企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
1922年現在の姫路市東駅前町に「蔦工作所」を創立し、機械部品の制作や修理を始めました。1927年頃から自動車社会となり、自動車の部品製造・修理を手がけるようになりました。その後、造船や航空機の部品にまで幅広く行うようになり、1943年には川崎航空機株式会社へ航空機の部品の納品を開始。1949年には、社名を「蔦機械金属株式会社」に改称しております。1957年には、ダイカスト鋳造を開始し、1968年には三菱電機株式会社との取引も始めました。その後、ダイカスト工場及び機械加工工場の増設を行い、現在は本社工場・白浜工場、そして2022年に新設した広畑工場の3工場での生産体制を構築しております。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
2016年より、自動車の電動化部品の量産に向けた技術開発を開始したことが弊社の大きな特徴です。こちらは弊社初の取り組みのため、ダイカスト技術の最先端であるドイツの技術を参考にすべく、ドイツの博士との協同開発の協力を経て、試作・評価を行いました。最初は規格をクリアできずに四苦八苦しましたが、最終的には量産・納品へと繋がり、2020年にはその電動化部品の本格的な量産体制に対応するために、広畑工場を新設いたしました。現在も安全・人・環境を考慮した働きやすい工場を設計し、稼働を行っております。また、広畑工場では異種合金を使用した高強度・伸び・接合可能な製品の開発も行っており、蔦独自の材料・製品を制作し、お客様のニーズに対応できる工場を目指しております。

企業から見た地域の魅力について
御社から見た兵庫地域の魅力について教えてください。
姫路市は、世界文化遺産の姫路城を中心に、歴史と自然が融合した魅力的な地域です。白鷺城とも呼ばれる姫路城は、その美しさで訪れる人々を魅了します。また、書写山圓教寺や家島諸島など、自然豊かな観光スポットも点在しています。さらに、灘エリアでは酒蔵巡りが楽しめ、夢前町では温泉でリラックスできます。姫路市は、播磨臨海工業地帯の中心地として知られています。この地域は、瀬戸内海に面しており、広畑工業団地、飾磨工業団地、白浜工業団地、網干工業団地などが存在します。鉄鋼業、化学工業、機械製造業などの多様な産業が集積しており、日本有数の製造業拠点となっています。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
モノづくりに興味がある方はもちろんですが、製造業はどうしても繰り返しの作業が多くなります。そのため、忍耐力があり、周囲の人たちと協力を行うチームワークも求められます。溶けた金属を成形する鋳造作業では、不良品を造らない為の条件を見極める力が求められ、その鋳造された製品を精密な機械加工を行い、お客様の要求する品質の作り込みをする、非常に丁寧で慎重な作業が試されます。また、時代とともに設備・製造技術も新しくなるため、技術の習得に意欲的に取り組める方が活躍できる環境です。

ひとを知る

代表取締役社長
蔦 昌樹
甲南大学卒業後、サンフランシスコ大学に留学し経済学を学ぶ。1984年に他社へ就職するが、1991年に弊社に入社。以降金型事業の業務を中心に携わり、2004年には3代目の社長に就任。業界の加入団体である、「日本ダイカスト協会」では、理事・副会長を歴任し、2025年からは会長として協会のTOPとなり、これからのダイカスト業界を牽引する。
SDGsへの取り組み
- 【3】健康経営優良法人を3年連続にて認定.従業員の働きやすい職場づくりを目指しています。時間外の削減、育児・介護休業にも力を入れています。
- 【7】広畑工場では最新の設備を導入し、省エネ・生産性の効率UPに努めています。太陽光発電、廃液の削減、切粉のリサイクルにも一工夫しています。
- 【9】既存のものに拘らず、あらたな原材料から高精度な製品づくりを目指すべく、技術開発に取組み新たな可能性を模索しています。
企業プロフィール
企業名 | 蔦機械金属株式会社 |
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所在地 | 〒670-0996 兵庫県姫路市土山一丁目4番8号 |
創業年 | 1922年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 蔦 昌樹 |
事業内容 |
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