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こんにちは♪
大学生ライターののどかです!
北海道の偉人といえば、北海道開拓の父と呼ばれるクラーク博士を連想する人も少なくないのでは?
今回はそんなクラーク博士がどんな人かご紹介します!
クラーク博士は何をした人?
クラーク博士はアメリカの化学・植物学・動物学を専門とする教育者であり、マサチューセッツ農科大学の学長を務めていました。本名はウィリアム・スミス・クラークといいます。
明治維新後、未開地だった北海道。将来の北海道開拓の指導者を養成するため明治9年7月、「札幌農学校(現北海道大学)」の初代教頭として招かれました。
きっかけとなったのは、同志社大学の創設者として知られる新島襄(にいじまじょう)だと言われています。
クラーク博士がアマースト大学で教授をしていたころ、同大学に留学していた新島が博士の講義に感銘を受けました。その縁から明治政府とクラーク博士の仲介役を担い、クラーク博士を日本に呼び寄せることに成功したのです!
赴任したクラーク博士が真っ先に実現したのは、生徒が実際に農業を体験できる農場の設置です。農黌園(のうこうえん)と呼ばれ、後の北大農場の原型となっています。
1期生16名に動物、植物学のほか、キリスト教の教えによる道徳を英語で教えるなど、大きな影響を与え、日本の国際教育の土台を築きました。
温かい人柄
授業はすべて英語で行われ、黙々と植物学・英文学・化学・農学・数学・土木工学などの講義を、すべてノートに書き写すという厳しいものでした。学生には士族の次男・三男で家督を継げないものばかり。急激な時代の変化に対する不安があったはずです。
そんな彼らをクラーク博士は大きな包容力を持って接し、個別の指導もいとわなかったそうです。学生たちは、クラーク博士を父親のような存在として慕うようになります。
しかし、マサチューセッツ農科大学の学長職に戻らなければならなかったため、クラーク博士の滞在はわずか8カ月で終わりとなりました。
あの名言の誕生秘話
「Boys, be ambitious.(青年よ、大志を抱け)」
誰もが知るクラーク博士の名言ですが、この言葉が生まれたのは札幌農学校を去り、帰国する間際のことでした。帰国のために見送る生徒達と北広島市で別れる際に生徒に残した言葉が、現代まで語り継がれているのです。
北海道開拓精神を代表することばとして、後世に伝えられていきました。
クラーク像は3箇所!
クラーク博士像は1つだけではないのです!
北海道大学・宮部金吾記念館・さっぽろ羊ヶ丘展望台で見ることができます。
しかし、クラーク博士像と言えば、右手を空に掲げた銅像を連想する人が多いでしょう。「遙か彼方にある永遠の真理」を指し、そこに向かい大志を抱けとの思いが込められています。
あのポーズを取るクラーク博士像は「さっぽろ羊ヶ丘展望台」でしか見ることができません!
さっぽろ羊ヶ丘展望台は北海道札幌市豊平区羊ケ丘にあり、札幌市街地や石狩平野を見渡すことができる観光スポットとしても人気があります。
おわりに
いかがでしたか?
クラーク博士が何をした人なのか知らなかった方も多いのではないかと思います。
北海道を訪れた際にはクラーク像の横で同じクラークポーズをとって立ってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました(^^)
参考
・さっぽろ羊ヶ丘展望台HP,
https://www.hitsujigaoka.jp/?lang=ja#googtrans(ja|ja)
・クラーク記念国際高等学校HP,
https://www.clark.ed.jp/information/mission/
・北海道開発局70周年『「Boys, be ambitious !」-クラーク博士が残したもの』,
https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/ki/kouhou/70th.html
・PREZO「クラーク博士は何をした人?名言やクラーク博士像の場所も紹介」,
https://prezo.jp/column/4874
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