創業当時の1961年は半導体はまだ黎明期で、電子回路も自作する時代でした。そんな中、インテル製の4ビットマイクロチップ「4004」が登場し、エレクトロニクス製品が徐々に世の中に浸透し始めます。
弊社はこれらの新しいエレクトロニクス部品をいち早く活用し、OSがない時代から基板製作を始めました。そしてマイコンやFPGAによる制御ソフト技術、機構技術を用いて独自に研究開発を進め、キャッシュレジスター・タイムレコーダー・通信機器・金融機関向けの管理機・業務用プリンターなど、様々な業務用機器を製造・販売してまいりました。

弊社のラベルプリンター事業は30年以上にわたり、開発・製造・販売を続けてきました。OEM向けのモノクロラベルプリンターは国内の有力プリンターメーカーと協業し、特徴ある定着方式で高評価を受けています。
また国内向けの自社製フルカラーラベルプリンターは、レーザー方式の高い適応力を活かしてさまざまなラベル用紙に対応できるのが特徴です。特にGHSラベルが必須の化学品メーカー様においては、多品種小ロット向けのラベルプリンターとして大企業をはじめ多くのお客様にお使いいただいています。
そして化学品による事故や健康被害を減らすことを目的とした世界共通のルール「GHS」（Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals）では、世界中で化学品の危険性や有害性を同じ基準で分類し、ラベルや安全データシート（SDS）に統一された表示をすることが定められています。しかし、国連GHS・JIS規格や世界各国の規格、労働安全衛生法などの様々な法規・法令が毎年のように改訂・改正されているのが現状です。弊社の顧客である化学品メーカー様は、これらの法規・法令に対応する必要があり、迅速かつ適法に対応できていない、または対応に非常に苦労されています。そこで、弊社ではGHS対応をより適法かつ迅速に行えるような製品・システム開発に取り組んでいます。SDSやラベル発行ソフトを含めたGHSラベル作成システムを最新の技術を取り入れてより業務効率化するシステムを提供することで、化学品メーカー様の負担軽減に貢献していきます。

兵庫県は尼崎市から赤穂市までの臨界地域に多くの製造企業が集まっており、物を製造する環境が良い所です。また、気候も温暖で暮らしやすく都市生活の便利さや自然、歴史の豊かさを感じることができます。私たち日本エレクトロニクス工業株式会社は、創業以来、兵庫県尼崎市の阪神出屋敷駅近くに拠点を構え、事業を展開してまいりました。この地域の魅力は、下町情緒あふれる 活気 と、利便性の高い住環境 が融合している点です。阪神出屋敷駅は、大阪梅田や神戸三宮へのアクセスも良好で、通勤にも便利です。駅周辺には、昔ながらの商店街やスーパーマーケット、飲食店などが軒を連ね、生活に必要なものが揃います。緑豊かな公園も多く、子育て世代にとっても暮らしやすい環境です。歴史と新しさが調和するこの街で、私たちは地域に根ざした企業として、地域経済に貢献できるよう日々努力を重ねています。
従業員にとっても働きやすく、暮らしやすい環境が魅力です。仕事帰りに商店街で買い物を楽しんだりと、ワークライフバランスを充実させることができます。これからも地域と共に発展し、社会に貢献できる企業を目指してまいります。

私たち日本エレクトロニクス工業は20名ほどの少数精鋭で構成された、モノづくりに情熱を燃やす技術者集団です。
ハードウェアはもちろん最新のソフトウェア技術も積極的に取り入れ、ハード・ソフト両面から自社製品を開発しています。そして少数精鋭だからこそ1人ひとりが自発的に考え、行動することが重要です。指示を待つのではなく、自ら課題を見つけて解決策を探し、技術を磨き続ける意欲のある方を求めています。営業職においてもお客様のニーズを的確に捉え、最新技術を駆使した提案で課題解決に貢献できる方を歓迎します。