モビリティープラス

    従来のモビリティ(人やモノの移動)に加え、革新的な「移動可能なサービス」により社会に貢献する。

    私たちは、人にとって最も身近で代表的なモビリティの手段である「自動車」と、人にとって最も身近で代表的なエネルギーである「電気」を組み合わせることで、今までに実現出来なかった新しい付加価値やサービスを人々に届けられるインフラを作り社会に貢献します。

    企業のこれまでとこれから

    御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。

    27歳から始めた移動式店舗「タイヤサービスカー」の開発の中で、一番の技術的な課題は「出張先の現場でどうやって動力用の電源を確保するか」でした。この解決策が後に車両の走行用エンジンで発電した電力を整流し、車両に搭載する機材に供給するという発想に結びついた訳ですが、その後も環境負荷の低減を目指す時代の要請に応え、発電をするために車両のエンジンをかけるのではなく、走行中に発電した電力で車両に搭載した二次電池に急速充電させる作業車専用の電源システムを考案し、2013年にこの技術を応用した日本初の電気自動車用移動急速充電車である「Q電丸」を開発・発表しました。この数年後、タイヤ業界とまったく関係がない企業にもこの技術が注目され始め、持続可能な社会の構築を目指す企業との協業が始まりました。今から振り返りますと、Q電丸の開発と発表、その後のプロモーション活動が弊社にとっての大きな財産となり、転換点となってくれたように思います。

    御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えてください。

    私たちの強みと特色は、他にはない設備を自分たちが独自に自らの経験と知見を生かして作り上げ、それを自分たちで実際に使ってその性能や耐久性、安全性を評価し、それをまた新たな開発に生かすことが出来ていることです。このような独自の循環のサイクルを約30年に渡って繰り返した結果、ニッチではありますが、大企業も含め、誰も手掛けていないブルーオーシャン市場の領域で、独自のポジションが構築出来ているように思います。その業態は、顧客が要望する設備を自動車に搭載する自動車架装工事の領域と、その設備を安全に安定して稼働可能にする独自の移動電源装置の開発・製造の分野となります。 私たちはコモディティーではない、スペシャル「特別」にこれからもこだわり続けます。

    企業から見た地域の魅力について

    御社から見た京都地域の魅力について教えてください。

    京都は、京セラや、オムロン、村田製作所や、日本電産といった世界市場においても独自のポジションを築いた超有名優良企業を生み出し成長させてきた、古くからの伝統がある街にもかかわらず、革新も生み出す起業家マインドを優しく、温かく寛容してくれるちょっと不思議な土地柄だと思います。京都の地元の商工会議所や、中小企業家同友会も歴代にわたり地元を牽引してこられた偉大な経営者たちが役員等でお世話をされており、将来優れた経営者を目指す学生さんや、若い経営者にとっては、まさしく打ってつけの素晴らしい環境が準備されていると思います。

    企業が求める人材像について

    御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。

    当社の仕事は、競合先やライバルがいない、オーバーに言えば先駆者として、誰もやっていない未知の領域を開拓していくことが仕事となります。 このため逆説的な言い方となりますが、模範にすべき会社や目指すべき会社、他社の模倣や他社品を参考にすることは出来ませんので、すべて自分たちで考え、試行錯誤しながら手探りでクライアントと一緒に仕事を進めていくことが要求されます。このため求める人材としては、すぐに上司に答えを聞いたり、指示を求めたりするタイプの人ではなく、自分の頭のなかで仮説をたてて、積極的に考えたり、調べたりしながら、答えを求めていくことに喜びや、やりがいを感じることが出来る人が理想と考えます。

    ひとを知る

    代表取締役
    三輪智信

    父親が創業したタイヤ販売会社に25歳で入社、仕入先であるタイヤメーカー系列販売会社が、卸しからエンドユーザーへの小売へ業態転換し始めたことに、地域の小売店として強い危機意識を持ち、顧客が来店されるのを待つ「待ちのビジネスモデル」から、顧客のところへ出向く「攻めのビジネスモデル」への転換を掲げ、27歳の時にその具体的手段として「移動可能な店舗」という概念で、出張作業車「タイヤサービスカー」の開発を始めた。その後、38歳で父親と社長交代し、その2年後に株式会社モビリティープラスを個人で100%出資して設立し、第2創業を果たした。

    SDGsへの取り組み

    • 【7】ヒトにとって最も身近で使いやすいエネルギーである「電気」ですが、これは大規模な発電所で発電した電力を系統を通じて、私たちがいる建屋に個別に供給されているのが一般的です。しかし、これだけでは今後の社会に求められるモビリティの発展や、移動サービスの発展、災害時の大規模停電への対応、防災といった観点を充分に満足させることが出来ません。このため弊社では、系統からの商用電源に加えて、「系統から自立(独立)した分散型電源」という発想が社会的なインフラとしての必要性が高まると考えています。
    • 【9】ヒトにとって最も身近で使いやすいエネルギーである「電気」を簡単に持ち運びすることができるようにすることで、私たちの暮らしやインフラを支える職人(プロフェッショナルたち)が、もっと自由に安全に、そしてクリーンに電気を活用できるようにして、今後の産業育成と技術革新の基盤づくりを推進していけるように弊社は縁の下で貢献したいと考えています。

    企業プロフィール

    企業名株式会社モビリティープラス
    所在地603-8104
    京都府京都市北区小山東玄以町27-3
    創業年2005年創業
    代表者代表取締役 三輪智信
    事業内容
    • 特装車・特殊車両の開発・設計・製造・販売
    • /車載用電源装置の開発、製造、販売
    • /地震体験学習車/EV車用移動急速充電車の派遣事業・レンタル事業
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