企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
私たち山内株式会社の創業は、大正9年(1920年)先々代の山内秀吉が泉州の地で織物を始めたことに遡ります。湧き水に恵まれた泉州では古くから晒しや染色が盛んに行われ、その一帯に関連する工場が多数あったことから、先々代は織物に商機を見出したのでしょう。事業に大きな転機が訪れたのは、昭和33年(1958年)のことでした。先代の山内義一(現会長)が業務を織物から手ぬぐいなどの晒しや染色へ転換し、新たに「山内晒染工業株式会社」を設立したのです。
以来、技術革新を通して会社の業績は順調に伸び、昭和63年には日本手ぬぐい300万枚という注文を受け、地域の工場の協力を仰いでしたこともありました。やがて元号が変わり、新しい時代が始まると平成5年に「山内株式会社」へ社名を変更しました。そして時流の変化の中で、わたしたちは扱う商品を手ぬぐいからタオルへと変え、業種も製造販売業から専門商社へと変更し、さらなる成長に向けてつねに挑戦を続けています。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
山内の強みとして、まず少数精鋭にて社員全員が一致団結して皆の目指す方向が同じだという事です。 また一般的な会社のシステムだと営業が注文を取って来ると(営業→商品部→仕入先)のように商品部を通して見積りや発注する事が多いの現状ですが、山内の場合は(営業→仕入先)と各営業一人一人が見積の価格出しから発注までを即決にてお客様の商談の前でお答えできるのが強みかと思います。
お客様の発注意欲が熱いうち一度持ち帰るのではなくその場で即答即決を営業には心がけるようにお願いをしています。 また海外での仕入れにおいても世界一の工場との密な関係にて、良い製品をスピーディーにお安くお客様へご提供していけるのも強みだと思っております。 現状は全国問屋から始まり量販店・雑貨店への商品供給が多い中、今後はEC関連にて更なるエネルギーをつぎ込みこの先の山内の主軸になるように日々努力しています。

企業から見た地域の魅力について
御社から見た堺・泉州地域の魅力について教えて下さい。
泉州という地域は戦後より当社が手掛ける糸関係の会社が多く泉佐野にはタオル、泉大津には毛布・ニット、和泉市には綿布・堺はカーペットと織物の産地として古くから栄えてきました。また関西国際空港ができ世界よりたくさんの人々が流動するようになり一気に泉州地域の発展と活性化につながりました。
また海も山も近くて貿易港も近くにあり我々のようにビジネスをする企業においてはすごく住みやすく便利な地域だと思っております。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
ガッツがあって礼儀正しい人に来ていただきたいと思っています。弊社で活躍している社員を見ていると、仕事を前向きに捉えて頑張れる人が多いと思います。その中でも、向上心があって礼儀正しい人が長く活躍しています。
弊社は少数精鋭だからこそ、1人あたりの裁量権も大きく従業員に対するリターンも大きな会社です。そんな環境だからこそ1人1人が経営者の視点を持ちながら、日々の目の前の業務に取り組んでいって欲しいと思います。

ひとを知る

専務取締役
山内 一郎
幼少の頃から会社を見てきて、山内を継ぐと教えられてきた。大学卒業後は、山内に入社し主に営業として会社の業容拡大に貢献してきた。海外の工場で1か月間缶詰になって働いていた時期もあるほど大変な時期や大手の納期の厳しい発注を乗り越えて、現在専務取締役。少人数で事業を伸ばし続け、2019年には年商44億円になった。後継者として、更なる業容拡大を狙い続ける。
企業プロフィール
企業名 | 山内株式会社 |
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所在地 | 〒593-8311 大阪府堺市西区上654-1 |
創業年 | 1920年創業 |
代表者 | 専務取締役 山内 一郎 |
事業内容 |
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