沖縄製粉

創業時から変わらず「食の安定供給」を掲げ、安全・安心な小麦粉を安定的に提供しております。

小麦粉を通じて、沖縄の食を豊かにする。沖縄製粉は2025年で創業70周年を迎える企業です。今後も地域に根ざした唯一無二の製粉会社として、食卓に笑顔をお届けしてまいります。

企業のこれまでとこれから

御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。

第二次世界大戦の終戦直後、沖縄の食糧は米軍の配給でまかなわれて、常に不足している状況が続いていました。そんな中、住民の食糧は住民の手で購入しようと立ち上がったのが、創業者の竹内和三郎でした。1953年竹内和三郎は製粉業の設立申請書を米国民正津に提出しましたが、その約1カ月後、アメリカからの若手実業家たちが来沖し、同じく製粉業の設立申請を行い米琉競願となりましたが、最終的に1955年10月、沖縄製粉株式会社を創設し、「食の安定供給」を目指して事業を開始いたしました。

弊社の最も大きな転換点は沖縄の本土復帰です。沖縄県民にとって悲願であった本土復帰が現実味を帯びた1960年代後半から、日本本土のブランドが沖縄へ多数進出することによる競争を乗り越えるためにも、復帰に備え、製粉工場の近代化と合理化に取り組みました。そんな厳しい時代を経て、現在は業務用の商品を中心に乾麺やサーターアンダギーミックスなどの商品も展開し、沖縄唯一の製粉会社としての地位を確立しております。

御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えてください。

沖縄唯一の製粉会社として、創業時より変わらず「食の安定供給」を行っていることが弊社の特色です。県内で長い間親しまれており、沖縄そばのお店やパン屋さんでも弊社の製品を多くご使用いただいております。また、本州から遠く離れた島国である土地柄でも、有事の際に食糧を安定して提供できることが弊社の強みであると言えます。
それに加えてCSR活動にも力を入れております。例えばクリスマスケーキの贈呈やパンの手作り教室などを行っており、これらの活動を通じて食育や人々の結びつきの場を地域の皆様に提供してまいりました。弊社は「小麦や食を通じて人々に元気を与え、沖縄を良くしたい」という思いを強く持ち、行動に移している企業です。このような「地域に根付いた製粉会社である」という特徴が他社との差別化に繋がっていると自負しております。
今後も地域との結びつきを大切に、沖縄県内でのシェアNo.1、そして海外からも注目されるような企業を目指してまいります。

企業から見た地域の魅力について

御社から見た沖縄地域の魅力について教えてください。

沖縄県は伝統的な食文化を誇り、まちに食があふれていることが大きな魅力です。琉球王朝から伝わる料理が現在でも根強く残っており、ちんすこうや沖縄そばなどの小麦を使った食べ物も古くから愛されております。また、あまり知られていないかもしれませんが、パンが好きな県民性も特徴的です。さらに、アメリカの食文化の影響も大きく、タコライスやピザ、ハンバーガーも県民のソウルフードと呼べるでしょう。
食文化に加えて、人と人の強い結びつきも沖縄県の特色です。おじいちゃんおばあちゃんから孫の世代まで家族の仲が良いことや、地域の交流が盛んであることも特徴として挙げられます。沖縄名物のサーターアンダギーをたくさん揚げて家族みんなで食べたり、近所の人におすそ分けしたりする。沖縄県はそんな心温まる光景が日常的に見られる場所です。
弊社はこれからも魅力あふれる沖縄県の文化と人々を、食を通じて支えてまいります。

企業が求める人材像について

御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。

弊社で働く社員は沖縄が大好きで、何かしらの形で地域に貢献したいという思いを強く持っていることが特徴です。また、食を通じたさまざまなイベントなども企画しておりますので、協調性やコミュニケーション能力を発揮できる方であれば、よりご活躍いただけるかと存じます。さらに、弊社は食品生産事業と販売サポート事業事業の2事業を展開しており、それぞれの事業ごとに部門が細かく設置されているため、1人ひとりの能力を活かしやすい環境が整っていることも強みであると言えます。このような弊社の風土に共感していただき、一緒に沖縄の食を豊かに、そして食卓に笑顔をお届けできる仲間との出会いを楽しみにしております。

ひとを知る

代表取締役社長
竹内一郎

昭和47年5月24日生まれ。那覇市松川出身。首里東高等学校卒業後、九州産業大学に進学。同校卒業後、丸東産業株式会社に3年勤務ののち、沖縄製粉株式会社へ入社。その後、経営企画部長・取締役経営企画部長・常務取締役を経て、平成22年6月に代表取締役社長に就任。平成27年6月からは沖縄県食品産業協議会会長に就任し、現在に至る。

SDGsへの取り組み

  • 【1】沖縄県社会福祉協議会を通して、県内福祉施設228カ所の方々にクリスマスケーキの贈呈を32年間続けてております。また、沖縄県母子寡婦福祉連合会の「女性の就職総合支援事業」の一環として、「シングルマザー就労支援 製パン技術研修」や「製パン技術習得研修」を行っております。
  • 【4】技術開発部の社員が講師となり、毎年地域の方を対象に小麦粉を使ったお菓子作りやパン作りの講習を行っております。
  • 【8】2024年度は小学生とその保護者を対象に「親子手作り教室」を開催し、パン作りを通して将来の夢を見つけるお手伝いをしております。
  • 【12】上記講習等でパンを作ることの大変さや食べ物の大切さなどを実感していただき、食品への関心を高めてもらえるような活動を続けております。

企業プロフィール

企業名沖縄製粉株式会社
所在地900-0035
沖縄県那覇市通堂町1番1号
創業年1955年創業
代表者代表取締役社長 竹内一郎
事業内容
  • 食品生産事業
  • /販売サポート事業
WEBサイトリンクはこちらから
求人応募ページ
企業ロゴ

その他の選出企業

企業一覧へ戻る
MadeInLocalのロゴ

    お問い合わせ

    掲載依頼・取材依頼・Made In Localシリーズおよび地域を代表する企業100選についてのお問い合わせ等、承っております。まずはお気軽にご相談ください。

    お問い合わせはこちら

    会社概要

    Made In Localは、株式会社IOBIが運営する地方創生メディアです。弊社では現在、事業拡大につき、新卒・中途ともに積極的に採用活動を行っております。 ご興味のある方はぜひご一読ください。

    会社概要はこちら
    SDGsのロゴ
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを

Made In Localは地方創生メディアの運営を通して地域の産業振興や地域間格差の是正に取り組んでおり、「産業と技術革新の基盤をつくろう」・「人や国の不平等をなくそう」・「住み続けられるまちづくりを」の3つのSDGsのターゲットの実現を目指しています。

©︎ 2024 株式会社IOBI all right reserved