企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
享保三年(1718)、江戸幕府第8代将軍徳川吉宗の時代に「金屋孫兵衛」の屋号で西本願寺前に寺院用扇子の店を開業しました。明治以降は、一般用、贈答用の京扇子を製造販売するようになり、近代日本画壇の巨匠といわれる富岡鉄斎氏より、「白竹堂」の屋号を贈られました。昭和32年に株式会社に改組し、百貨店等に販売を拡張し現在に至ります。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
「伝統」と「革新」を融合し”今”を生きる人へ向けた商品づくりを行っております。これまで職人が培ってきた伝承の技を駆使した京扇子や古典的な扇子、その技術を取り入れながらもレースやラインストーンをあしらい洋の感覚を取り入れたファッション性の高い扇子、廃棄される車のエアバッグを扇子として再利用するSDGsなモノづくりなど、これからも手作業で行われる日本のモノづくりを発展させていくことが弊社の役目です。また将棋・落語・音楽・ゲーム・アニメ・マンガなど異なる文化とのコラボレーションを通し、扇子を持つ楽しみを知っていただけると幸いでございます。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た京都地域の魅力について教えてください。
京都には四季折々の自然や、風情ある景観、歴史ある神社仏閣などたくさんの魅力にあふれています。その中でも京都において芸能の文化には独特な魅力があります。脈々と受け継がれてきたその文化はその時代を懸命に生き、伝統を守り、新しい技術を取り入れた「人」の生きた証が詰まっています。花街や日舞、茶道など様々な芸能文化が存在しますがそのどれもに「人」の歴史を感じることができる、それもひとつの京都の魅力だと思っております。これからも「人」が紡いでいく伝統と文化がさらなる京都の発展に繋がるよう白竹堂として何ができるのか考え行動してまいります。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
白竹堂では、流行に合わせたモノづくりができる方を求めています。日々ファッションや技術は進歩し発展しています。扇子というアイテムはその歴史から敷居の高いものと思われがちです。ですが弊社の商品にはデニムや革、レースや刺繍などファッション的な素材や技術を取り入れた現代の様式に合わせて作られた扇子がたくさん存在します。白竹堂はこれからもこれまでにないモノづくりを通じて扇子の可能性を広げていきたいとです。そのためには流行やファッションに興味があり、新しい扇子作りを一緒にチャレンジしてくれる方を歓迎いたします。
ひとを知る
代表取締役
山岡駒蔵
立命館大学卒業後株式会社山岡白竹堂に入社し、2004年に社長に就任する。2018年には創業300年を迎え、十代目山岡駒蔵を襲名。伝統的なものと新しく革やデニムなどの素材、あるいいは車のエアバッグなど廃棄されるはずの素材を使用した新しい扇子を開発。時代に寄り添うものづくりを目指している。
SDGsへの取り組み
- 【7】車のエアバッグや新幹線のシェードなど廃棄される資材を再利用し資源の有効活用の促進を達成します。 また扇子そのものがエネルギーを使用しないSDGsの一環ですので、より多くの人に知ってもらい使っていただくことで環境に配慮しつつ地域の産業を支えてまいります。
- 【9】技術を継承するための体制整備と職人の安定的な雇用の促進を達成します。永年受け継いできた技術と想いに新しい風を取り入れながらこれからも伝統を守り、発展させてまいります。
- 【11】京都の五花街へ扇子を寄付するなど日本の和の文化の発展のために貢献します。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社山岡白竹堂 |
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所在地 | 〒604-8075 京都府京都市中京区麩屋町通六角上る白壁町448 |
創業年 | 1718年創業 |
代表者 | 代表取締役 山岡駒蔵 |
事業内容 |
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