企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
「日常生活に常滑焼を」を理念とし、常滑焼の魅力を全国へ広めるために活動する企業、それが「とこ販」です。地域の伝統工芸である常滑焼を、日々の暮らしに取り入れやすい形で提案し、全国の人々に愛される器を届けています。「とこ販」という名前には、常滑焼を全国に広めたいという強い思いが込められています。その目標を胸に、地域の誇りである常滑焼を支えながら、全国各地へと魅力を届けています。常滑焼を作り手から直接購入し、全国の陶磁器販売店へ卸売を行っています。作り手との長年の信頼関係を基盤に、質の高い製品を幅広く取り扱っています。「常滑焼急須館」では、普段使いに最適な急須から一品物の特別な急須まで、多種多様な商品を取り揃えています。常滑焼ならではの美しさと機能性を直接手に取って感じられる場所です。1990年、とこ販は創業者の独立により誕生しました。創業者はそれまでの35年間、常滑焼卸商社に務め、豊富な経験と知識を活かして新たな挑戦を始めました。「日常生活で手軽に使える器」をテーマに掲げ、家庭の中に伝統工芸を自然に取り入れる提案を続けています。その中で、2004年には蓋のない急須という斬新なアイデアを発表し、現在に至るまでのヒット商品として多くの家庭で活躍しています。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
私たちは、地域の誇りである常滑焼を支える作り手の皆さんと、先代の頃から長年にわたり深い交流を続けています。この信頼関係のおかげで、幅広い製品の仕入れが可能となり、多様なニーズにお応えできる体制を整えています。また、私たちが行うのは完成品の仕入れにとどまりません。お客様から寄せられる具体的な要望やアイデアをもとに作り手と連携し、新しい製品の開発にも取り組んでいます。この共同開発によってお客様の声を形にしつつ、常滑焼の伝統と魅力をさらに広める役割を果たしています。常滑焼はその美しい仕上がりだけでなく、実用性や耐久性でも評価されています。私たちはこの地域の伝統工芸を守りながら、次世代に継承していくための架け橋としてこれからも努力を続けてまいります。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た愛知地域の魅力について教えてください。
常滑市は中部国際空港の玄関口として、多くの人々が行き交う国際交流の場です。この特性を活かし、市内には宿泊施設や飲食店が続々と増え、観光客にも快適な滞在を提供しています。名古屋から電車でわずか30分というアクセスの良さも、常滑市の魅力のひとつです。これほど交通の便が良い環境にある伝統工芸の産地は珍しく、気軽に訪れることができる観光地として多くの人々に親しまれています。特に常滑焼の窯元巡りや陶磁器の魅力に触れる体験は、国内外の観光客に人気です。また常滑市は農業や漁業も盛んで、豊富な野菜や新鮮な海産物が地域の自慢です。地元産の素材を活かした料理は訪れる人々を魅了し、地域の魅力をさらに広めています。伝統と現代、自然と文化が調和する常滑市は観光にも暮らしにも理想的な場所です。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
私たちの職場では、陶磁器やお茶が好きな方を心から歓迎しています。常滑焼をはじめとする美しい陶磁器やお茶を楽しむ文化に興味がある方にとって、ここはとても魅力的な環境です。陶磁器に触れる機会が多く、職人たちの技術や歴史を学びながら自分自身も成長できる場となっています。またお茶の楽しみ方やその奥深い世界にも触れることができるため、「好き」を仕事に活かしたい方にはぴったりです。知識や経験は問いません。「興味がある」「挑戦してみたい」という気持ちさえあれば大丈夫です。一緒に地域の魅力を伝えながら、充実した日々を過ごしましょう。ぜひ、私たちと一緒に働いてみませんか?ご応募をお待ちしています。
ひとを知る
代表取締役
榊原直也
株式会社とこ販の代表取締役で、常滑焼急須館の運営を担っている。1994年に専修大学を卒業後、1995年から1998年の3年間通信情報商社にて営業に従事し、1999年に家業を引き継いだ。常滑焼の作り手を広めるべくYouTubeチャンネルでも発信している。
SDGsへの取り組み
- 【9】常滑から世界へというコンセプトのもと工芸品を世界に輸出し地域経済の発展の一助となるよう尽力します。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社とこ販 |
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所在地 | 〒479-0853 愛知県常滑市本郷町4-30 |
創業年 | 1990年創業 |
代表者 | 代表取締役 榊原直也 |
事業内容 |
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