企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
大学卒業後東京の金融機関に勤め、転勤先の仙台支店で東日本大震災を経験したことをきっかけに、地元である岩手県一関市での起業を決意。パソナグループの”東北未来戦略ファンド”から出資を受け、2017年にイーハトーブ東北を設立しました。インバウンド需要を獲得するため、2018年には岩手県平泉町の古民家を改装したラグジュアリーな宿泊施設「平泉倶楽部」をオープン。2019年には、岩手県の食材を使用したメニューを楽しめるカフェ「栗駒茶屋」の営業を開始しました。2020年のコロナ禍をきっかけに、地域に人を呼び込むだけではなく、地域の魅力を外に発信する取り組みを実践すべく、岩手県一関地域に古くから伝わる伝統的な「もち食文化」を「MOCHI」として世界に発信する事業をスタートさせています。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社の強みは旅行、飲食、宿泊といった地域との繋がりを感じられる観光事業を一気通貫して行っていることです。特に、今後東北エリアはインバウンド需要が拡大していくことが予想される中で、観光事業を軸に地域への経済循環を生み出すことができると考えています。また、現在は行政と民間が連携する公民連携事業に力を入れています。県内外企業と共に設立し私が代表理事を務めている「一般社団法人世界遺産平泉・一関DMO」では、地元の観光・経済復興を目的としたふるさと納税事業を行っており、現在寄付額が15億円まで伸びています。今後もこういった自治体との連携を深めながら、さらなる岩手県の地域活性化を目指してまいります。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た岩手地域の魅力について教えて下さい。
一関市は、仙台と盛岡の間にある拠点都市で、新幹線や高速道路、三陸鉄道など、交通の要衝になっています。名勝である「厳美渓」「猊鼻渓」などの美しい自然に囲まれているだけでなく、一関市と同じエリアに含まれる隣の平泉町には、世界遺産である「中尊寺金色堂」などもあり、歴史的な魅力にも溢れています。また、一関市に約300種類あると言われている伝統的な「もち食文化」なども含め、これらを一体でPRすることにより多くの観光客を誘致することが可能であると考えています。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
私にとって仕事というのは、誰かに言われたことをやるのではなく、自分で何かを創造したり、内発的な想いを実現することだと考えています。そのため、東北での新たな産業創造、雇用創出、地域活性化という当社のビジョンに共感するとともに、ビジョンを達成するために、自ら考えて、行動できる方と一緒に働きたいと考えています。
ひとを知る
代表取締役
松本数馬
大学卒業後、金融機関に13年間勤務。2011年3月の東日本大震災を仙台市で経験し、地元である岩手県一関市に戻り地域活性化の活動を開始。パソナグループの東北の未来を創る事業を支援する”東北未来戦略ファンド”より出資をうけ「株式会社イーハトーブ東北」を設立。その後「一般社団法人世界遺産平泉・一関DMO」を地域の仲間と立ち上げ地域に根差した活動を幅広く行っている。
SDGsへの取り組み
- 【11】地域の工場を見学できる「オープンファクトリー五感市」という取り組みでは、普段公開していない裏側を一般の方に見ていただくことで、商品だけでなく地元で働く「人」に魅力を感じた方にリピーターとなっていただくことが期待でき、観光業における持続可能な一関市の発展に寄与できると考えています。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社イーハトーブ東北 |
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所在地 | 〒021-0894 岩手県一関市磐井町2-13 |
創業年 | 2017年創業 |
代表者 | 代表取締役 松本数馬 |
事業内容 |
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