株式会社二幸（ニコウ、所在地：岐阜県土岐市下石町、代表取締役：玉置将司）は、2025年12月よりグリーフケアを目的とした、新しい祈りのかたち「和心香-washinko-」の販売を開始します。

「和心香-washinko-」販売の経緯

弊社は1974年の創業以来、全国の冠婚葬祭事業者様への贈答品の卸売を主としており、贈る方の感謝や想いを、受け取られる方へと繋いていくお手伝いをしてきました中で、お客様のお声に耳を傾けながら、特に国産の資材を使用した新しい商品の企画・開発に力を入れております。

ある時、ろうそくやお線香の火がご高齢の方のご自宅で火災の原因になることがあると知り、安全を考えLEDのろうそくや線香を購入されるケースが増えているとも伺いました。
そして、そんな中、幼い頃に教えられた、ある言葉を思い出しました。

「お線香の香りは故人の食べ物であり、お参りする人の心を落ち着かせるもの」

この、ほんの些細な記憶の断片から「和心香」の開発が始まりました。

故人との記憶に想いを馳せる“供養”という時間に大切な役割を果たす「香り」。
そして、その香りの持つとされる「癒しの力」を借りて、残されたご家族の心にも寄り添い、安らぎを与えられる商品を作りたいと考え、沢山の方のご意見も伺いました。

「日本で生きて日本で亡くなられたのであれば、日本で生まれたもので偲んでいただきたい」
「家族みんなが集う賑やかなリビングに置くことができる商品にしたい」
「高級感を供えた贈答用としても使える商品にしたい」
「伝統的な、お参りをする際の所作も大切にしたい」

そんな弊社のこだわりも大切にしながら試行錯誤を重ね、1年をかけて商品が完成致しました。

「和心香-washinko-」について

故人を偲ぶ気持ちを大切にし、残された方の心を少しでも穏やかにしたい。

そんな想いから生まれたのが、グリーフケアを目的とした新しい祈りのかたち「和心香-washinko-」です。

亡くされた方の写真を見るたびに悲しくなるのではなく、穏やかな笑顔と共に、故人との対話がもっと日常に溶け込み、そして温かく思い出され、その心穏やかなひとときの積み重ねが、悲しみを抱える方の心のケアへと繋がっていく。

弊社は、このようなグリーフケアの考え方を何よりも大切にした「和心香-washinko-」を新たなご供養のあり方として提案致します。

おわりに

私たちが目指すのは、単なる「お線香の代替品」を作ることではございません。

お仏壇の前だけでなく、リビングの片隅や、思い出の写真の隣にそっと置けるような、現代の暮らしに寄り添う新しい「祈りの空間」そのものを提案していきます。

そんな優しい偲びのかたちが、当たり前になる未来を思い描いております。


【会社概要／株式会社二幸】
所在地：〒509-5202 岐阜県土岐市下石町2444-1
代表者：代表取締役 玉置　将司
設立：1984年1月
URL：http://niko-gift.com

事業内容： 贈答品全般の企画、及び卸売販売/お土産品関連商品の企画及び卸売販売/地場産業商品の企画及び卸売販売/各種包装・梱包等加工、及び出荷代行業務