豆子郎

幸せを伝導する菓子づくり、人づくりを通じて、ふるさと山口に貢献する地域オンリーワン企業を目指します

豆子郎は創業75年を超える和菓子の製造・販売を行う企業です。創業時より続く伝統を大切にしながら、革新を重ねて進化を続け、これからもふるさと山口の皆様の喜びと幸せに貢献してまいります。

企業のこれまでとこれから

御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。

 創業者の田原美介は満洲鉄道のエンジニアでした。戦後に日本へ帰国した際、技術を活かして復興に貢献しようとしたものの、なかなかその機会に巡り合うことができませんでした。それと同時に、当時の日本と比べて食が豊かな中国大陸からの帰国であったことから、山口の地で空腹に耐えている人、そして笑顔や覇気のない人々を多く目にして驚愕しました。そんな創業者は美味しいものを身近な人に振る舞うことを楽しみとしており、人々を喜ばせるために闇市などで材料を集めて少量の小麦粉と砂糖、自家からもらった米ぬかで蒸しパンを作り、トタンに並べて軒下で売り始めたことが私たちの商売の始まりです。
 これまでものづくりをしてきたエンジニア魂から「どうすればもっと美味しくなるか」と味への創意工夫を重ねていた中で、地元の特産品である山口外郎(ういろう)を作る老舗・福田屋の主人と出会い、そんなにも味にこだわり、美味しいものを作りたいならと、外郎の作り方を直接伝授され、製造を開始しました。これが弊社の菓子づくりの起源です。
 創業者は試行錯誤の末、当時は大きくて切り分けて食べることが主流だった外郎を3口で食べ切れる長さにし、さらには独特の舌触りと口溶けを兼ね備えた外郎の生地に「豆」を加えて蒸しあげる新しいお菓子の開発に成功し、菓子職人ではない「素人」が生み出した、外郎から生まれた豆入りの菓子という意味から「豆子郎(とうしろう)」と名付けました。さらに、エンジニアとしての経験も活かし、当時の常識を覆す「密封包装」も考案いたしました。
 「誰もが初めは素人であり、毎日当たり前のことを当たり前にし続けることで神業になる」という職人の世界の言葉から、おごることなく常に精進し続けるという思いもこの「豆子郎」という言葉に込めて、法人化した際には会社名も「株式会社豆子郎」と名乗るようになりました。

御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えて下さい。

 弊社の強みはスタッフ一人ひとりの強みをひとつにまとめて「ワンチーム」にできることです。まるで本物の家族のような温かさと、信頼関係が構築されているからこそ本音で話すことができる環境が整っております。自分自身のどのような能力を発揮すればやりがいを感じられ、役割を果たすことができるのかをしっかりと見極め、難しいことはそれを得意としている人に任せる。こうすることで仲間同士の相互理解を促しております。また、本音での対話を重ね、さまざまな価値観に触れて捉え方を変えることで、自分では苦手だと思っていたことさえも強みに変えられるかもしれません。生まれ持った能力を活かし、秘められた可能性を引き出す環境こそが弊社の誇りです。
 そして今後も「定番革新」を掲げながら、伝統を継承してまいります。さまざまな人生の節目に弊社の菓子を贈っていただき、それが次の世代にも繋がってゆく。このような贈り物の文化は日本人からは切っても切れないものです。私たちはそんな文化を創出する産業を行っていると考えております。人々の生涯に寄り添い、かつお客様に「今日がいちばん美味しい」と思っていただくために、職人が誇りを持って毎日菓子を手作りし、時代に合わせて進化を続けてまいります。

企業から見た地域の魅力について

御社から見た山口地域の魅力について教えて下さい。

 山口県は広大な自然に恵まれた地域です。山・川・海に囲まれた土地柄を活かし、漁業が盛んに行われ、また米・野菜・果物の栽培も広く行われております。さらに、和牛やブランド鶏も山口の特産物の一種として有名です。それに加えて、交通の要地であることも山口の特徴と言えます。特に下関は九州と本州をつなぐ港であり、アジア諸国への玄関口としても重要な場所であることから、国内・海外問わず多くの観光客で賑わっております。また、朝鮮通信使の来日や明治維新の舞台のひとつでもあり、日本の歴史の起点となった地でもあります。
 一方で、都市部に比べると物事の不足感は否めません。だからこそ、0から1を生み出し、新しいことを始めるには最適な地域であると言えます。このようなクリエイティブさはAIが作り出せないものの一つで、人間力を発揮してこそ成し遂げられることです。新しいことに挑戦したい人も、日常生活からリフレッシュしたい人も、豊かな自然と恵まれた食物、そしてアクセスの良さが魅力の山口へぜひ一度お越しください。

企業が求める人材像について

御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。

 弊社は創業者がエンジニアであったことからも、常に新しいことへチャレンジし、成長する意欲がある方を求めております。「のれんは守るものではなく、磨き育てるもの」と言うように、目まぐるしく変化する世の中に柔軟に対応できることも大切です。文化や時代を自らの手で創りあげるという心意気の方に集まっていただければ、弊社はもちろん、地域の発展にもつながると考えております。そして、弊社で働く際には「何をすればいいか」を求めるのではなく、企業のビジョンを理解した上で「あなたが何をしたいか」を積極的に言葉にすることで、自己実現の場としても活用していただきたいと考えております。仕事に人生を乗せるのではなく、人生に仕事を乗せて、プライベートハピネスを共に体現しましょう。ご応募お待ちしております。

ひとを知る

代表取締役社長
田原文栄

山口県山口市生まれ。大学4年生の時に阪神・淡路大震災で被災し帰郷。2003年に家業である株式会社豆子郎に入社。山口県内12直営店舗統括管理、採用・育成など経営全般に携わり、新卒採用において2012年から2年連続で入社したい会社にランクイン(日経ランキング九州・山口地区)。2018年に4代目代表取締役社長へ就任。『人を大切にするこころの経営』をテーマに社員にとっての自己実現の舞台、地元山口に貢献し続けることのできる100年企業を目指している。

SDGsへの取り組み

  • 【3】産休・育休、社内独自のメンタルヘルスを導入し、あらゆる人の健康的な生活の確保や福祉の促進を取り組んでおります。
  • 【5】役員や役職を担う女性の割合が高く、女性のリーダーシップの機会を確保しており、ジェンダー平等、女性の能力強化を行なっております。
  • 【8】スタンダードブックを活用した自主トレーニングや成長支援制度の導入と運用を行ない、個々の強みを生かした配属を行なっております。キャリアに応じた職場環境や制度を設け、能力強化が可能な環境を整備しております。
  • 【10】障がい者雇用を積極的に行っており、従業員の4.4%が該当します。定年後の再就職制度があり、年齢や性別、障がいの有無などあらゆる状況に関わりなく、全ての人々の能力強化の促進を行なっています。
  • 【12】賞味期限の短い商品や季節商品を予約限定にし、製造時に出る食品残渣を再利用した商品開発などを積極的に行なうことで食品廃棄の削減に取り組んでおります。商品の付加価値を高めることで農家や仕入れ業者の方々への貢献に繋げております。

企業プロフィール

企業名株式会社豆子郎
所在地753-0214
山口県山口市大内御堀一丁目1番3号
創業年1948年創業
代表者代表取締役社長 田原文栄
事業内容
  • 和菓子の製造・販売
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