トラックパーツの堅牢性と和の品格を融合。物流から建築空間へ、新たな輝きを提供

トラックパーツ製造販売を手掛ける株式会社ステンレスアート・G-1（本社：大阪府堺市、代表取締役社長：田中 陽子）は、鏡面仕上げ（ミラー）と艶消し仕上げ（マット）のコントラストで市松模様を描く新素材『鏡面市松（きょうめんいちまつ）』を開発いたしました。

金属加工の町・堺で培った独自技術により、異なる表面処理を同一平面上で緻密に組み合わせることに成功。

光の反射で表情を変える本素材は、トラックパーツのみならず商業施設の壁面材やインテリア素材としても展開します。

伝統的な吉祥文様と現代の金属加工技術が融合した、新たなデザイン素材の提供を本日より開始いたします。

『鏡面市松』について

物流業界におけるトラックのカスタマイズ市場では、従来の「派手さ」重視から、より洗練された「シックな高級感」を求めるトレンドへと変化しています。また、建築・空間デザイン分野でも、金属素材に温かみやリズムを与える表面処理が求められていました。

こうしたニーズに応えるため、当社は長年のステンレス加工技術を結集。鏡面の煌めきと艶消しの落ち着きを共存させ、奥行きと品格を感じさせる新素材『鏡面市松』を開発しました。

『鏡面市松』の特徴

1. 独自加工技術による「鮮明な境界線」

通常の加工では困難な、異なる表面処理の隣接による「境界線の滲み」を克服。

独自のマスキング技術と処理プロセスにより、市松模様の境目を極めてシャープに表現しました。まるで異なる素材を嵌め込んだかのような精緻な仕上がりです。

2. 光と影が織りなす「視覚的な奥行き」

見る角度や光の当たり方で劇的に表情を変えます。鏡面部分の映り込みと、艶消し部分の柔らかな輝きのコントラストが、平面素材に擬似的な立体感と空間へのリズムをもたらします。

3. 伝統美「市松模様」の採用

デザインには「繁栄」を意味する吉祥文様「市松模様」を採用。トラックパーツとしての安全・繁栄への願いを込めると同時に、和洋を問わず現代建築にも調和する「ジャパニーズ・モダン」を体現しています。

開発の背景：堺の技術で「大人の遊び心」を表現

金属加工の集積地・大阪府堺市でトラックパーツ製造に従事する当社は、機能部品としての品質に加え、「ステンレス本来の美しさ」を追求してきました。

「単に光らせるだけではない、品格のある素材を作りたい」という想いから開発に着手。鏡面と艶消しの輝度バランスに徹底的にこだわり、試行錯誤の末、工芸品のような佇まいを持つ製品を完成させました。

想定される用途と今後の展開

その高い意匠性を活かし、以下の分野へ展開します。

トラック・商用車架装： 他車と差別化するワンランク上のカスタマイズに。

建築・インテリア内装： ホテルやオフィスの壁面、店舗什器など。

プロダクトデザイン： 家具、サイン、ディスプレイ用品など。

今後はパターンの拡充も視野に入れ、個人のお客様からのオーダーメイド加工にも対応してまいります。

おわりに

株式会社ステンレスアート・G-1は、『鏡面市松』を通じてステンレスの新たな可能性を切り拓きました。

堺の町工場から生まれた「強さ」と「美しさ」を兼ね備えた技術で、日本の物流の足元を飾り、都市空間に新たな輝きを提供してまいります。

【会社概要／株式会社ステンレスアート・G-1】
所在地：〒599-8234 大阪府堺市中区土塔町144-7
代表者：代表取締役社長田中 陽子
創業：2021年
URL：https://stn-art-g-1.com/

事業内容：トラックパーツ製造販売業