稽古場へ出向き「舞台そのものを理解する」—徹底した分析と対策

両公演の開幕に先立ち、当院は劇団四季本部・横浜市の四季芸術センターを訪問。
実際の舞台稽古を観劇し、

・殺陣や戦闘シーンなど負荷の大きい動作の分析
・剣・衣装・舞台構造などの安全面の確認
・演者ごとの身体への負担箇所の推察
・予測される痛み・障害に対する予防策の提示

といった多角的な視点から、俳優の皆さま・演出家・舞台技術スタッフの皆さまと連携し、最適なコンディショニングを提案しました。

実際に使用される剣を手に取り、演技動作を自ら再現しながら身体負荷を検証するなど、“舞台を理解したトレーナー”として寄り添う体制を構築しました。

役者の覚悟・プロフェッショナリズムに触れて

今回、多くの俳優の方々の身体だけでなく心の状態にも寄り添うなかで、
劇団四季の皆さまの「舞台にかける圧倒的な覚悟」「お客様に最高の舞台を届けるという使命感」に強い感銘を受けました。

・もっと成長したい
・毎日葛藤しながらも前へ進む
・観客に“劇団四季を観て良かった”と思ってほしい

その姿勢は、トレーナーとしても人としても深い刺激となり、
改めて“この大切な身心を託された責任と使命”を胸に刻む機会となりました。

日本を代表し、世界へ羽ばたく劇団四季を“身心”から支える存在に

劇団四季は、俳優・技術・経営スタッフを含む約1400名から成る世界最大規模の演劇カンパニー。
ディズニーとの長年にわたる提携をはじめ、国内外から高い評価を受ける日本を代表する劇団です。

実際に俳優の皆さまをサポートし舞台を観劇したことで、
「劇団四季はもっと世界で愛される劇団になる」
その可能性を強く確信しました。

今回は殺陣のある作品を中心にサポートいたしましたが、
今後は殺陣の有無に関わらず、劇団四季の皆さまの身心を支え続けるパートナーとして長期的に貢献していきたいと考えています。

名古屋四季劇場の移転、“こけら落とし公演”にも期待

2026年7月には、名古屋四季劇場が名古屋市熱田区へ移転し、新劇場が誕生します。
こけら落とし公演は 「オペラ座の怪人」。

新たなステージに向けて、
また劇団四季の皆さまと共に歩める日を心より楽しみにしております。

最後に

「バケモノの子」名古屋公演、
「ゴースト＆レディ」名古屋公演に携わられたすべての皆さま、
本当にお疲れ様でした。

そして、数ある治療院の中から当院を選出し、大切な身心を託してくださったことに心より感謝申し上げます。


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