企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
1945年に祖父が神戸市中央区で創業し、社名を「有限会社中央印房」と名付けました。日本経済の発展とともに企業からの受注も増え、三宮センタープラザにも出店いたしました。職人の育成にも注力し、後に独立するまでに育てあげながら企業や個人の信用の証である印章の技術を3代にわたって継承しております。2017年に現店舗に移転したことを機に事業内容を見つめ直し、印章専門店として再スタートいたしました。競技会への出品も同時期から開始し、「大阪府知事賞」や「全国大競技会 銀賞」を受賞。現在は大臣賞の受賞を目指して邁進中です。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
厚生労働大臣認定の一級印章彫刻技能士である自覚を常に持ち、印章の本来の良さを消費者に知っていただくために店舗やウェブでの展開も行なっております。世間では「ハンコ離れ」のイメージが強まっておりますが、ハンコでないといけない場面はまだまだ多く、今後増えていく相続にも実印が必要です。実印登録印や法人登記印は一級技能士でないと作れないように、業界全体で印章の価値を見直す時期だと感じております。印章技術は伝統工芸に近く、一人前になるのに10年以上はかかりますが実印登録制度は住民登録と表裏一体であること、そして託された責務を自らに課し、印章の文字の歴史を学び、長く技術を高めてきた職人のみが制作すべきものです。今後もこの理想形に近づけるよう尽力いたします。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た兵庫地域の魅力について教えて下さい。
兵庫県は本州端以外では唯一、日本海と瀬戸内海と2つの海がある県です。海と山の両方に恵まれ、多種多様な産業が発展しております。交易によって海外の文化も取り入れた街並みにも魅力があり、「神戸市」というブランドは誰もが知るほどに強いブランドであると思います。さらに衣食住の全てが揃い、京都・大阪にも近く関東地方・九州にも同じ時間で移動できるため、自然風景・利便性のどれをとってもこれ以上無い素敵な街です。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
印章店の経験がある方はまずいないでしょう。しかし、難しく考える必要はありません。皆さんそれぞれのスキルが役立つ場面が弊社にはたくさんあります。強いて言えば、経理事務の経験があり、ともに長く弊社を支えてくださる方にご応募いただきたいです。さらに弊社ではネット販売にも注力しており、今後はSNS展開も積極的に進めていきたいため、HPやウェブマーケティングに明るい方も募集しております。そのため、ウェブデザイン経験があり、経理事務もこなせる方はピッタリです。印章は伝統文化であり、工芸や芸術にも近いため、じっくりと仕事ができることが1番大切だと考えております。このような分野に興味があり、ものづくりに携わることにやりがいを感じられる方のご応募をお待ちしております。
ひとを知る
代表取締役
小林開
多摩美術大学で油画を専攻し当初は画家を目指して個展や展覧会を多数催していたが一転、卒業から約2年後に就職。印刷部門を任され、軽オフセット印刷でイラストレーターを用いて版下を作っていたこの時代に画像処理・版製作を独学で学ぶ。その後、花入り印影の「花はんこ」や実用印章製造を機械彫りで開始。手彫り競技大会の印譜を見た際に素晴らしい作品の数々に感銘を受け、「手彫り」の印章に魅了されたことから、技能検定で二級・一級と国家資格を取得し全国技能グランプリに出場するまでに至る。現在は印章の重要さの啓蒙に加え、「サイン等と印章のダブルセキュリティ」で日本独自の信用のあり方を提唱中。
SDGsへの取り組み
- 【4】ものづくり体験事業で定期的に児童達にハンコ作りを体験してもらい、将来のものづくり候補生育成に寄与しております。
- 【11】 実印登録制度や法人登記を正しい印章づくりで支え、不正捺印による犯罪・損害機会が「0」に近くなるよう貢献し、安心して暮らせる社会に寄与します。
- 【12】 正しい文字・形式で印章をつくり、捺印による責任を啓蒙し続けることにより、つかう(捺す)責任の認知度向上に寄与します。
企業プロフィール
企業名 | 有限会社中央印房 |
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所在地 | 〒651-0063 兵庫県神戸市中央区宮本通4丁目1-4 |
創業年 | 1945年創業 |
代表者 | 代表取締役 小林開 |
事業内容 |
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