こんにちは!歴史の勉強が好きなライターの中宮桃果です🍃

日本史の授業などで、「後鳥羽上皇」「後醍醐天皇」という2人の人物の名前に聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか…?

彼らの共通点は、鎌倉時代に「隠岐の島に流罪となった」人物であるという点です。
島流となった彼らは、どのような生活を送っていたのでしょうか?

2人が隠岐の島で過ごした日々にタイムスリップしてみましょう!

流刑地であった隠岐の島


隠岐の島は、島根半島の北側約40~80kmの日本海に浮かぶ諸島です。4つの大きな島と、約180の小島で構成されています。

隠岐の島と言えば、「かつての流刑地」というイメージが大きい方も多いのではないでしょうか。

奈良時代初期の724年、聖武天皇の時代に、隠岐の島は、「遠流(おんる)の地」と定められました。「遠流」とは、流罪のうち最も重い刑罰であり、「遠流の地」は、遠流の刑に処された天皇や公家、役人などの政治犯が送られる場所でした。

流刑とは言っても、高貴な身分の方を過酷な環境に置くことは許されておらず、豊かな自然と文化を持つ隠岐の島は理想的な場所でした。

「遠流の地」には他にも、佐渡や土佐、伊豆などが定められていました。

島民に見守られ、長生きした後鳥羽上皇


鎌倉時代初期の1221年、後鳥羽上皇は、当時執権として実権を握っていた北条時宗を倒すため、承久の乱を企てました。

しかし、後鳥羽上皇率いる朝廷軍は、およそ1か月という短期間で幕府軍に敗北してしまいます。

首謀者である後鳥羽上皇は隠岐の島・中ノ島の海士町(あまちょう)へ流刑となり、60歳で亡くなるまでの約19年間をその地で過ごしました。

元来、和歌や歌壇で活躍する文化人であった後鳥羽上皇は、海士町で和歌を詠みながら、穏やかな余生を過ごしたとされています。

  「我こそは 新島守よ 隠岐の海の 荒き波風 心して吹け

これは、後鳥羽上皇が隠岐の島に滞在中に詠んだ有名な一句です。
自身を島守と称し、荒ぶる波風を鎮めるよう命じる「島守」としての強い意志、そして隠岐の島を大切に思う気持ちが込められています。

後鳥羽上皇は隠岐の地でたくさんの歌を詠み、『隠岐本新古今集』や『遠島御百首』などの歌集を作成しました。

迫力満点!隠岐の牛突き


そんな後鳥羽上皇のためにと、島民たちによって始まったのが、「隠岐の牛突き」です🐃

日本最古・約800年の歴史を持つこの闘牛文化は、現在でも「隠岐モーモードーム」で見ることができます✨

2〜6歳の雄の牛が巨体をぶつけ合う姿はまさに圧巻です!

本場所大会は、8月・9月・10月の年3回行われており、その様子は真剣そのもの。時には決着がつくまで1時間以上かかる場合もあるそう。

決着はつけず、引き分けで試合を楽しむことができる「観光牛突き」は年中行なっています。

開催日程については下記のURLから、観光協会のウェブサイトをご覧ください。
👉https://www.e-oki.net/experience/6333/

また、牛たちを支える牛飼いの方々に密着した動画も公開されているので、こちらも併せてご覧ください!
隠岐牛突きPRチャンネルhttps://www.youtube.com/@OKI_USHIDUKI/videos

この「隠岐の牛突き」は、島の人々のおもてなし精神を表す文化として、無形民俗文化財に登録されています。

後鳥羽上皇も観戦していたと思うと、とても感慨深いですね。

【施設情報】


住所:〒685-0007 島根県隠岐の島町池田風呂前19番1
電話番号:08512-2-0787(隠岐の島町観光協会
営業日・時間:不定期開催、開催時は9:00または14:30から
料金:大人1,500円、小学生750円、未就学児無料
アクセス:おき西郷港フェリーターミナルより車で10分(無料駐車場30台)または、西郷港線バス「隠岐病院」下車→中村線/五箇線バス「国分寺入口」下車徒歩約6分
URL:https://www.e-oki.net/experience/6333/

幕府を倒したい!後醍醐天皇


もう1人、隠岐の島で流罪となった人物で有名なのが、後醍醐天皇です。

彼は、鎌倉時代末期の1331年に討幕計画を企てますが、側近の密告により計画が露呈してしまいます。

その後、奈良の笠置山にて挙兵しますが、幕府軍に敗北し、翌1332年に隠岐の島に流されました。

隠岐の島に流された後醍醐天皇は、後鳥羽上皇とは対照的に、なんと約1年後に隠岐の島からの脱出を果たすのです。

その後京都まで戻り、足利尊氏らと共に鎌倉幕府を倒しました。

後醍醐天皇に続け!脱出ツアー


そんな後醍醐天皇が滞在したとされる西ノ島では、後醍醐天皇の隠岐の島脱出を追体験できる「脱出ツアー」があるのです!

タクシーで後醍醐天皇ゆかりの史跡をめぐり、運転手さんのガイドを聞きながら、楽しく後醍醐天皇の足跡を追うことができます。

コースは、かつての後醍醐天皇の住まいとされる「黒木御所阯」・絵巻や資料を閲覧できる「碧風館(へきふうかん)」・脱出までの間に休息を取ったと伝えられる「御腰掛の石」・そして、別府港へと続きます。

黒木御所阯は、別府湾の東の湾に突き出した丘の上にあり、御所の史跡や、天皇を祀る黒木神社があります。

同じ敷地内にあるのが、「碧風館」です。
京都・奈良〜隠岐まで、広い地域に分布する後醍醐天皇伝承の地をまとめた地図や、西ノ島に伝わる伝承が分かりやすくまとめられています。

通年、申し込みをすればいつでもツアー可能で、西ノ島のどこにでも迎えに来てくれるそう。
歴史の転換点を作り出した後醍醐天皇の「なんとしてでも幕府を倒したい」という熱い想いを感じながら、西ノ島を巡ってみてはいかがでしょうか。

ご予約は以下のURLから可能です!
https://oki.channel.io/user-chats/699ecd8b56e328bab45e?page=https%3A%2F%2Foki.channel.io%2Fworkflows%2F54147

【ツアー情報】


開催日・時間:通年・9:00~17:00の間の希望の時間(予約時に備考欄に記入)
料金:普通車(定員4名)11,100円/1台、ジャンボ(定員9名)14,700円/1台
所要時間:約90分
URL:https://www.e-oki.net/experience/6327/

おわりに


いかがでしたか?

後醍醐天皇と後鳥羽上皇、2人とも隠岐の島に流されましたが、それぞれの人生を歩んでいたことがわかったのではないでしょうか。

2人の天皇が隠岐の島で作った伝統や伝説、文化や歴史。
それらは今も島の人々の誇りとなって根付いています。

隠岐の島の人々は今でも2人のことを「ごとばんさん」「ごだいごさん」と呼んで親しんでいるそうです。

隠岐の島に行くなら、ぜひ2人の天皇の暮らしに想いを馳せながら、回ってみてくださいね。

参考


隠岐文化の形成|人の営み|Oki Islands UNESCO Global Geopark
https://www.oki-geopark.jp/lifestyle/history/
守り継がれた文化・祭り/隠岐ノート/隠岐の島旅【公式】
https://www.e-oki.net/features/12363/#headline2
隠岐の島といえば島流し?流された後鳥羽上皇と後醍醐天皇|まっぷるウェブ
https://articles.mapple.net/bk/18950/?pg=2
隠岐モーモードーム|しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト
https://www.kankou-shimane.com/destination/20302
隠岐モーモードーム・観光牛突き観戦|体験予約|隠岐の島旅【公式】
https://www.e-oki.net/experience/6333/
元弘の乱|ホームメイト
https://www.touken-world.jp/tips/56975/
西ノ島「後醍醐天皇脱出ツアー」|隠岐の島旅【公式】
https://www.e-oki.net/experience/6327/
黒木御所址|西ノ島町観光協会
https://nkk-oki.com/japan/information/kurokigosho-ato/
碧風館|西ノ島観光協会
https://nkk-oki.com/japan/information/hekifu-kan/

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