こんにちは!ライターのアイです!

突然ですがみなさんは、昆虫食自動販売機を知っていますか?
名前にインパクトがありすぎて驚きますよね!

昆虫食自動販売機とはその名の通り、ジュースを売るように食用昆虫を自動販売機で売っているんです!

私は想像しただけでインパクトバッチリですが、今回はそんな岐阜県内にある前代未聞の自動販売機について詳しくお話ししていきます🔍

新発見!海なし県では食用昆虫が郷土料理に!


岐阜県はご存じの通り、周囲を他県に囲まれた「海なし県」です。

そこで岐阜県では魚からたんぱく質を摂取する代わりに「へぼ」と呼ばれる昆虫の幼虫を美味しく食べる調理方法がたくさん編み出されました。この「へぼ」とは岐阜県の方言で「クロスズメバチ」を指しています。

そんな地元民に愛される料理の名は「へぼ飯」

砂糖と醤油を煮立たせてへぼと絡めて白米にかけて食べるというシンプルな料理ですが、醤油の塩味とへぼの濃厚でクリーミーな甘みは、とても相性が良いそうです!

クロスズメバチと聞くと少し危険なイメージがありますが、魚の代用になるほど古くから愛されているだけあって栄養価が非常に高く、一度は挑戦してみたい郷土料理ですよね!

岐阜県初!昆虫食自動販売機!


昆虫食自動販売機は岐阜市日野北のクワガタ専門店「くわがた村・本店」にあります。

経営のメインはオオクワガタの販売で、昆虫マニアの人たちの間では人気店らしく、お店を3店舗も構えているそうです!

⚠昆虫食自動販売機は本店のみ

そんなお店が売っている自販機の中身は、やはりクワガタかと思いきや、実はクワガタは一切売られていません!「売られてないんかい!」と思わずツッコミたくなりますね(笑)

販売されているのは東南アジア産のイナゴ・コオロギ・バッタ・カイコのサナギなどです。

普通の自動販売機のように自由に商品を選ぶことができます。

最近ではお菓子の自動販売機をよく目にしますが、昆虫自動販売機もあのように、袋で種類別に売られています。パッケージも普通のお菓子自販機のお菓子に近いキャッチーな見た目です。

さらに、くわがた村の自動販売機には正面に大きく「コオロギ食べ比べ」と書いてあります。街中で出くわしたらかなり怖い文章ですね!(笑)

皆さんもどこかで昆虫食自動販売機を見かけた際はぜひ挑戦してみてくださいね🍀

住所:〒500-8207 岐阜市日野北6-19-5
電話番号:.058-240-6301
営業時間:昼12時~夜7時
定休日:毎週火・水曜日
    臨時休業・営業時間変更あり 
※採取等の都合により臨時休業や営業時間を変更する場合があります。

実際昆虫ってどんな味なの?


昆虫食で気になるのは、やはりお味です!

実は日本で販売されている昆虫食は、東南アジアで売られている昆虫食よりも薄味で日本人向けに食べやすいよう改良されています。

実際に食べた人の話によると「セミ」はアーモンドの香ばしい味、「サゴワーム」という幼虫は例えるなら、えびせんべいの味がするそうです。

自動販売機なら手軽に購入できるため、さまざまな昆虫を食べ比べてナンバーワンを決めても面白そうですね!

意外に食べやすそうで、お酒のおつまみにも良いですね!

実際の写真を拝見しましたが、昆虫がそのままの姿で素揚げされているためインパクトは十分ですが、見た目と味のギャップがコアなファンが多い理由かもしれません!

なぜ増える?昆虫食ブーム


実は、昆虫食自動販売機岐阜県だけではありません大阪北海道東京など全国77カ所に設置されているんです!

こんなにたくさんあるとは驚きですよね!今まで見たことないのが不思議なくらいです!

ではなぜこんなにも昆虫食の需要が高まっているのでしょうか?

🔍自販機ビジネスの変化


理由として考えられるのは、飲料類の自販機需要の低下です。

近年、自販機とコンビニで売られている飲料類の価格に差がなくなってきています。皆さんも「自販機のお水高くない?」と感じたことはありませんか?

昔は100円で買えていたものが今では120円になり、「スーパーで買った方が安いのでは?」と感じたことがある人も多いと思います。

自販機メーカーは売り上げの低下から脱却するためにラーメンや冷凍食品などを積極的に売りはじめ、ここで話題性の高い「昆虫食」が登場しました。

実際、静岡県のアパレル店の駐車場に設置された昆虫食自動販売機は1か月で90万を売り上げるなど、驚異の数字を叩き出しています。

ブームは目まぐるしく移り変わるため追いかけるのも大変ですが、こうしたなかで昆虫食にチャレンジしてみようと思いついた柔軟な発想が面白いですよね!

🔍SDGs―持続可能な未来へ


そして2050年までに90億人を超えると推測されているこの地球で生きていくためには、持続可能な社会を目指すことは必要不可欠です。

その課題の解決策になるかもしれないのが「昆虫食」。

まず注目すべきなのは、その栄養価です。コオロギの場合、なんとたんぱく質・アミノ酸・鉄分や亜鉛などのミネラルが牛肉以上に豊富なんです!

さらに、昆虫食は地球の環境面にも貢献しています。

育成時に発生する温室効果ガスの排出量は牛の100分の1、水の使用量は1000分の1

もはや次世代の食料にしない理由がありませんね!

おわりに


昆虫を食べると聞いて驚いた方もいると思いますが、アフリカや東南アジアでは普通に食べられています。

日本では当たり前に生魚を食べますが、海外では「お刺身を食べるなんてありえない!」と感じる人もいるので、食文化の幅広さを感じさせられます。

しかし、今回紹介した昆虫食少しずつ世界の文化として浸透していけば、今まで以上に昆虫食のバリエーションが増えて、持続可能な社会を作っていけるのではないかと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう☆彡

参考


岐阜で愛されるごちそう?昆虫食初体験で見えたもの - 美濃んちゅの酒場
へぼ飯 岐阜県 | うちの郷土料理:農林水産省
オオクワガタ | Dorcus くわがた村
岐阜県初!昆虫食の自動販売機 虫を食べて環境を考えよう | 岐阜市周辺の地元ツウが発信するローカル情報サイト★Gifoo!(ギフー!)
【SDGs視点】昆虫食の可能性と課題:未来の持続可能な食料源とは? | Jun*Juane
昆虫食はどんな味?昆虫食自動販売機を検証!|ピックアップ|kachi kachi plus
「昆虫食の自販機」が全国的にじわじわ増えているワケ:月90万円稼いだ自販機も(1/3 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン

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