企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
昭和56年、創業者・山下隆英が「見て美しく、使って楽しい器を提案する」を志に、佐賀県伊万里市で創業。有田焼の日用食器を中心に販路を拡大し、昭和62年に法人化しました。バブル崩壊後は高品質・専門店向け卸へ転換し、2004年には使いやすさを追求した「楽らく急須」がヒット。以後も独自開発を強化し、機能美を追求した商品群で支持を得ました。2018年にはNYの展示会へ出展し、海外展開を本格化。2020年以降はCOFILブランドが誕生し、陶磁器の新たな可能性を世界へ発信しています。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
伊万里陶芸の強みは、有田焼・波佐見焼を中心に培ってきた産地ネットワークと、機能美に特化した独自の企画開発力にあります。デザインから販売まで一貫して自社で行うことで、高品質かつ市場ニーズに即した商品をスピーディに提案できる体制を確立。特にセラミックコーヒーフィルター「COFIL」は国内外で評価され、D2Cや業務用販路への展開が進んでいます。今後は、海外市場やカフェ向け業務用食器の開拓を強化し、「日本の器の心を世界の日常へ」というビジョンのもと、機能美と感性を融合した新しい伝統の創造を目指します。

御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
伊万里陶芸は、有田・波佐見など地域の窯元と連携し、伝統技術を活かしたものづくりを通じて地域産業の持続に貢献しています。大量生産ではなく、必要な分だけを丁寧に作る“持続可能な製造”を実践し、紙を使わないセラミックコーヒーフィルター「COFIL」では、資源保全と環境負荷の低減を実現。さらに、地域の職人や仕入先と協働しながら、技と美意識を現代の暮らしに活かすことで、地場産業の価値を国内外へ広げています。美しい器を通して、人と自然が調和する未来を目指します。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
伊万里陶芸は、有田焼・波佐見焼の産地とともに歩み、伝統技術にデザインと発想を掛け合わせた“用の美”の器を提案しています。職人の技とお客様の声をつなぐ現場には、企画・営業・開発が一体となる面白さがあります。自ら考え、挑戦できる人、そして「見て美しく、使って楽しい」という想いに共感し、ものづくりを楽しめる人が活躍できる職場です。小さな会社だからこそ、一人ひとりの意見や行動が形になり、日々の仕事が日本の器文化を未来へつなげていくやりがいがあります。
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ひとを知る

取締役社長
山下 健一郎
平成6年3月 長崎県立佐世保工業高等学校 電子機械科 卒業/平成6年4月 エヌティーテクノ 株式会社 入社(トヨタ自動車・自動車用オートマチックトランスミッション部品の製造会社)/平成8年4月 現在の会社、有限会社 伊万里陶芸 入社/平成27年-28年 経営学の会・日創研長崎経営研究会 会長 を務める
SDGsへの取り組み
- 【9】伝統技術とデザインを融合し、地域産業の革新と価値創出を推進します。
- 【12】 必要な分を丁寧に作り、長く使える器で持続可能な暮らしを提案します。
- 【13】 紙を使わないCOFILなど、環境負荷を減らす製品づくりを進めています。
企業プロフィール
| 企業名 | 有限会社伊万里陶芸 |
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| 所在地 | 〒849-4173 佐賀県西松浦郡有田町舞原乙2476-1 |
| 創業年 | 1981年創業 |
| 代表者 | 取締役社長 山下 健一郎 |
| 事業内容 |
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| WEBサイト | リンクはこちらから |
| 企業ロゴ | ![]() |


























































