企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
約85年前に小野寺製麺所として、うどん・そばの製造からスタートいたしました。当時うどん屋さんという愛称で呼ばれていた、親族や近所の方が働く小さな麺屋です。創業から生麺・乾麺・茹で麺と少しずつ種類を増やし始め、2代目の時には中華にも挑戦し、餃子や焼売の展開も始めました。「これからは麺だけではなく、麺とプラスアルファしたものに需要が出てくる」という2代目代表の考えが総菜を作り始めたきっかけです。また当時では珍しい天日干しでのインスタントラーメンも開発しておりました。3代目になると工場を現在の地に移し、小野寺製麺として生まれ変わります。地元の特産品を使った「自然薯蕎麦」や「南部一郎かぼちゃうどん」は今でも主力の商品です。現在は4代目が令和3年11月に就任し「小さな麺屋だからできること」をモットーに、お客様に支えていただきながら精進しております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社の事業は、麺と総菜の製造・販売です。製造は自社ブランドの商品のみならず、地元飲食店からの依頼で桑の葉を使った麺や農家のそば粉を使った乾麺を製造するなど、地元の方のご希望に合わせた企画開発も行っております。弊社の麺は生麺・茹で麺・乾麵と幅広いジャンルを取り揃えておりますが、全ての商品を大量に製造することはできません。弊社では、地元の自然を活かした自然乾燥による乾麺の製造や小ロットでの製造など、岩手の小さな麺屋だからこそできることを大切にしております。近年は大林製菓株式会社など、地元の企業と一緒に商品をつくることに力を入れており「いちのせきもち餃子」を開発いたしました。こちらは日常でもハレの日でも餅を食べる、一関市の餅食文化を活かした商品です。今後も弊社だからできることを大切にしつつ、様々なことに挑戦してまいります。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た岩手地域の魅力について教えて下さい。
一関市は岩手県南部に位置しており、岩手の玄関口と言われております。新幹線や高速道路も通っているため交通の便もよく、物流も盛んです。自然豊かで空気と水も美味しく、弊社では岩手の自然の恵みを存分に味わえる地域ならではの麺を製造しております。他にも米・海鮮・肉と様々な美味しい食材が豊富ですが、残念ながら認知度が低いものも多いです。食品だけではなく一途に同じものを愛し続ける県民性など、岩手には隠れた魅力がたくさん眠っています。今後も伝えきれていない魅力を他企業と協力しながら日本全国・世界に伝えてまいりたいです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
「食を通して、麺を通して、小野寺製麺を通して地域を盛り上げる」こちらの目標に共感し、共に進んでくださる方に応募していただきたいです。弊社は少数精鋭で製造しておりますので、各々いくつかの業務を兼務しております。職場では業務上の変化もありますので、みんなで支え合いながら臨機応変に対応し、幅広く仕事に対応できるとより望ましいです。家族経営に近い形で営んできましたので、アットホームな雰囲気でお仕事をしたい方、大歓迎しております。
ひとを知る
代表取締役
佐藤ゆかり
明治大学史学地理学科卒業後、東京での結婚生活を経て夫の後押しで岩手に帰省。2021年に先代社長の父親が亡くなり、4代目として就任。夫も工場長として仕事に携わっており、会社や経営のノウハウがない状態でのスタートではあったが、母・従業員・お客様・地元企業の方に支えられながら、夫婦二人三脚で小野寺製麺をより良い企業にするべく奮闘中。
SDGsへの取り組み
- 【3】安心・安全をモットーに、ただ美味しいだけでなく、健康を意識した商品を製造しております。
- 【12】他の製造業者において廃棄するほかなかった食材を用いて、新たな商品を開発いたしました。
企業プロフィール
企業名 | 有限会社小野寺製麺 |
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所在地 | 〒021-0061 岩手県一関市山目字館67-61 |
創業年 | 1938年創業 |
代表者 | 代表取締役 佐藤ゆかり |
事業内容 |
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