企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
弊社は、創業100年を超える企業です。これまで、医療機関や大学と連携し、特許商品を多数開発しました。現在も、新たな開発に向け共同研究を行っております。コロナ禍は経営に苦しみましたが、商品開発に集中できました。中でも、肌にやさしく、滑り止め効果も高い極細繊維「ナノフロント(帝人フロンティア)」に出会ってから、高品質な介護用品を生み出すことに成功し、高評価を頂いております。一方、後継者不在という課題もあり、令和6年4月に「医療法人好縁会」とのM&Aの縁をいただきました。医療と介護事業に携わる企業と連携できることは大変嬉しく、これから更なる飛躍に向けて邁進したいと思います。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社は創業100年を超える企業です。元は陸海軍指定監督工場でしたが、現在は医療、介護用の機能性靴下等の製造販売を行っております。弊社の1番の強みは「あぜ編技術」です。あぜ編とは表面に凹凸を生み出す製法で、一般的な平織より温かいことが特徴です。独自開発した編機により、これまで不可能とされていたつま先から足首まで連続したあぜ編を実現しました。その結果凹凸部の空気層が保温効果を高め、また毛細管現象により汗の蒸散作用も高めます。温かくて蒸れにくく、足を冷やさない靴下こそ弊社の強みです。あぜ編とタック編という伸縮性の異なる編み方の組み合わせで作り上げた多彩な商品が、皆様の健康的な生活を支えます。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た広島地域の魅力について教えてください。
安芸津町はじゃがいも・ビワ・牡蠣・日本酒など特産品が多く、東広島市で唯一、瀬戸内の景観を楽しめる地域です。私たちは、この豊かな自然の恩恵を受けながら、生活を営み、産業を発展してきました。豊かな自然の中でも特に、弊社の事業に欠かすことができないものが「水」です。安芸津の水は軟水で、糸一本一本の繊維を傷つけることなく、優しく洗うことができます。仕上がりは非常に柔らかく、素材の機能を最大限に活かすことができます。山陽新幹線東広島駅から安芸津に向かう道路の脇には「転倒予防の発信地、あきつ町」という看板を掲げ、健康づくりにも力を入れています。安芸津の自然と人の力が生み出す物すべてが魅力であり誇りです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
「多様性」、「創造性」、「行動力」がある方と共に働きたいと思います。そして最も重要なこととして「人間や物づくりが好きで、社会や自分自身と向き合うことができる」方に応募いただければ光栄です。時代の変化と共に、生活様式、健康に対するニーズはさらに多様化しています。それを形にして、商品として生み出すには、失敗に前向きでいることだけでなく、課題解決に向け多面的な視点で挑戦し続けることです。様々な人との繋がりを通して、解決の糸口を見出したり、新商品の開発に力を入れていただきたいと思います。会社の価値・付加価値づくりについて常に追求でき、事業のみならず、自身の成長も楽しめる方を心よりお待ちしております。
ひとを知る
代表取締役
濵﨑敏宏
神戸出身。大学卒業後、東京で大手保険会社のHR部門に従事。母方の故郷広島でノウハウを活かし地域貢献を目指し、(医)好縁会の下山理事長の考えに感銘を受け、2020年に本部長として転職。2022年に関連会社の代表取締役を拝命。翌年、コーポレーションパールスター社の新宅相談役と出会い、西田常務取締役(好縁会経営戦略部長)山川取締役(好縁会リハビリ課課長)と協議を重ね、次の100年を担うべく承継を決意。
SDGsへの取り組み
- 【3】転倒予防・むくみ対策などの機能性靴下・医療機器の製造・販売を通して、健康で活動的な生活に寄与します。
- 【8】「知と技術の継承」ができ、幅広い世代や働き方に対応できる職場環境・教育体制を構築します。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社コーポレーションパールスター |
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所在地 | 〒739ー2402 広島県東広島市安芸津町三津4424 |
創業年 | 1915年創業 |
代表者 | 代表取締役 濵﨑敏宏 |
事業内容 |
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