企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
福一漁業株式会社は江戸時代(宝永2年)より漁業を営んできた企業です。昭和20年にはイオウ島沖海戦にて徴用船第5福一丸が乗組員とともに玉砕。同年に小舟を購入し漁業を再開いたしました。昭和27年にはマッカーサーラインの撤廃により世界の海へ進出可能となり、福一漁業は世界の海へと進出。その後、多くの漁業種に挑戦いたしましたが魚を捕って売るだけの商売では将来不安定になるであろうという理由から昭和後期にかけて、水産加工業・冷蔵庫業・卸売業・小売り業・飲食業と次々新しい事業への挑戦を重ね、水産の流通に関わる全てを担うようになりました。近年では、少子高齢化による国内需要の減少を見据えて海外への輸出に力を入れているところです。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
福一漁業株式会社は非上場企業ならではの強みを活かし、短期的な利益にとらわれることなく、長期的な視点で事業への投資を行っています。特に「企業は人である」という信念のもと、社員が新たな挑戦や学びを通じて自己成長やスキルアップを図る機会を積極的に提供しております。また、シンプルな意思決定プロセスにより、迅速かつ柔軟に戦略を実行でき、新たなビジネスチャンスにもスピード感をもって対応することが可能です。「挑戦することが当たり前」という社風が根付いており、革新的なアイデアや取り組みに果敢にチャレンジする社員を正当に評価する企業風土があります。これからも社員一人ひとりが力を発揮し共に成長できる会社を目指します。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た静岡地域の魅力について教えてください。
昔、徳川家康公は、鷹狩りのため焼津から久能へ航海する際に、最大七丁と定めていた櫓(オール)の数を、焼津の船だけ特別に走力が上がる八丁の許可を与えました。その許可がきっかけで焼津のカツオ漁は活気づき、江戸時代には同船で漁民は遠く八丈島までカツオ釣りに出かけるようになりました。こうして焼津はどこよりも早く遠洋漁業を行うことになり、全国有数の水産都市へと成長してきました。当社も江戸時代より漁を行い、今でもその恩恵を授かりマグロ・カツオを漁獲し、全国へと販売しております。焼津は豊富な水産資源に恵まれているため常に新鮮な魚介を味わえますし、1年を通して温暖な気候で住みやすいという点も魅力の一つです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
「挑戦やチャレンジが好き」な方や「誰かの役に立ち、喜んでもらうことが何より嬉しい」と感じる方にとって弊社は理想的な職場です。デザインやWEBといった専門知識を活かしたい方や、プロの感性である「目利き力」が求められる仕事にやりがいを感じる方も歓迎しています。さらに、「身体を動かす方が性に合っている」方にはアクティブに働ける業務が豊富で、「リフトなどの運転操作」に興味がある方にもその技術を発揮する場が整っています。また「整理整頓が好き」な方や「誰かに説明するのが好き」な方、「効率よく面倒なことを片付けたい」方も弊社で活躍できるでしょう。そして「20、30年後も続く職に就きたい」という方、「後方支援が向いている」と感じる方、「食べることや料理が好き」な方にもバックオフィスや食に関する業務を通じてその個性を活かしていただけます。高卒・大卒や文系・理系を問わず、多様なバックグラウンドを持つ方々のご応募をお待ちしております。
ひとを知る
代表取締役
近藤太一郎
大学卒業後水産商社に入社。原料調達の鮪部門に配属され、鮪の目利きを学ぶ。退社後インド洋にて操業を行うまき網船に2年半乗船。その後福一漁業株式会社に入社し漁船の運航管理部門に配属される。衰退する漁船漁業をなんとか存続させたいという想いから日本初のヘリ搭載型漁船の建造、youtube チャンネル設立等数々のプロジェクトに関わり2022年より同社代表取締役となる。現在では全室個室型漁船建造プロジェクトに挑戦中。
SDGsへの取り組み
- 【4】全社員に向け受講料会社負担で定期的に自由参加のセミナーを提供し、資格支援制度にも力を入れています。
- 【12】責任ある食の提供者として、品質管理室という部署を設け、毎月すべての部署にて菌検査を行っております。
- 【14】持続可能な漁業を目指し、国内のエコラベルMELを取得。現在は世界基準のMSC取得に向けて挑戦中です。
企業プロフィール
企業名 | 福一漁業株式会社 |
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所在地 | 〒425-0021 静岡県焼津市中港五丁目9番25号 |
創業年 | 1705年創業 |
代表者 | 代表取締役 近藤太一郎 |
事業内容 |
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