こんにちは!
のんびりお散歩をするのが好きな、ライターのゆめです!☀️

先日電車に乗って出かけていたところ、車窓から不思議なお城を見つけました🏯

その名は「明石城」。
立派な石垣はあるのに、なぜか天守閣が存在しないのです。

今回の記事では「明石城に天守閣がない理由」をはじめとした明石城に関する豆知識をお届けします! 

実際に現地を訪れて撮影した写真にもご注目ください👀

明石城ってどんなお城?

明石城築城の経緯


明石城は現在から400年以上前の1619年(元和5年)に築城された歴史のあるお城です。

初代城主は戦国最強のサラブレッドと名高い小笠原忠政(忠真)です。彼は江戸幕府の2代将軍である徳川秀忠の命令を受け、明石城を築城することになりました。

このお城の役割は西国諸藩の外様大名を牽制すること。簡単にいえば姫路城の補佐役を担う存在だったのです!😲

明石城の特徴

明石城の特徴はなんといっても美しい三重櫓
全国に現存する三重櫓はたった12基のみで、そのうち2基が明石城にあります!

本丸の南東端にある櫓は「巽櫓(たつみやぐら)」と呼ばれ、かつて明石の地にあった船上城から移築されたと言われています。

「巽櫓」の反対側に位置するのが「坤櫓(ひつじさるやぐら)」です。こちらは現在の京都府伏見区にあった伏見城から移築されました。この櫓は場内で最大の三重櫓であり、天守の代わりとして使用されていたそうです。

明石城に天守閣がない理由は?


明石城には熊本城と同規模の立派な天守台があるものの、肝心の天守閣はありません❌

ではなぜ天守閣は建てられなかったのでしょうか?
初代城主・小笠原忠政の一代記にも「天主ハ終二立不申候天守は結局、建てなかった)」という文が残っているのみです。そのため、今もなおいくつかの説が飛び交っています。

今回は3つの説をピックアップしました。
みなさんもどの説が有力か一緒に考えてみてくださいね。

①中津城(大分県)から譲り受ける予定だった


当時は徳川幕府によって一国一城令が出されていて、居城以外の全ての城の破却が命じられていました。

現在の大分県にあった豊前小倉藩には小倉城と中津城があり、小倉城に住んでいた藩主の細川忠興は中津城を取り壊す予定だったようです。

そんななか、1619年に細川忠興が明石城主・小笠原忠政に宛てた手紙が見つかっています。そこには中津城の天守閣を明石城へ移築する旨が記されていました。

しかしながら、明石城に天守閣が建てられた形跡はなく、この手紙が送られた約2年後には中津城からも天守閣が消えていたのだとか。

天守閣は一体どこへ行ってしまったのでしょうか...🌀

②そもそも天守閣は必要ないと考えた


明石城が建てられた時代は江戸幕府によって治世が安定していました。そのため、大きな戦争が起きる心配も少なかったと考えられます。

このような事情から、築城中の明石城でも当初の計画が変更されたのではないかという説があります。軍事面よりも居城としての役割に方向転換したと読み取れる史料も残っているようです。

③天守閣は大砲の標的になりやすいから


江戸時代初期から日本国内で大砲が作られるようになり、戦闘時の主力兵器として使用されました。

大砲は大きな標的に向かって打ち込む武器であることから、天守閣は恰好の的になることが予想されます。そのため、危険にさらされないように天守閣が建てられなかったという説が浮上しました。

巽櫓と坤櫓をカメラに収めよう!

せっかく明石城を訪れるなら、国の重要文化財にも指定されている巽櫓と坤櫓を一緒にカメラに収めたいですよね📸

この2基の櫓の間には少し距離があるので、近くから写真を撮るのは難しく感じられます。

そこでおすすめなのがJR明石駅のホームから撮影する方法です!
私も実際に撮ってみました!

(撮影する際には周りのお客さんに注意してくださいね⚠︎)

撮影した後にはぜひ明石公園へ足を運び、美しい櫓と高さがあって大迫力の石垣を間近で体感してみてはいかがでしょうか⭐️

天守台は明石海峡大橋を見渡せる展望台になっています🏙
景色が良くて気持ちいいのでおすすめです!


おわりに


いかがでしたか?

兵庫県には歴史のあるお城がたくさんあります。
真っ白な天守閣が有名な姫路城について取り上げた記事もありますので、ぜひ併せてご覧ください!🌸

最後までお読みいただき、ありがとうございました☺️

参考

明石城(明石観光協会)
https://www.akashijo.jp/ 
明石城(お城めぐりFAN)
https://www.shirofan.com/shiro/kinki/akashi/akashi.html 
船上城(お城めぐりFAN)
https://www.shirofan.com/shiro/kinki/funage/funage.html 
殿様の真意 明石城築城400年へ(神戸新聞)
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/rensai/05/201805/0011254256.shtml 

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