は全国随一と言っても過言ではないでしょう。
温泉観光の楽しみ方は人それぞれですが、街歩きも、温泉そのものも、たっぷり楽しめ心を豊かにしてくれるに違いありません。
これだから温泉街は面白いんです!ぜひ、温泉津温泉に足を運んでみてください🎶
参考
温泉津温泉|しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト
https://www.kankou-shimane.com/spa/detail/42_yunotsu
温泉津町温泉津(港町・温泉町 島根)文化遺産オンライン
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/91143
温泉津ノスタルジックな旅|島根県大田市観光サイト
https://www.ginzan-wm.jp/model_course_post/yunotsu/
世界遺産 文化遺産オンライン
https://online.bunka.go.jp/special_content/component/104
温泉津町重要伝統的建造物群保存地区|日本遺産ポータルサイト
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/culturalproperties/result/4523/
鵜丸城趾|島根県大田市観光サイト
https://www.ginzan-wm.jp/purpose_post/%E9%B5%9C%E4%B8%B8%E5%9F%8E%E8%B7%A1/
鼻ぐり岩|島根県大田市観光サイト
https://www.ginzan-wm.jp/purpose_post/%E9%BC%BB%E3%81%90%E3%82%8A%E5%B2%A9/
龍御前神社|島根県大田市観光サイト
https://www.ginzan-wm.jp/purpose_post/%E9%BE%8D%E5%BE%A1%E5%89%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
エリアから探す
北海道・東北
関東
中部・北陸
近畿
中国・四国
九州・沖縄
お問い合わせ
掲載依頼・取材依頼・Made In Localシリーズおよび地域を代表する企業100選についてのお問い合わせ等、承っております。まずはお気軽にご相談ください。
会社概要
Made In Localは、株式会社IOBIが運営する地方創生メディアです。弊社では現在、事業拡大につき、新卒・中途ともに積極的に採用活動を行っております。 ご興味のある方はぜひご一読ください。
Made In Localは地方創生メディアの運営を通して地域の産業振興や地域間格差の是正に取り組んでおり、「産業と技術革新の基盤をつくろう」・「人や国の不平等をなくそう」・「住み続けられるまちづくりを」の3つのSDGsのターゲットの実現を目指しています。









.jpeg&w=256&q=75)























































