企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
弊社は量子技術をベースに九州大学発ベンチャーとして2008年に創業いたしました。当時の量子技術は研究用としての知名度が低く購入先も限られているなかで、この技術をもとに永久磁石を利用した新しい前臨床MRI装置を開発。発売後も順調に高い好評をいただきました。量子技術に注目が高まる近年は、大学等研究機関からのニーズにお応えして共同研究による新規技術・製品を開発中です。本邦は研究開発技術力が世界における成長の原点だと考えます。これからも新規技術・製品を精力的に開発していきます。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社は主に量子技術を用いた研究現場向け製品を一気通貫に設計・開発しております。国内最高峰の保持力を持つネオジム磁石で均一な磁場を作り出し、量子技術に基づく磁気共鳴現象を利用して生体の観測だけでなく物質の評価検査や体外診断等医療用途まで拡大する計画です。
特に量子技術の研究分野に深い知識を持つ少数精鋭の設計開発部隊を持っていることが最大の強みで、機器開発の中でもニッチな分野であることから潜在的な需要が高く、結果として高収益を確保することができております。確保した利益はR&Dへ惜しげもなく注力することで、さらに自社技術を高めております。

企業から見た地域の魅力について
御社から見た福岡地域の魅力について教えてください。
もともと弊社が九州大学発ベンチャーとして創業した経緯から、九州大学とは現在も共同研究開発を実施しており、強力なパートナシップを結んでおります。
そして福岡という町は天神ビッグバン・博多コネクテッドに代表される大規模な再開発が、行われている地域です。空港からも近く、コンパクトシティとして機能が集約しており、飲食業も盛んで「安くてうまい」店舗が多いことが魅力です。こうした生活地盤の活力は働き手にもプラスの効果が高く、通勤時間も短いことからモチベーションも高く保つことができ、ひいては企業自体の活力向上にもつながっていると思います。本邦のみならず海外からも、福岡で働きたいと思っていただける方が増えるよう地域の魅力向上に貢献してまいります。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
弊社は量子技術が基盤の精密機器設計製造業ですが、最先端の研究現場の声を聴き、概念設計から完成品まで一気通貫にものづくりを行っております。設計を外注することはほとんどなく、日本がここ30年で失ってきた「1から考え作り上げる」力を重視しています。また、福岡は生活地盤も大変活力があり地域のイベントも多数あります。食文化も大変豊かであるため、仕事・生活に高い目標をもって両立していきたいという方に是非仲間になっていただきたいです。

ひとを知る

代表取締役社長
澤田政久
電子顕微鏡で世界的に有名な日本電子株式会社にて各地営業所トップを務め、その拡販に大きく貢献。2009年には当時取締役を兼務していた日本レドックス株式会社の代表に就任。柔軟な発想と分野専門に限らない一気通貫の技術力、少数精鋭の人員からなる「心技体」のサポート力で大学等研究現場で用いられる最先端の機器の開発をリードしてきた。現在は後継者育成と海外拡販を視野に入れて活動中。
SDGsへの取り組み
- 【3】非侵襲測定法である磁気共鳴法をベースに難治性・未病診断などを実現し、人類社会に貢献します。
- 【8】精密機器の一気通貫設計製造を少数精鋭で実施しており、ニッチな分野を通して地域経済にも貢献しております。
企業プロフィール
企業名 | 日本レドックス株式会社 |
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所在地 | 〒812-0044 福岡県福岡市博多区千代4-29-49-805 |
創業年 | 2008年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 澤田政久 |
事業内容 |
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