企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
1970年1月に父が創業。住宅が続々と建設されていった時代だったので、畳・襖の需要が多かった。しかし、住宅建設の減少・洋室中心の住環境の変化・外国産の安価な畳が販売される等の外部環境の影響により、国産畳の市場は縮小していくことになった。
生産体制を見直したり、様々な施策を行ったが厳しい現状は変わらず、昨年の2020年7月に現在の拠点に移動し、2020年10月に2代目に就任した。今日、持続可能な社会を創ろうという気運が高まっていることから、今こそ国産畳の良さを世に広めていくために日々取り組んでいる。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
これからの展望としては、畳・襖の良さをさらに広めていきたいと思います。昔の住環境とは違い、畳や襖のない家庭も増えてきています。また、外国産の畳が20年前くらいから普及していったことにより、国産の品質の良い畳を知っている人は年々減少しています。
しかし、新しい畳を部屋に納めさせていただいた時の爽快感とお客様からいただける感謝の言葉が原動力となり、日本文化の象徴とも言える畳を衰退させることなく広げていきたいと思っています。そのため、SNS等も使って広く国産畳の良さを認知させていきたいと考えております。

企業から見た地域の魅力について
御社から見た堺・泉州地域の魅力について教えて下さい。
地域の行事が盛んで、有名なところで言えば「岸和田だんじり祭り」でしょうか。様々な人々と交流できるので、対面でのコミュニケーションが希薄になっている現代においては貴重であり、そのような文化・雰囲気だからこそ良い意味で気を遣わなくて良いという点が良いところだと思います。
今振り返ると、学生の頃は地元の良さに気付けていませんでしたが、社会人になって東京に住んでいたことや、外国へ観光に行くと自分の国・住んでいる街に愛着が湧くものです。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
畳・襖という日本文化の象徴的な製作を行うため、日本が好きな人や日本文化に興味のある人が望ましいです。日本の建築文化の一翼を担い、後世にその技術を受け継いでいこうという気概を持った方と一緒に働きたいと思っています。
また、文化の担い手として日本のことを語る上で、まずは自分を持っていることが大切なので、自分に自信を持って前向きに仕事を頑張っている人に応募してもらいたいです。皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

ひとを知る

代表者
佐本 和俊
小学生の頃から休日に父と共に畳を作る手伝いをして、大学生まで継続していた。大きな会社より小さな会社で、様々なことが経験できる仕事・後に家業を継ぐことを踏まえて経営者と話せるような会社で商売を学びたいと思い、就職は東京で建築関係の仕事に就き、工場の品質管理を経験する。25歳の時に実家に戻って家業を手伝うことを決意する。昨年2020年の10月に父から経営を引き継いで2代目に就任。日本文化の象徴である「畳・襖」のプロとして、日本伝統文化を守り続ける挑戦を始めたばかりである。
企業プロフィール
企業名 | 泉北製畳 |
---|---|
所在地 | 〒599-8251 大阪府堺市中区平井697-1 |
創業年 | 1970年創業 |
従業員数 | 2名 |
代表者 | 代表者 佐本 和俊 |
事業内容 |
|
WEBサイト | リンクはこちらから |