企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は江戸時代に材木を扱う店舗として創業し、その後穀物の種を扱っており明治5年より現在の菓子屋を営んでおります。
150年以上続く菓子屋として、わたしたちは先代から受け継いだ大切なバトンを次の世代へと繋いでいく使命があります。しかし、2019年の新型コロナウイルスの時期に突然の休業を余儀なくされ、全国に40以上あった店舗を一時全て閉めることになりました。今まではこだわりをもって販売することこそがブランドと捉えておりましたが、「お客様においしいと喜んでもらえることこそ、たねやのブランドだ」と気付かせていただきました。近江商人発祥の地、近江八幡の菓子屋として世の中から必要とされる企業や人になることが大切だと考えております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
自然の恵みがなければお菓子は作れません。今日まで菓子屋を続けてこられたのは地域や農家の方々のおかげです。素材を育む農や地域の豊かな風土を次の世代へ伝えるため、ラ コリーナ近江八幡では敷地内の田んぼで無農薬のお米を育てるほか、近江八幡の伝統文化である松明の展示イベントなども行っております。創業から150余年、店舗も増えましたがすべて神さま先代から一時お預かりしているものです。近江商人の「三方よし」の精神を受け継ぎ、社会や未来のことをしっかりと見据え、自然環境をよりよい姿、より美しい姿で地球に還すことが今の時代を生きる私たちの役目です。多彩な人や団体とつながり、ともに未来を創るための取り組みを今後も続けていきます。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た滋賀地域の魅力について教えて下さい。
滋賀県近江八幡市には歴史と文化が今もなお色濃く残り、風情が薫る景観が各所に広がっております。近江商人のふるさととしても知られており、歴史的建造物や風情ある街並みが残る地域です。また、日本の原風景のヨシ原が広がり和船が行き交う水郷地帯もあります。そんな我がふるさと近江八幡は、山・丘・水郷にめぐまれ、四季折々の風がさわやかに吹き抜ける風光明媚な北之庄の地があります。かつてその地は、自然と人々が絶妙なバランスを保ちながら、豊かで美しい生活を営んでいたところです。この地の自然・風土・歴史を遠い未来にまで引き継いでいこうと意欲し、地域の企業としてのこれからの役割もしっかりと見据えながら進んでまいります。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
共感力の高い方です。ものの考え方・見方が多様で視野が広く、人とのつながりを大切に人々が抱える背景や事情に想いを馳せることができる方に是非ご応募いただきたいと考えております。私たちたねやグループはどの部署も1人でする仕事はなく、日々チームで仕事を進めております。そのためお客様だけに共感力を発揮するのではなく、一緒に働くたくさんの仲間にも共感力を発揮し働いていただきたいです。また、社員ひとりひとりの個性を尊重し若手社員も積極的にチャレンジできる環境なので、お菓子が好きで色々なことに挑戦してみたい方を歓迎いたします。
ひとを知る
たねやグループCEO / 代表取締役社長
山本昌仁
1969年8月近江八幡市生まれ。10年間の和菓子修業後、90年にたねや入社。94年には全国菓子大博覧会にて、工芸菓子「長閑なるかな」で最高賞を授与。2011年にたねや社長に就任。13年からはクラブハリエなどを含むグループCEOを務める。15年にたねや・クラブハリエのフラッグシップ店「ラ コリーナ近江八幡」をオープン。歴史と伝統の味を守り伝えながらたねやならではのお菓子の世界をつくり続ける。
SDGsへの取り組み
- 【7】 温室効果ガスの排出削減や再生エネルギーの拡大を通して持続可能な社会づくりに取り組みます。
- 【11】 プラスチックの削減や廃棄物の抑制につとめ、資源が循環する循環型経済の実現を目指し取り組みを進めます。
- 【12】 ふるさと滋賀の「ラ コリーナ近江八幡」を発信地とし、学びと経験をかさねながら地域の人々やさまざまな組織と協力し、ともに未来を創っていきます。
企業プロフィール
企業名 | たねやグループ |
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所在地 | 〒523-8533 滋賀県近江八幡市北之庄町615-1 |
創業年 | 1872年創業 |
代表者 | たねやグループCEO / 代表取締役社長 山本昌仁 |
事業内容 |
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