企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
1902年に関安治郎が有限会社東郷堂を創業いたしました。その後関が病気で早世し、番頭をしていた鈴木朋吉が経営を引き継ぎます。二次大戦の戦時統制などを乗り越えて1955年に鈴木芳永、1989年には鈴木哲が経営を引き継ぎ、2005年にプライバシーマーク制度を業界で初めて取得いたしました。こちらは現在も継続中です。そして2014年にはゴールドマンサックス社の中小企業経営革新プログラムに長期インターンシップが採択され、立教大学生を受け入れ、ミニコミ誌を発刊いたしました。2020年に鈴木芳朋が経営を引き継いだ後は、コロナ禍の対策としてマウスシールドを上田市・青木村に寄付し、2022年に中小企業庁の事業継続力強化認定を受けるなどの実績を経て現在に至ります。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
二次大戦を経験した3代目鈴木芳永が戦争の最前線で感じた『生きる喜び』は、その後、同じく戦争を経験した営業所長達と体当たりで向き合い、切磋琢磨し合ってきめ細かなお客様管理の仕組みや宅配網の構築に繋がり続けました。
当時は数百件の領収書を全て手書きで記録し、毎月末の数日間で全戸を訪問しながら集金していました。郵便局が配達困難になった際に一時的に一部の配達業務を引き受け、郵便局に勝る配達を行った出来事は過去ローカル紙に激賞された記録があるほどです。これらの歴史は脈々とお客様が持つ弊社像に引き継がれ、現在もお客様との繋がりの土台となっています。現在は、業務システムからこの仕組みを支え、これまで以上に地域に浸透していく基盤が構築されています。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た長野地域の魅力について教えてください。
移住したい都道府県ランキングで常に上位にランクインしている長野県。その長野県の東部に位置しているのが上田市です。上田市は自然が豊かで、美しい花々や新緑、稲穂の揺れる田園に紅葉に白銀の世界など、四季折々の美しい景色や歴史ある温泉が楽しめます。東京まで新幹線で1時間30分程度と、首都圏への交通アクセスが良いことも上田市の魅力の1つです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
弊社は新聞を中心に様々な商品を取り扱い、地域のお客様に足を運ぶなかで自らが磨かれていくという他の業種にはない営業環境も持つ会社です。地道ながら日々お客様との交流や積み重ねを感じられる瞬間がこの仕事の魅力だと思います。そのため丁寧に仕事に取り組みたい方や、とにかく挑戦して営業の成果を感じたい方に向いている環境です。自然の多い環境にある職場のため営業職を希望する場合は屋外作業が苦にならない方で、狭路隘路を通ることが多いためバイクに乗れる方や乗ったことはないけれど挑戦してみよう、という方が望ましいと考えます。弊社に在籍している社員は元お笑い芸人や葬祭業など、多種多様な業種から転職してきた方も多く、それぞれが経験を活かして活躍しております。
ひとを知る
代表取締役社長
鈴木芳朋
4代目社長の長男として家業を見て育ち、小学生の頃より家業を日本一の新聞販売店にしたいと志す。移り変わりの激しい現代、生きる喜びが感じられるような地域の豊かな生活には確実で見易い情報が一層必要であろうと考え、地域人口減でも約6割の普及率を維持している。また、地域課題として、健康や買い物など様々な不安があり、地域へのアンカーとして更なる役割が果たせればと、新しい商品や地域商店との協業を目論む。
SDGsへの取り組み
- 【4】「質の高い教育をみんなに」を目指し、シニア大学にて、新聞の読み方講座 の講師派遣。また、地元情報の、東郷堂通信の定期発行を行なっています。
- 【11】「持続可能な社会」を目指し、配達業務を通じた高齢者世帯に対する見守り活動の実施や、乳製品・物販商品のお届けを行なっています。
- 【12】地球環境に配慮し、リサイクル促進のために資源ゴミの回収を行います。
企業プロフィール
企業名 | 有限会社東郷堂 |
---|---|
所在地 | 〒386-0014 長野県上田市材木町二丁目12番6号 |
創業年 | 1902年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 鈴木芳朋 |
事業内容 |
|
WEBサイト | リンクはこちらから |
求人応募ページ | 有限会社東郷堂 採用サイトめくろうワークス |
企業ロゴ |