天山石材

エルメス精神と科学的手法を用いた事業のブランド化推進

天山石材は、佐賀県唐津市七山で天山石を産出し、その素晴らしさを科学的に分析、ブランド化して全国に向けて発信し、銘石No.1を目指します。未来に向けては、天山石を活用した新しい技術を提案し続け、世界に向けてライセンス販売することを目指します。

企業のこれまでとこれから

御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。

1979年先代社長が庭石を採取していました。切削加工してみたところ、まれに見る良石で,庵治石の石材店や石材商社の目にとまりました。周辺では、万葉から江戸時代まで良質の石材が産出していましたが、石が非常に硬く切削加工が不可能でした。80年代ダイヤモンド切削機械が普及し加工が可能になり、「水を吸わない、硬い、ツヤ持ちがいい」墓石の3条件を満たした石材として、じわりと西日本に浸透していきました。
現社長就任時からは、大学教授としての職業を活かして、天山石の性質を分析し、科学的手法でブランド化していきました。基本技術は特許化し、「SDGs1000年構想」を掲げ、石を活用した未来像を提案しています。

御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えてください。

当社が扱う石材は性能が極めて優れており、他社製品と比べても圧倒的に劣化が少なく、少なくとも50年以上は光沢を保ち続けます。さらに、シンクロトロン光の研究によって明らかになった磨きの技術を応用することで、1000年近い光沢を維持できる可能性を秘めています。また、科学的手法による色測定を取り入れ、天山石を「紺碧」「銀剛」「万葉」としてブランド化し、特にフラッグシップである「紺碧」については、原石から製品に至るまでのトレーサビリティを確立しております。立地面では、近隣に伊万里港を有し、中国をはじめとする海外への輸送が容易です。さらに、新品または使用年数の短い大型重機を多数保有し、100年以上にわたる生産を可能にする豊富な埋蔵量を有しています。加えて、当社はデジタル墓石に関する特許(特許第6713184号)を取得しており、会社ロゴや製品名に関しても商標を登録するなど、知的財産の面でも強固な体制を築いています。

御社が考える地方創生・SDGsについて

御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。

ピラミッドや日本の墓に代表されるように石は古来から、永遠の魂を伝えるための材料として用いられてきました。天山石材では,「天山石材のSDGs1000年構想」を掲げて、石材を使った未来構想を掲げております。天山石の長寿命性とIT融合化技術特許を利用したデジタルデータの長期保存技術、世界で始めて石材表面で強固なガラス膜作成する方法を発見し論文化、あらゆる材料をガラスコーティングし耐久性を高める技術を提案しております。
弊社だけでは、実現ができませんので、大手企業を含め多くの方にご賛同・協賛・投資を頂き、この構想を実現するためのリーダシップをとっていきます。地域から発信し、世界を目指した構想です。

企業が求める人材像について

御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。

採掘の技術者では、大型重機、大型ダンプトラックの運転に興味のある方で、経歴年齢は関係なく免許を取得できる意欲のある方を募集しております。免許取得にかかる費用は、全額弊社が負担いたします。また、石を割る発破技術やセリ矢割に興味ある方も年齢経歴不問で免許取得のできる方であれば大歓迎です。もちろん、天山石材のSDGs1000年構想でリーダシップを発揮できる方も募集中ですが、こちらは大学や企業とも共同研究のできる修士課程修了以上の方を募集予定です。
また、M&Aによる事業連携も視野に入れており、大手企業とのコラボレーションや研究者の方と連携も可能です。

研究者情報:https://www.scopus.com/authid/detail.uri?authorId=35228152600
その他所属:https://www.iist.nias.ac.jp/about/greetings#gsc.tab=0

ひとを知る

代表取締役社長
田中義人

九州松下電器開発研究所に3年間勤務し、松下電器の哲学を学んだ後、物理学を志し大学院へ。九州大学、東京大学、米国ブルックヘブン国立研究所を経て、長崎総合科学大学で30年間の研究活動、スタートアップ企業の立ち上げ、大学経営に従事。現在は工学部教授,新技術創成研究所所長。10年前に,父親の他界により天山石材の社長に就任、科学技術に基づく品質管理手法を開発、ブランド化を推進し、「紺碧,銀剛,万葉」を発売。

SDGsへの取り組み

  • 【9】【17】デジタルピラミッドやデジタル墓によるクラウド上のデジタルデータの長期保存先の開発し、SDGsデジタル社会を実現します。
  • 【11】【15】【17】高耐久性ガラス膜コーティングによる金属の劣化防止によるSDGs構造物を実現し、持続的な街づくりに貢献します。
  • 【7】【13】【17】温度差発電技術の応用により、クリーンなエネルギーと具体的な温暖化対策が可能です。

企業プロフィール

企業名天山石材株式会社
所在地847-1505
佐賀県唐津市肥前町杉野浦694−4
創業年2011年創業
代表者代表取締役社長 田中義人
事業内容
  • 採石業
  • /石材加工販売
  • /技術開発
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