リバーエレテック

    「誰もやったことがない独自技術」で、人に優しく彩り豊かな未来をつくる

    抵抗器の製造から始まったリバーエレテック株式会社は、他にないアイデア力と技術力で電子機器類の小型化と発展に貢献する企業です。

    企業のこれまでとこれから

    御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。

    1949年、農業が主要産業であったこの地域に新しい産業を興したいという想いから始まったのがリバーエレテック株式会社です。
    電化製品の普及により需要が高まっていた電子部品である抵抗器に着目しました。そして、電化製品の中でも音響機器に注目し、セラミック製の筒の上にカーボンの薄膜を形成したカーボン抵抗器を提案することで、電子部品メーカーとして本格的に動き出すことができました。そして1966年のリバー電子株式会社(現青森リバーテクノ株式会社平賀工場:青森県平川市)設立を機に、ピーク時には、カーボン抵抗器を月産7億本製造する一大メーカーへと成長を遂げました。
    その後、カラーテレビの普及で急速に成長していた水晶振動子の開発に着手しました。まさに、「かつて多くの水晶を産出し、そこから発展した宝石の研磨加工の集積地であるこの山梨で生まれた私たちがやらないといけない事業だ」と強く感じた瞬間です。
    抵抗器の製造で培った技術と地域伝統の研磨技術を応用した水晶振動子は大手メーカーのカラーテレビに採用されました。以降、業務の主軸は需要の高い水晶振動子の製造にシフトしましたが「どこのメーカーよりも先駆けて小さくて高品質なものを作る」という創業の精神はそのままに、どのような最新機器でも対応可能な小型水晶振動子を提供しております。

    御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えてください。

    創業当初よりこの地域で育んできた、年齢問わず対等に意見を交わすことのできる風通しの良い環境が強みです。全員が、良い製品を作ることで世の中に貢献していきたいという同じ方針に向かって進んでいるため、連携が強固で、さまざまなアイデアが生まれています。
    そして、世界に先駆けて水晶振動子の小型化を進めてきた弊社にとって独自技術の「KoTカット」はまさに強みの象徴です。
    市場における高速通信の需要が高まるなかで、その周波数を上げることは技術的にみても非常に難しいのですが、弊社は2020年に「KoTカット」という水晶のカット角による製品化技術を世界で初めて確立し、温度変化に対して安定した高周波と低ノイズを実現しました。弊社が最初に発見したこの技術は特許を取得しています。
    電子機器類が発明されておよそ100年が経ちますが、高速通信の黎明期ともいえる今この時に「KoTカット」のような新しい技術を弊社から世界に発表できたことは誇りに思います。
    弊社の躍進はまだまだこれからだと思っています。山梨と青森に拠点をおく地方の企業でも世界で活躍できることを示すため、今後も提案力と技術力で世界を驚かせていきたいと思います。

    企業から見た地域の魅力について

    御社から見た山梨地域の魅力について教えてください。

    弊社が位置する韮崎市は、戦国時代に強烈な存在感を示した武田信玄公を生んだ武田家ゆかりの地です。
    そのため、この地域には武田家の理念が根付いており、戦国最強の騎馬軍団を生んだ武将である信玄公は「信玄さん」と地域の方から親しみを込めて呼ばれています。
    弊社の、人のアイデアを尊重し、積極的に取り入れていくという姿勢は「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」という信玄公の考え方に由来しています。
    信玄公のほかにも韮崎市は、ノーベル生理学医学賞を受賞した大村智氏や関西を代表する宝塚歌劇団や阪神電車の生みの親である小林一三氏など、革新的な著名人を多く輩出していることも特徴です。

    企業が求める人材像について

    御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。

    「世の中に新しい価値を生み出していく」という基本方針に共感し、これを実行していただける方に来ていただきたいと思います。会社にさまざまな人がいるからこそ新しいアイデアや製品が生まれると思いますので、学歴や性別は問いません。上下関係にとらわれず皆でアイデアを出しながら、より良い製品を作っていきたいと考えております。
    弊社は、お客様や世の中のためになることに喜びを見出せる方や、他の人とは違っても遠慮せず意見を述べ、今まで世の中にはなかった新しい価値を創造することにやりがいを感じることができる方が活躍できる環境です。
    地方色を存分に生かした弊社の事業に、ご興味をお持ちになった方からのご応募をお待ちしております。

    ひとを知る

    代表取締役社長
    萩原 義久

    1956年、山梨県甲府市出身。千葉大学工学部工業化学科卒業後、1982年に富士産業株式会社(現リバーエレテック株式会社)入社。商品開発部門に20年在籍した後、技術部長として製造子会社の青森リバーテクノ株式会社に出向。2009年、同社代表取締役社長に就任。本社に戻り2017年常務取締役、2019年専務取締役を経て、2023年4月、リバーエレテック株式会社代表取締役社長に就任。愛読書は唐の第2代皇帝、李世民の「貞観政要」。趣味は小学生時代から続けている剣道。読書。

    SDGsへの取り組み

    • 【8】【9】医療関係の補聴器やスマートフォンなど、日常に欠かせない製品に携わることのできる仕事を通して、幅広い世代から憧れられる会社を目指しております。
    • 【11】地域スポーツの発展に協力・協賛したり、地域の方に向けて敷地内の桜をお花見用に開放したりなど、地域密着型の運営を心がけています。
    • 【12】独自の熱交換技術を生み出し、2024年には省エネ大賞を受賞いたしました。

    企業プロフィール

    企業名リバーエレテック株式会社
    所在地407-8502
    山梨県韮崎市富士見ケ丘2丁目1番11号
    創業年1949年創業
    代表者代表取締役社長 萩原 義久
    事業内容
    • 水晶振動子・水晶発振器等の電子部品の製造及び販売
    WEBサイトリンクはこちらから
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