社会福祉法人 生駒学院 児童養護施設 生駒学園

伝統と歴史を受け継ぎ、子どもの未来へ繋ぐことのできる施設として挑戦し続けます

児童養護施設は様々な事情により施設で生活する子どもの支援を行っております。子どもの『やりたい』を叶えることができる人材確保と育成を目指し、創業当時から受け継いできた思いを胸に、子どもたちの未来への橋渡しを行います。

企業のこれまでとこれから

御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。

光養寺第15代住職の辻本謙亮が、大正12年に保護司の仕事に情熱を傾けるなかで多くの子どもたちが貧困に苦しみ、非行に走る現状を知り、そのような環境から子どもを救い出したいという願いから感化保護できる施設を作り始めたのが始まりです。大正12年12月に「生駒学院」の設立認可を受け、戦後は教護院として、戦災孤児や浮浪児の救済を行いました。昭和23年に財団法人「生駒学院」に組織変更され、昭和27年に養護施設「生駒学園」、社会福祉法人「生駒学院」となり、平成10年に児童養護施設「生駒学園」となりました。平成24年にはユニット化に伴う改築工事、平成30年には地域小規模児童養護施設「ひまわり」を開設。家庭的な雰囲気のなかで、2歳から18歳の約100名の生活支援を行っております。1人でも多くの子どもたちの将来の支援に繋がる環境作りを目指してこれからも走り続けます。

御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えてください。

児童相談所にて措置され、児童養護施設で生活することとなった子どもたちが、施設の中で家庭復帰や自立に向けて職員や関係機関の支援を受けながら生活しております。大阪府における福祉の措置に要する経費(措置費)をはじめ、個人や企業の方々からの寄付・寄贈、招待行事などのさまざまな支援のおかげで、日々子どもたちはたくさんの経験ができております。近年では、虐待や発達に課題を抱えた子どもたち、中学生以上の高年齢児の措置入所も増加しております。生駒学園では、子どもたちの未来に懸命に働いてくれる「人」を大切に考えております。子どもの生活を支援することはかなりのスキルと労力が必要で、決して簡単な仕事ではありません。職員は子どもと生活を共にしながら、子どものお手本となり、施設が安心できる生活の場となるように心がけております。また、施設の「行事」も大切です。たくさんの行事を通して子どもも職員も共に成長し、良好な関係が構築されます。子どもの「やりたい」を叶えることのできる施設を目指して、これからも走り続けます。

企業から見た地域の魅力について

御社から見た河内地域の魅力について教えてください。

東大阪市はラグビーの街、モノづくりの街として有名ですが、都会と自然が共存する場所でもあります。子育てのしやすい街としても有名で、府内トップクラスの妊婦健診費用の助成や産後ケア・子育て支援などが充実しております。また、教育においてもICTを活用した学校教育、小中一貫教育、全ての市立小中学校・義務教育学校で学校給食を実施するなど様々な取り組みが行われているのも特徴です。石切劔箭神社や施設の始まりとなる光養寺、当児童養護施設は昔からこの地にあり、地域の理解のなかで存続してきました。そのため、東大阪市は人と人との繋がりによってできている街だと感じております。

企業が求める人材像について

御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。

近年、社会的擁護を必要とする虐待や発達に課題を抱える子どもたちの増加に伴い、児童養護施設の必要性が求められております。施設は子どもたちにとって家であり、安心して生活できる場所でなければなりません。365日子どもたちの生活を支える仕事なので、私たちと一緒に子どもを支援したい、子どもの成長を見守りたいと強く思う方を募集しております。共に大変な場面を乗り越えることがこの仕事のやりがいに繋がっていると考えるため、興味をお持ちになった方はぜひご応募ください。

ひとを知る

施設長
辻本佳嗣

1985年生まれ。東大阪市出身。同志社大学卒業後、京都西本願寺にて僧籍取得。光養寺第18代住職継承予定。2012年より生駒学園にて児童指導員として11年間在職、2023年4月より社会福祉法人生駒学院の理事並びに児童養護施設生駒学園の施設長に就任。将来を担う人材確保と人材育成に力を入れ、さらなる児童養護施設の発展に尽力している。

SDGsへの取り組み

  • 【1】【2】【3】入所児童の生活保障はもちろん、地域や福祉を必要とする方々への物資等による支援をCSWや要保護対策事業として行っております。
  • 【4】入所児童は、衣食住の生活保障と同時に、学ぶ・教育を受ける権利もあります。質の高い教育を受けることで、負のサイクルから脱却できる可能性が高くなると考えられます。
  • 【11】地域との繋がり・地域支援により入所児童は安定的な生活が保障されております。退園後も安心して支援を継続できる環境作りを目指しております。

企業プロフィール

企業名社会福祉法人 生駒学院 児童養護施設 生駒学園
所在地579-8014
大阪府東大阪市中石切町2丁目5-5
創業年1923年創業
代表者施設長 辻本佳嗣
事業内容
  • 児童福祉施設
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