1930(昭和5)年に晒木綿織物業を始めたことが弊社の原点です。戦後は、絨毯を製造しておりましたが、絨毯を梱包する袋に着目し、事業転換に踏み切りました。その後は、プラスチック製のバランや、シュリンクキャップシール加工へと移行。さらに、1981(昭和56)年の法人化以降は、これまでの技術を活かしつつ、色鮮やかな食品パッケージの印刷加工へ本格的にフィールドを移していきました。事業が軌道に乗ってからは、第2工場の立ち上げや積極的な投資により、全国屈指の設備と技術を有する企業へと成長し、日々の生活に不可欠な飲料水などのペットボトル用ラベルや、食品・雑貨・化粧品などの袋パッケージを手広く展開し、現在も社会を下支えしています。

10-20代の若手が50％以上と、非常に若い世代が活躍している会社です。リーマンショック以降の約10年間で売上を1.5倍に増幅させるなど急成長を遂げてきましたが、こちらは企業全体の成長過程にあわせて新卒採用に比重を置き、採用・育成を行ってきたことが、成長の主要因であったと考えられます。また、上司・先輩との年齢も近いので風通しも良く、相談や意見交換がしやすいのも特徴です。そして、パッケージング作業において扱いにくく敬遠されやすいような商品につきましても、その場でお断りするのではなく、どのように工夫すればニーズにお応えできるのかを常に考え、形にしていくチャレンジ精神も大事にしています。お客様に寄り添い「一品一様」の製造・販売・開発に尽力し、これからも「守り」ではなく「攻め」の姿勢で、社会に貢献していきます。

堺市は、大阪府内において大阪市に次ぐ大都市で非常に賑わいのある地域です。古墳群などの文化財も豊富で、古くから「商人の町」とも呼ばれていた堺市の歴史を紐解いてみても分かる通り、商売気質と人情味に溢れています。また、各方面へのアクセスも良く、程よく自然も残っているため、日々の生活環境として優れているのも特徴です。住み良い環境が構築されていたからこそ、ものづくりの技術も古くから発達し、そのお陰で多くの重厚で深みのある文化が生まれたとも言えます。このように堺市は地域性・風土としても、ものづくりに非常に適した環境であるため、今後もこの地域を支える企業として弊社も尽力して参ります。

弊社が求める人材像は「素直」「地頭」「エネルギー」です。弊社の掲げる「素直」とは、何事も素直に受け止め、明るく前向きに取り組める人材を指しています。次に「地頭」とは主体的に考え、行動できる挑戦意欲を有した人材です。また、「エネルギー」とはパッケージやものづくりを好きといえる、熱量ある人材と、定義しています。実際、弊社において若くしてその中核を担っている人材は、総じて前述の素地を有しています。今後も、共通の素地を有しつつ、多様な価値観を携えた人材とともに成長していくことで、社会・生活を下支えするパッケージの更なる可能性を追求したいと思います。