企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
1925年に染色業として創業し、戦後1949年に法人化。順調に成長を続ける中で工場が火災で焼失し、染色業再建は困難を極めました。
そこで事業転換を余儀なくされ、工場跡地を貸倉庫業に活用。さらに1984年には工場跡地に工房併設のゴルフ練習場「GOLF CITY」を開業し、これが転換点となりました。
利用者獲得を目指し、工房技術を磨き信頼を獲得。2002年には西宮市へ本社を移転し、ショップ・工房・レッスンの複合施設へと拡充。2025年には大型リニューアルを実施し、工房・レッスン・24時間インドアを備えた新施設へ進化しました。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社の強みは、徹底したリスク分散に基づく安定した事業モデルにあります。ゴルフ事業では、工房・レッスン・24時間インドアゴルフの三本柱がいずれも高水準の品質で、収益の柱となっており、他社のように一部が主力で他は付随的という形ではなく、それぞれが柱として成立しています。同時に、各事業は相互に顧客を循環させる仕組みを持ち、シナジー効果を発揮。さらに不動産賃貸業の安定収益も背景にあり、仮にゴルフ事業全体が不振でも全体をカバーできます。こうした盤石なリスク管理体制があるからこそ、良心的な料金設定と積極的な攻め(挑戦)の経営を可能とし、持続的な成長を実現して、ゴルフ事業はもちろん、今後は様々な事業で多角化していく方針です。

御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
弊社は兵庫・西宮を拠点に「地域と共に育つ会社」を目指しています。ゴルフ事業では、初心者や女性・ジュニア層の利用を推進し、健康増進や意志形成を通じて地域の活力向上に貢献してきました。工房では複数ブランド横断の提案力と職人技術に最新測定機器を組み合わせ、高精度なフィッティング(クラブ診断)を実現しています。
また、ゴルフは年齢や性別を問わず楽しめる一方、費用面などから若年層や女性にとって参入障壁が高いスポーツでもあります。だからこそ、インドアゴルフや良心的な価格で気軽にクラブを試せる環境を整え、まずは楽しむ場を知っていただきたいと考えています。今後も地域企業と連携し、スポーツ文化と技術革新の両面から地方創生に寄与します。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
弊社の魅力は、工房・レッスン・インドアゴルフの3軸に幅広い経験を積めることです。関西最大規模の工房技術やツアープロによるレッスン、最新設備を活用したインドア事業など、他社にはない成長機会があります。新卒・中途ともに採用を行っており、専門知識や経験の有無にかかわらず、学ぶ姿勢と挑戦心を持つ方を歓迎しています。募集職種はクラフトマンやフィッターと呼ばれる工房職人、受付・SNSを管理する広報受付、事務職が中心で、欠員時や事業拡大時に充足を図っています。自ら考え、行動し、お客様に喜びを提供できる方にとって、大きなやりがいを感じられる環境です。

ひとを知る

代表取締役社長
太田晃平
関西大学大学院理工学研究科を修了後、2016年に住宅設備メーカーへ入社し、製品開発・研究業務に従事。2022年に家業へ戻り取締役に就任。2024年にはゴルフ事業の大型リニューアル計画を立案・実行し、2025年に西宮で関西屈指の独自モデルとなるゴルフ施設をリニューアルオープン。創業100周年を迎える企業として、伝統を守りつつ、多角化経営を目指し、新たな挑戦を続けている。
SDGsへの取り組み
- 【3】老若男女・初心者からアスリートまで、幅広く門戸を開き、誰もが健康増進できる環境を提供します。
- 【5】女性向けフィッティング(クラブ診断)の推進や体験キャンペーンを定期的に開催し参入障壁を低減しています。
- 【9】工房技術と測定機器を融合し高精度フィッティングを実現。クラブ修理を通じて長く使える循環型利用を推進しています。
企業プロフィール
企業名 | 太田染工株式会社 |
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所在地 | 〒662-0965 兵庫県西宮市郷免町1-14 |
創業年 | 1925年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 太田晃平 |
事業内容 |
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