「京都を代表する企業100選」とは

「京都を代表する企業100選」とは、日本一の地方創生メディア「Made In Local」のメインコンテンツである京都に本社所在地がある厳選された限定100社の企業を紹介する取り組みです。

これまで地域の伝統産業の担い手となっている企業・SDGsの取り組みを積極的に推進している企業・地域貢献に力を入れている企業などを数々紹介しています。

・Made In Local「京都を代表する企業100選」株式会社マイギ
・Made In Local「地域を代表する企業100選」京都エリア

▶︎審査基準
A 地域コミュニティに積極的に参加するなど、社会活動に会社を挙げて取り組んでいる
B 地元の名産や地場産業と言われるビジネスに携わっている
C 若手の育成に力を入れている
D 他社にはない独自の技術やビジネルモデルを持っている
E 成長マーケットで事業をしている
F 地域平均よりも高い給与水準を実現している

企業のこれまで

株式会社マイギは、原子力発電所の保修業務を下請けする会社として、昭和50年9月に創業いたしました。以来、長年にわたり地道に技術力を積み重ねてまいりましたが、バブル崩壊後に最初の大きな試練を迎えました。この経験から「1社依存のリスク」を痛感し、その頃より新たな顧客や技術を模索し始めました。その後も紆余曲折を経ながら事業を維持しておりましたが、国内では「原子力ルネッサンス」や海外輸出の動きが広がり、当社にもようやく明るい兆しが見え始めた矢先、2011年の東日本大震災が発生しました。これにより国内の原子力発電所はすべて停止、海外にも影響が及びました。1年ごとの運転と定期検査を前提とした保修業務の構造が崩れ、未来が全く見通せなくなり、会社は存亡の危機に直面しました。そうした中、以前より少しずつ営業活動を展開していた商社様からご依頼をいただき、マレーシアにおける技術コンサルタント業務を開始。これが当社にとって新規事業、そして海外進出の第一歩となりました。

企業の強み

未知の海外での業務に挑戦することで、新たな顧客を獲得することに成功しました。現在10年が経過しましたが、当時海外で共に困難を乗り越えた顧客も出世し、今でも「困った時のマイギさん」と厚い信頼を寄せていただいています。この経験から得た教訓は、「困っている顧客を下心なく全力で支援する」という姿勢であり、会社の経営方針の基礎となっています。
本社は舞鶴にありますが、売上の半分は他県の顧客によるもので、今後も必要に応じて現地へ出向く形態は継続予定です。一方で、舞鶴から通勤可能な業務も半分確保しており、将来にわたりAIに代替されない技術力を保持しつつ、安定した事業基盤を有しています。

今後に向けて

会社は創立50年を迎え、大きな転換期に差しかかっています。これまで長年にわたり尽力してくれた従業員には、プロとして現在の業務を継続しつつ、新たな挑戦にも取り組んでもらいます。
地元貢献の一環として、毎年中学生向けのインターンシップを実施しており、「働くということ」や「給料の仕組み」といった学校では学べない内容を伝えています。受講した生徒からは「良かった！」「地元にこんな会社があるんだ！」と好評をいただいています。
さらに中学生に留まらず、小学生、高校生、短大生にも学びの機会を提供し、地元での経験や情報を積極的に展開していきます。そして、都会に出ても帰ってきたいと思える魅力あるふるさとづくりに貢献していきたいと考えています。


【会社概要／株式会社マイギ】
所在地：〒625-0014　京都府舞鶴市大字鹿原小字石橋196-3
代表者：代表取締役社長 上羽 裕之
設立：1975年9月
事業内容：プラントの保守・建設、インターネットカメラシステムの構築・設計・施工、ソフトウェア開発、電気盤・制御盤の設計・製作
関連URL：株式会社マイギ ホームページ　https://www.maigi.co.jp 
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