企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
創業者の甘利庸子は癌の告知を受け、死と向き合う大きな転機を迎えました。
しかしそれが誤診と分かり「これからの人生はおまけ」「何のために薬剤師になったのか?」と考え、同じように苦しむ人々を支えたいとの思いから、できることを始めようと1992年にフランス語で「希望」を意味する社名を掲げ、有限会社エスポワールを設立、薬局を開設しました。
事業は仲間と共に拡大し、地域に根付き、8店舗まで拡大しました。そんななか、母親の認知症をきっかけに介護支援専門員の資格を取得。地域の声に耳を傾け、必要な介護支援を次々と立ち上げます。2010年には利用者が地域と繋がり続けられ、お元気な方から最後まで支えられる介護施設を作りたいという思いから、温泉を備えた県内最大級の介護レジャー複合施設「ウェルハウスのぞみ」を開設しました。
また、働く両親や従業員のために、親も子どもも、安心して笑顔で暮らせる場所をと企業主導型保育事業による3園の保育園とアフタースクールを開設。さらに、コロナ禍で自然に触れリラックスできる場所を作りたいとグランピング施設を開設しました。そして介護の人材不足を痛感し、2011年にタイで海外介護士育成に挑みました。しかし当時は海外の人材が日本で働く制度がないという壁にぶつかり、代表1人で厚生労働省に通い続けました。ある時内閣官房から一本の電話がかかり、アジア健康構想協議会のコアメンバーとなり、2017年にはついに介護が技能実習制度へ追加されました。
その後独自のカリキュラムによる質の高い人材育成を続け、現在は海外介護士の教育では日本のトップリーダーとなり、700名以上の海外介護士を日本全国へ送り出しております。現在はJICAやJETROの支援を受け、東南アジアでの自立支援介護の普及にも尽力し続け、愛を胸に目の前の方々と地域を支える挑戦を続けています。
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御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
のぞみグループは目の前で困っている方々や地域の声に寄り添い、「誰かがやらなければならないのなら、私たちが始めよう」という思いを胸に事業計画に縛られることなく、必要とされることを1つひとつ丁寧に形にしてきました。
介護・医療・保育・教育・日帰り温泉・宿泊施設など、多岐にわたる事業はすべて地域の声に応え続けた結果として生まれたものです。柔軟な発想と実現力の高さ、そして挑戦し続ける姿勢が私たちの最大の強みです。
私たちは、子どもや子育てをしている方、介護が必要な方やそのご家族、障害のある方、シングルマザーや一人暮らしの高齢者の方など、さまざまな立場の方が安心して暮らせる社会を作りたいと考えています。時代とともに変わる人々の想いや願いに寄り添いながら、今求められているものを形にしていくことを大切にしています。また、私たちは東南アジアでの人材の還流にも力を入れています。日本で介護を学び、働きながら現場を支えた後、急速に高齢化が進む母国へ戻り、より良い介護を広めていく。この循環が、日本と東南アジアの未来にとって大きな力になると信じています。私たちもJICAやJETROの支援を受けながら、日本が培ってきた介護の考え方や技術を生かし、東南アジアにおけるより良い介護の確立を目指しています。
そして、これからの時代を生きる若い人たちに幸せな未来をつないでいくために、必要なことを形にし続けていきます。地域と人々の笑顔のために、一歩一歩積み重ねながら、より良い社会を実現していきます。

企業から見た地域の魅力について
御社から見た長野地域の魅力について教えてください。
長野は四季折々の美しい自然に囲まれ、心を癒す風景が広がる場所です。澄んだ空気と清らかな水、豊かな大地に育まれた食文化が、人々の暮らしを支えています。この地の魅力は自然だけではありません。そこに根付く人々の温かさも大きな魅力です。助け合いの精神が息づき、地域とのつながりを大切にする文化が根強く残る長野では、安心して暮らせる環境が整っています。
また、温泉や伝統文化が身近にあり、心身を癒す場が豊富なのも魅力のひとつ。近年、長野は移住先ランキングで上位に選ばれるなど、地域全体で新しい住民を温かく迎え入れる姿勢が根付きつつあります。多様な世代が共に支え合う地域コミュニティの形成を進めている段階で、移住者を歓迎するための取り組みが積極的に行われています。
また、都心へのアクセスが良いことも長野の魅力です。新幹線で東京まで約1時間半と便利で、自然豊かな環境と都市の利便性を兼ね備えた多様なライフスタイルが叶う場所でもあります。そんな長野でのぞみグループは「地域と共に生きる」ことを大切にしながら、介護・医療・保育・教育を通じて人々の暮らしを支え続けています。長野の持つ自然の豊かさ、人の温かさを活かしながらこれからも地域に根ざした活動を続けていきます。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
のぞみグループでは、目の前の人々の声に耳を傾け、必要な支援を形にしてきました。私たちと一緒に、地域に希望と笑顔を届ける仲間を求めています。
人を想い、寄り添える方:利用者様や地域の方々の気持ちに共感し、相手を大切にできる方。
チャレンジを楽しめる方:新しいことに前向きに挑戦し、柔軟な発想で可能性を切り拓ける方。
「誰かがやらなければならないなら、私たちが始めよう」――この想いに共感していただける方。私たちもチャレンジし続けられる会社でいたい、そして女性や子育て・介護を担う方でも働きやすい環境を整え、個人の体調や事情で一時的に職場を離れても、また戻ってこられる会社であり続けます。さまざまな職種、働き方の職場があるので、環境・ライフスタイルに合わせて勤務できるのも魅力です。

ひとを知る

代表取締役社長
甘利庸子
慶応義塾大学(旧共立薬科大学)卒業。薬剤師、臨床検査技師、介護支援専門員。1992年に薬局を開業し、現在は医療法人・社会福祉法人・一般社団法人・監理団体を含む6法人を統括する「のぞみグループ」の代表。介護・医療・保育・教育に加え、海外介護士育成では日本トップレベルを誇り、優秀な介護士を国内に送り出している。JICAやJETROの採択を受け、東南アジアでの介護士育成や日本型自立支援介護の普及に尽力。一般社団法人 介護事業者連盟 長野県支部支部長も務める。
プレスリリース
SDGsへの取り組み
- 【3】介護や保育、学童保育、こども食堂を通じて、地域の子どもから高齢者まで、誰もが健康で安心して暮らせる環境づくりに取り組んでいます。
- 【8】育休や有休の計画的付与、時間単位の有休制度を導入し、誰もが家庭や生活を大切にしながら働ける環境を整備。さらに、ICTを活用して業務負担を軽減し、仕事のやりがいや楽しさを感じられる職場づくりを進めています。
- 【11】高齢者やシングルマザーも安心して暮らせるバリアフリー住宅を建設中。見守りサービスや地域交流の場を整え、状況や生活スタイルが変わっても住み続けられる環境づくりを進めています。
企業プロフィール
企業名 | のぞみグループ |
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所在地 | 〒384-0093 長野県小諸市和田841-6 |
創業年 | 1992年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 甘利庸子 |
事業内容 |
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WEBサイト | リンクはこちらから |
WEBサイト | のぞみグランピング&スパ 佐久×軽井沢介護施設協同組合 |
求人応募ページ | 株式会社エスポワール株式会社シルバーケアのぞみ |
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