岩手モリヤ

MADE IN JAPANとして世界最高品質を目指すものづくり。

岩手モリヤは、優れた技術者による付加価値の高いものづくりによって高級婦人既製服を製造しています。技術者の育成と併せて、最新の縫製機器の導入による安定した品質の確保にも取組み、アパレル工場の最先端を目指します。

企業のこれまでとこれから

御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。

縫製業は社員の9割が女性のため、優秀な人たちが地元に戻っても役職について働けるようにと、1974年にモリヤ洋装(本社東京)の誘致企業として岩手県久慈市に進出しました。久慈市に進出していた他の企業は徐々に去っていきましたが、私たちは地元地域に根付く企業を目指すため1988年に社名を「岩手モリヤ株式会社」として独立しました。独立後すぐ視察したイタリアでの展示会をきっかけに、世界に通じる服作りに取り組むことを決意し、帰国後すぐに新工場の設計と技術者の育成を始めました。現在は「いわて女性活躍認定企業等」として県に認定されたり、「地域未来牽引企業」や「次世代を担う繊維産業企業100選」に経済産業省から選定されたりしております。

御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えて下さい。

高付加価値のものづくりをすることを目指し、高い技術力を維持・発展させるための人材育成や、アイロン工程といった仕様書にないことを付加することで着た時に他社との違いを実感していただける服作りに取り組んでいます。外注を一切使用しない完全内製化の一貫生産にいち早く切り替え、IoT導入やデジタル化により人の経験や勘、テクニックに頼らない安定した高品質なものづくりに取り組んできました。また東日本大震災の経験から自らが電気や水の大切さを感じ、被災後はできることから積極的に省エネ活動にも取り組んでいます。人材育成の一環として国家検定の取得を推進しており、毎年洋裁技能士が誕生していることも弊社の強みです。今後の展望としては、機械の導入も進めつつ、引き続き人材育成にも力を入れていきたいです。

企業から見た地域の魅力について

御社から見た岩手地域の魅力について教えて下さい。

弊社の本社が位置する岩手県北は縫製業が集積しており、弊社のような高級婦人既製服だけでなく、他社では紳士服や子ども服、作業着、武道具等の様々なアイテムが数多く製造される地域です。1つのアイテムに特化しておらず、さらにコンペティターでもない縫製業地域は全国で見てもなかなかありません。繊維産業が減少していく中、この地域が現在もなお縫製業が続けられているのは個社の技術レベルが高いところにあります。また、北いわての繊維産業が地元とともにより発展していくために「一般社団法人北いわてアパレル産業振興会」を立ち上げ、縫製業者同士の横のつながりを大切にしながら、全国に「アパレルの聖地北いわて」の名を広めていけるような活動をしています。

企業が求める人材像について

御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。

未経験者であっても、社内での研修や技術者からの指導によって高い技術力の習得を目指す人や、国家検定等の取得に前向きな人を募集しております。大半が未経験の方なので、何事に対しても一生懸命取り組む姿勢のある人を求めています。一生懸命取り組む姿勢をもつことでその人自体も成長できると考えております。また、労働集約産業で人の輪の中で仕事をしなければならないため、挨拶や笑顔、健康など基本的なことができ、明るく取り組める人も募集しております。ただ働くだけでなく、働きながら縫製の技術が身につけられ資格も取れる、そして女性が末永く働けるという魅力ある産業であるということをお伝えしたいです。

ひとを知る

代表取締役社長 
森奥信孝

文化服装学院卒業後、㈱モリヤ洋装(本社:東京)の久慈工場に入社。昭和63年1月に岩手モリヤ株式会社を設立。代表取締役社長に就任。同年、現在の工場用地を取得し、増築等を経て現在に至る。これまで、経済産業省産業構造審議会や岩手県総合計画審議会等で委員を努めた他、現在は(一社)北いわてアパレル産業振興会の代表理事や東北六県縫製団体連合会の副会長を努めるなど、繊維産業の発展のため様々な活動を実施している。

SDGsへの取り組み

  • 【5】従業員の9割が女性であり、女性が働きやすい環境づくりに取り組んでいるほか、社内のリーダー層のほとんどが女性です。
  • 【8】人材育成や最新の縫製機器の導入等により、高付加価値化や品質の安定化に取り組むほか、生産性向上にも取り組んでいます。障害のある方の雇用にも積極的に取り組んでおり、縫製工程等において活躍しています。
  • 【12】持続可能な産業を目指し、IoTの活用やデジタル化の取組みを通じた効率化により、製造過程で発生する生地等の廃棄の無駄を減らす取組みや、直間比率を向上させ、無駄を排除した生産工程の実現に取り組んでいます。

企業プロフィール

企業名岩手モリヤ株式会社
所在地028-0001
岩手県久慈市夏井町大崎13-3-3
創業年1988年創業
代表者代表取締役社長  森奥信孝
事業内容
  • 高級婦人既製服製造業
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