企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
大正9年にいわゆる街の商店として創業しました。富士山と富士五湖そして忍野八海といった観光名所に隣接している立地を活かし、高度成長期が到来し地域が観光地として発展していく中で、弊社もまた事業を拡大して参りました。しかし、2000年初頭に行われた酒販免許の規制緩和を皮切りに酒販業界は激動期を迎え、同業者の60%が廃業・閉店へと追い込まれました。そんな苦境のなか、2005年に富士山の湧き水を活かしたご当地商品として本格焼酎「富士山」を企画・販売することで活路を見出し、その後もレギュラー商品はもちろんのこと、オリジナル商品を主力として事業を展開しております。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社はレギュラー商品の販売に加え、他にはない商品の販売・提案を強みとしています。なかでも観光地に隣接する立地を最大限に活かし、ご当地商品を「富士山ブランド」として展開し、多くのオリジナル商品を販売しております。他にはない商品を有することで他店との差別化を図り、お客様それぞれのニーズ(小売、卸販売)に応えていくなかで信頼関係を構築し、選んでいただける酒販店であり続けたいと考えています。2023年には蒸留所を開設し自社で製造部門を所有しています。自社で製造・販売することで、あらゆるニーズに柔軟に対応していく方針です。

御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
弊社がある富士吉田市は観光業に携わる方々が多い地域です。富士山を望む世界有数の観光地でありながらも、若者の人材流出は止まらず人口は減る一方です。そして、弊社が身を置く酒販業においても国内アルコール消費量は右肩下がりの状況にあります。そのため弊社では、ご当地商品による差別化で顧客の獲得を図るとともに、商品リピーターにより地元を盛り上げ、若者の地元での就職へと繋げていくべく取り組んでいます。近年では、富士吉田市のなかでも歴史ある「富士みち」と呼ばれる街道沿いに随時見学が出来る蒸留所を設けることで、地域における新たな名所・観光拠点となり流入人口を更に増やすことが地域貢献に繋がると信じています。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
新卒・中途を問わず募集をしております。職種は営業職(配達含む)と製造職をメインで採用活動を進めています。全ての酒類を扱う営業職、そして自社ブランドを支える製造職、どちらもお酒の知識は欠かすことができないところ、各分野への学びに前向きに取り組んでいただける方を募集しています。特に、製造部門においては、工程すべてに関わることが出来るため、お酒づくり(蒸留酒)全般に興味がある方は是非ご連絡下さい。

ひとを知る

代表取締役社長
深澤央
幼い頃から父に連れられ商売のいろはを叩き込まれる。厳しい父だったが、商売は常に前向き思考で新しい物を積極的に取り入れ店舗改装やオリジナル商品開発など次々とアイデアを具現化していた。蒸溜所を開設したのはそんな遺伝子によるものかも。酒の博士を自認していた私だが酒類製造は未知の世界。生涯最後の大仕事と頭も体もフル回転で取り組む。スピリッツ(ジン)の定義や製造方法を学び直し地場産品とのコラボを日々模索中!
SDGsへの取り組み
- 【8】ハイブリット式と呼ばれる最新型蒸溜機を導入し、本格ロンドンジンに負けないクラフトジンを丁寧に作り上げています。
- 【10】富士山のすその、海抜900Mの蒸溜所で醸されるクラフトジン。訪れる外国人も数多く世界中に届けたい商品の開発に日々奮闘中です。
- 【11】【12】100%電気自動車を山梨県で初めて導入するなど環境配慮を常に心がけています。富士山を守り持続可能な観光地を目指すことでSDGs推進に寄与していきます。
企業プロフィール
| 企業名 | なだや株式会社 |
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| 所在地 | 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田3-13-18 |
| 創業年 | 1920年創業 |
| 代表者 | 代表取締役社長 深澤央 |
| 事業内容 |
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| WEBサイト | リンクはこちらから |
| 企業ロゴ |

























































