有限会社カブトギ工業は平成15年に個人事業主として埼玉県加須市で工場を借り、5人でスタートしました。初めての土地で横の繋がりがなかったため、最初は商工会工業部会で毎月開催されているものづくりの研究会に積極的に参加することで異業種の企業とのつながりを作り、仕事の幅をどんどん広げていきました。現在は外部から数人の先生をお呼びして、生産技術・品質管理・生産管理・ルール作り・仕組み作りなどのご指導を賜りながら成長と発展を続けています。

お客様にとって相談しやすい、つながりやすさが弊社の1番の強みです。ホームページ等でお問い合わせいただくお客様はお急ぎの引き合いが多いですが、その際も可能な限り迅速にレスポンスを行うことを意識しながら製造可否やお見積もりをお送りするよう心掛けています。そして、これから先の時代において大切なのはやはり「人」です。そこで弊社では充実した研修や教育制度を整えることで人作りにも注力しています。このように皆が1つの向くべき方向性を理解している状態をつくることで、会社は成長し続けられると考えております。

埼玉県加須市はものづくり企業のなかでも若い社長が多い地域で、業界問わず非常に研究熱心な方ばかりです。特筆すべきは、加工業者同士の横の繋がりです。企業間で協力することで、それぞれの強みを活かしながらお客様の多様な引き合いにも柔軟に対応できる体制を築いています。この連携の強さが、地域全体の競争力を高める原動力です。さらに、加須市のものづくり企業は、商工会などの支援機関を積極的に活用しています。加須市では行政による経営課題や技術的な問題を解決するためのアドバイスやサポートを受けながら、持続可能な成長を目指すことが可能です。これらの取り組みにより地域経済は発展を続け、新たな価値を生み出しています。これからも加須市のものづくりがどのように進化していくのか、期待が高まります。

ものづくりに従事するには1つのことに没頭し、集中できる忍耐力のある方が向いています。ものづくりは、細かい作業や繰り返しのプロセスを伴うことが多いため、上記のような能力は大きな武器になります。製品や部品の精度を高めるには、長時間にわたる地道な作業を厭わずに取り組む姿勢が欠かせません。次に重要なのが、コミュニケーション能力です。ものづくりの仕事は決して1人では成り立ちません。朝から終業時までさまざまな同僚や取引先と連携しながら進めるため、相手を尊重し円滑に意思疎通を図る力が求められます。チーム全体での協力が、良質な製品を生み出す鍵です。さらに、理想的な人材には経営的視点や自己成長への意欲も期待されます。単に与えられた仕事をこなすだけでなく、全体の効率や成果を見据えた行動ができる人材をお待ちしております。