オリンパス

世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現

オリンパス株式会社は1950年に世界で初めて胃カメラの実用化に成功してから、内視鏡医療の発展に貢献し続けてきました。これからも世界をリードするメドテックカンパニーとして、持続的な成長を続けます。

企業のこれまでとこれから

御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。

弊社は1919年に国産の顕微鏡の製作を目指す「高千穂製作所」としてスタートし、2024年で創業105年目を迎える企業です。
創業当時流通していた顕微鏡といえば製造元は欧米が中心で高価なものがほとんどだったことから、国産の高品質で比較的安価な顕微鏡の開発に着手し、1920年に600倍顕微鏡「旭号」を発売。1928年に完成した顕微鏡「精華号」は、昭和天皇にもご愛用いただきました。

そして、この顕微鏡とその後に参入したカメラでの光学技術を活かして、1950年、日本の医師とともに開発に成功したのが、世界初の実用的な胃カメラです。胃カメラの開発や臨床での試みは欧米で古くから行われてきたものの、実用化には至っていませんでした。当時、日本で多かった胃がんで亡くなる患者を救いたいという医師の思いに応えたのが弊社発の胃カメラでした。  

1964年には海外進出を果たします。こちらは現地の風土に合わせた運営を目指して、現地法人かつ独立運営で進めております。1985年に現在の型に近い内視鏡ビデオシステムを発売しました。創業100周年を迎える2019年には経営陣を一新し、カメラ・顕微鏡・レンズの3事業から医療中心の会社に転換する企業変革プランを発表。今後もサステナブルに成長し続ける企業であるために、Medical(医療)とTechnology(技術)を組み合わせた「メドテック」な経営を目標に邁進します。

御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えて下さい。

消化器内視鏡、いわゆる胃カメラ・大腸カメラなどの製品においてグローバルな視点でみても約7割のシェアを継続している点が弊社の強みです。病院の先生と試行錯誤しながら世界で初めて胃カメラを実用化した実績から、現在もさまざまな医療現場の要望をもとに開発・改良を進めております。そして現場の生の声を聞き、実際にそれを可能にする技術力と長年培ってきたお客様とのネットワークも強みです。内視鏡は精密な機械であり、故障してしまうと修理依頼を受けてから病院に戻るまでの期間は検査がストップしてしまいます。そこで世界中の患者さまが安心して内視鏡検査や治療を受けられるよう、世界中に100を超える修理センターを設け、業界トップのグローバルネットワークを構築しています。「安心・安定して使えること」が、内視鏡の本質的な価値の一つ。オリンパスはこうした思想から、1952年の内視鏡事業のスタート時より、サービス体制の充実に力を入れてきました。また早期発見、並びに適切な診断に向けてAIによる診断支援のニーズも高まっていることから大腸の内視鏡画像をAIで解析し、検査中の医師の診断を補助する内視鏡画像診断支援ソフトウェアも発売しています。

企業から見た地域の魅力について

御社から見た多摩(東京)地域の魅力について教えて下さい。

多摩地域は東京都内にありながら穏やかな自然が広がり、都心部へのアクセスも優れているため、まさにワーク・ライフ・バランスがとりやすい地域だと思います。また、さまざまな業種の研究開発拠点があり、弊社がある八王子工業団地エリアには電卓で有名な企業や、現在は別の地域に移転しておりますがオーディオ機器の企業などがあり、異業種間での交流も盛んに行われております。さらに多摩地域は全国で4番目に大学が多く、海外からの留学生をはじめとする多様かつ優秀な人材が集まってくることも魅力です。弊社は2024年の4月に八王子へ本社を移転しましたが、本社は実はおよそ60年前からこの地域に開発拠点を置いているため弊社にとって八王子という地は縁が深い場所です。それぞれのライフスタイルに合わせて、新宿にあるサテライトオフィスに出勤する社員やリモート出勤の社員もいますが、これは多摩地域のアクセスの良さがあってこそ成し得た柔軟性のおかげだと思っております。このように私たちに新しい働き方を提供してくれている多摩地域に今後も貢献していきたいです。

企業が求める人材像について

御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。

弊社における全ての活動は「私たちの存在意義」である「世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現」と、5つの私たちのコアバリュー「患者さん第一」「イノベーション」「実行実現」「共感」「誠実」から構成される経営理念に基づいております。こちらは2019年の100周年を迎える際に作成したものですが、映像事業も科学事業も譲渡し医療事業に集中したことを契機に2024年の2月に一部改訂し、より医療分野にフォーカスした内容へと生まれ変わりました。そして弊社はこれらの経営理念を胸に、日々この指針に沿って働ける人材を求めております。2024年の能登半島地震発生時に弊社の一部のサプライヤーも甚大な被害を受け、一時的弊社製品の流通があやぶまれましたが、「患者さん第一」のコアバリューのもと、各部署が連携して供給し続けることができました。これは常に現場のために、患者さんのためにというマインドがないと成し得なかったことだと思います。このように、弊社の行動指針に共感し、実際に行動に移すことができる方のご応募をお待ちしております。

ひとを知る

取締役代表執行役社長 兼 CEO
シュテファン・カウフマン

2003年、オリンパスヨーロッパに人事部ゼネラルマネージャーとして入社。以来、2008年より同社コーポレート部門 マネジング・ディレクター、2011年よりエグゼクティブマネジング・ディレクター、2013年よりコンシューマ事業 マネジング・ディレクターなどを歴任。2017年にオリンパス株式会社 執行役員に就任。2019年にチーフアドミニストレイティブオフィサー(CAO)・取締役・ 執行役に、2022年4月にはチーフストラテジーオフィサー及びESGオフィサーに就任し、2023年4月より現職。真のグローバル・メドテックカンパニーとして、オリンパスを変革から持続的な成長のフェーズへ進めるべく注力している。

企業プロフィール

企業名オリンパス株式会社
所在地192-8507
東京都八王子市石川町2951
創業年1919年創業
代表者取締役代表執行役社長 兼 CEO シュテファン・カウフマン
事業内容
  • 治療機器事業
  • /内視鏡事業
WEBサイトリンクはこちらから
求人応募ページオリンパス株式会社 公式採用サイトリクナビ2025マイナビ2025
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